タイトル 007 スカイフォール (2012年 イギリス/アメリカ)
監督 サム・メンデス
主演 ダニエル・クレイグ
鑑賞日 2015年12月30日
一言 残念な出来だったシリーズ23作目。
シリーズ50周年記念作、クレイグ・ボンドも3作目、という事でスベる要素は無いと思ってたんですけどね。

一番の不満点は敵のショボさかな。
基本的には私怨なのよね。
元MI6の諜報員が、かつての上司に恨みを抱いてってのが発端。
なんだかねぇ、内輪で解決してくれよ(苦笑)
現代の「テロ社会」を考えて、敵は国家でも組織でもない、みたいな風にしたかったんかな?

あとね、所々ツッコミ入れたくなる箇所があってね。
何もかも甘いのよね。
簡単にハッキングされるし、簡単に逃げられるし、簡単に見つかるし。
そんなにツメ甘くて良いの?って場面が多数。
最初のボンドと敵が揉み合いになってる中、誤ってボンドを撃ってしまうってシーンも・・・。
無線で連絡取り合っててんから、撃つ前に離れてもらうとかさ、色々方法はあったやん。。

秘密兵器もボンドにしか撃てない銃とか居場所お知らせ装置とか、007的に秘密兵器と呼べない範疇のものでした。
このご時世のGPSにしてはデカすぎるやろ(笑)

時代を感じたと言えば、MもQもマネーペニーも刷新された事。
特にQは若いオシャレボーイみたいになって、違和感ありありやわww
マネーペニーも元諜報員の黒人女性という、今までに無いアクティブさ。
これが現代社会、って感じですね。

唯一良かったのは、冒頭のバイクによるチェイス。
屋根の上をバイクで追いかける絵は格好良かった。
あんな細い道をハイスピードで駆け回って事故らない訳ないのですが、あの絵は上手く撮れてましたね。
そしてそこからのオープニング、でOPも良かったし出だしは好調やってんけどなぁ・・・。
個人的評価 50点