タイトル ラスト・デイズ (2013年 スペイン)
監督 ダビ・パストール
アレックス・パストール
主演 キム・グティエレス
鑑賞日 2016年1月6日
一言 設定はそれなりに良かったと思うのですが、残念な結果に終わりました。
イマイチ素材を活かしきれなかったよね〜。

「広場恐怖症」という病気が全世界的に起こってしまった未来社会。
簡単に言うと、全員引きこもりになるんですわ。
70億人総ニート時代の誕生ですよ。

家の外から出ると死ぬ、建物の外から出ると死ぬ、って状態なので社会インフラも当然死にます。
水が出なくなる、電気も止まる、食糧も無くなる、となるとどうなるか。
まぁいつものお決まりパターンです。
暴動、略奪、殺人etc

なんですが、この映画ではそこまでそういうシーンは深くは描かれず。
メインは主人公の恋人探し。
微妙にケンカ別れ状態のまま離れてしまった、という悔いもあってか主人公は懸命に探すのです。
時には協力者を罵倒し、自らの欲求を優先するぐらいにね。

そんな事もあって、あまり感情移入出来ない状態。
更にはテンポも悪くグダグダ進んでいく展開に正直ノッてはいけず。
危機的状況のわりに、あんまり皆ピリついてないしな(苦笑)

最終的にはタイミング良く産まれた子供が何故か外に出ても大丈夫な子という謎設定。
そんな少年が世界を救いに旅立ちました、的な流れでフィニッシュ。
う〜ん、微妙www

大体さ、ニートな彼らが子供をあそこまで大きく育てられるのか、と。
家の中で野菜育てたりしてたけど、中々厳しいやろ。
あと子供がヨチヨチ歩き状態の時に外に出たシーンがあったけど、あんなん絶対止めなアカンやん。。。
生後数ヶ月で死んでしまうトコやねんからさ。

そういうのも含めて、ちょっと色々残念やったなー。
個人的評価 50点