タイトル ディスクロージャー (1994年 アメリカ)
監督 バリー・レヴィンソン
主演 マイケル・ダグラス
鑑賞日 2015年12月28日
一言 意外に面白かった。
期待してなかったからか、なんなのか知らんけど。
後半グイグイ来たね。

20年以上前の映画って事もあって、随所に時代は感じた。
テーマが「逆セクハラ」ってのもそう。
女上司から迫られ、それを断ったら左遷を言い渡された主人公。
むしろセクハラをされた、と加害者にされてしまった主人公。
そんな彼の逆襲劇がメインです。

途中の口上が良かったね。
とりあえず謝って示談で済ませればと言われた事に対して
「妻との仲を引き裂かれ、仕事も家も失い、それで謝れだと?」
「暴行犯と呼ばれて謝れか? ふざけるな!!!」
このあたり熱かったね。
ホンマその通りやわ。

今では「逆セクハラ」があっても、別にニュースにもならないやろうけど、この時代は誰も信じてくれなかったやろうしな。
しかも美人上司という事で、デミ・ムーアが演じてるしね。
主人公は、このムーアに仕事のポジションを奪われた、という状況だったので状況証拠的にも不利だった訳ですし。

で、後半はこれが全て仕組まれた罠でしたよ、っていう流れ。
面白かったのは、主人公を陥れる事と逆セクハラの繋がりが見えなかったから。
どういう流れで持っていくのかな〜とワクワクしましたよ。
この時間帯が一番面白かったね。

で、結論としては「よくわからないまま終了」でありました。
私がバカなのか、そもそもそんなにリンクしてなかったのか。
う〜ん、イマイチ判らんかったなぁ。

そもそも主人公をハメたい理由が不明なのよね。
何故彼が邪魔になったのか。
主人公が悪さしてるような場面とか無かったからな〜。
上層部にとって「優秀すぎて鬱陶しい」みたいな所も無かったし。

あとワザワザ合併話とかで社外の要人が来てる場面で糾弾する意味も無いよね。
内輪モメなんて、相手の会社からしたらマイナスでしかないし。

だから粛正しようってんなら他にやり方あったやろ!ってのがツッコミ所の1つ。
必然性が正直見い出せなかったんよ。

まぁこの会社の最新システム、「ヴァーチャルリアリティ」は凄く時代を感じたねww
ケータイ電話を絶賛してる所とかも。
これがWindows95以前の世界の話ですよ。
ムーアもコマンド打ってPCのファイル消してたもんなぁ(笑)

ちなみに音楽は、あのモリコーネが担当。
個人的評価 75点