タイトル

キャビン (2011年 アメリカ)

監督 ドリュー・ゴダード
主演 クリステン・コノリー
鑑賞日 2015年7月2日
一言 既視感あふれるホラー映画、かと思いきやチョット違ったね。
ただね〜、ズルい面もあるwww

簡単に粗筋を書くと、山奥の別荘に遊びにきた大学生らしき男女5人組。
楽しく過ごしてましたが、謎の地下室を見つけた事をキッカケに1人また1人と襲われ・・・。

っていうね、観た事ある感じでしょ?
殺されていく若者達を映し出したモニターを見る職員達の様子は、物語の最初から描かれておりました。
ああ、また殺人ゲームの生放送系か、と。
悪趣味な金持ちに見せる為のやつか、と。

ところがどっこい話はSFというかオカルト要素を絡めてきましてですね。
この近代社会にも生贄が必要だとか。
血で悪魔を収めないといけないだとか。
それやったら、もっと効率的な方法あるやろ!ってツッコミは無しの方向でね(笑)

まぁ監督としたらホラー映画界に一石を投じたつもりなんでしょう。
大体のホラー映画ってこんな感じですよね?っていう流れを散々見せ、職員達に皮肉らせてましたから。

ただね、最初にズルイと書いたのは結局そこで終わってる事なんですよ。
言い訳がましいというかね。
例えば歴代のホラー映画の悪役だったりモンスターだったりをフル出演させたラストシーン間際。
「パロディですよ」「皮肉を込めてるんですよ」っていう大義名分で出してますが、言い方を変えればただのパクリ。
そう、言うなればこの映画自体に新しい切り口は一切無いんですよね。
ハリウッドの王道パターンをワザと見せてる、っていうのが新たな手法だとでも言いたいかもですが、そこは違うんじゃないかと。
個人的評価 65点