タイトル

スリーデイズ (2010年 アメリカ)

監督 ポール・ハギス
主演 ラッセル・クロウ
鑑賞日 2015年2月28日
一言 「すべて彼女のために」(フランス)のリメイク版だそうで。
いや〜ハラハラしたよ、流石はハリウッドやわ!

ジャンルとしては脱獄もの?
でもこれは「脱獄させる」パターンのものです。
妻を「脱獄させる」夫の話。

殺人で投獄されてる妻を無実と信じて疑わない夫。
物語としては妻が本当に無実かどうかは伏せたまま進みます。
こういう演出も上手いな、と思ったね。
冒頭で「妻は無実ですよ」っていうのを明確にしちゃうと、ハッピーエンドしか想像出来ないけど。
そうじゃなかったので。

で、この夫ってのが完全に普通の人なのよ。
一般ピープルなのよ。
脱獄の仕方、とか鍵の破り方とかをググって対策立てるようなね。
観てるこっちとしては絶対に失敗するだろう、って要素がプンプン。
途中に立てた小さな計画もことごとく失敗していきます。
このままやったら夫も計画失敗でムショ行き。
おいおい残された子供どうなんねん?ってなもんよ。

と、まぁそんな状態で脱獄計画は実行され、ツッコミどころはありながらも成功を収めるのです。
うん、実際はあんな上手くはいかんやろうけどね。
でも奇跡的な演出も無しで、なんか上手くいったのかも、と思わせた脚本力は見事。

親子3人ベネズエラに逃亡したのはエエけど、これからどうすんの?
という疑問もありつつ、お開きです。
あー、ドキドキした。
「アルゴ」でもそうやけど、空港の出国シーンは毎回ヤバいわ。
個人的評価 80点