タイトル

R100 (2013年 日本)

監督 松本人志
主演 大森南朋
鑑賞日 2014年11月5日
一言 松本人志の4作目。
今までの3つも世間的には決して評判は高くなかった。
ただ個人的には「今まで観た事が無い映画」という部分を評価し、見続けてきた。
なんせ私が映画をあまり観なくなった理由は「マンネリ」ですからね。

これどこかで観た事あるような〜、ってのばかりになって観なくなったので。
そういう意味では、松本人志の作品は決して面白くはないものの新鮮味はあった。
驚かされる要素はあった。
それが唯一評価出来る所でした。

そして今作。
ハッキリ言って駄作。
非常につまらなかった。
途中で観るのがしんどかった。
良かった点は、今まで通りの新鮮味のみ。
確かに今回も他と被ってる要素は全くなかったからね。

でも今回は悪い所が多すぎて、唯一の良い所も霞んだ。

ストーリーを簡単に言うと、「日常に入り込んでくるSM」を求めた主人公。
そんなSMクラブに入会はしたものの、あまりにもプライベートに入ってくるので、不快になり・・・。

っていう感じ。
これだけ書くと不条理コメディみたいで期待出来るんですが、実際はそうではなかった。
個人的にSMに嫌悪感があるからかもしれないですが、ひたすら主人公が痛い目にあうシーンの連続は非常に不快。
プレイとして割り切れないですよね、こっちとしては。
子供まで巻き込まれると余計に、ですよ。

途中からはファンタジー要素まで盛り込んできて更に迷走します。
丸呑みとか、全く要らんよね。

あと一番スベってるな〜と思ったのは「R100」自体を劇中劇にした事。
その中で、「つまらない」と登場人物に代弁させるのですが、これが不要すぎる。
松本人志自身も「説明しすぎる映画」って嫌いみたいに言ってなかったっけ、昔。
わざわざ設定のおかしな所を全て言わせてるのがサブいよな〜って思った。

最後のオチもこれまでの4作の中で、一番悪かったかな。
サトエリが寿司潰すシーンが話題になってますが、それも昔ヴィジュアルバムかなんかで観た記憶あったし。

色々と焼き直しのネタもあり、そろそろ限界なんかな〜って思った。

ま、それでも次も観ますが(´Д`)
個人的評価 30点