タイトル アマデウス (1984年 アメリカ)
 
監督 ミロス・フォアマン
主演 トム・ハルス
鑑賞日 2011年9月27日
一言 かの有名な大作曲家モーツァルトの生涯を描いた作品です。
題名はモーツァルトの本名である「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」から。

物語は、モーツァルトをライバル視するサリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)の語りを中心に進んでいきます。
正直モーツァルトの生涯に詳しい訳じゃないので、この映画の話の何処までが本当の話なのかは知りません。
ちょっとググったら、サリエリには「モーツァルト暗殺」の疑いがかかってたらしいですね。
なので、この映画もその路線で進めていったのかな。
結局暗殺を企てわしたけど殺してはいないのは、故人を庇ったのかな。
フィクション前提とはいえ、殺すのは不味いと思ったのかな。

ただサリエリには同情すべき点が多いです。
モーツァルトの天才ぶりを凡人達は本当の意味では理解出来ずにいたが、サリエリには解っていた。
そしてサリエリ自身は、そんな中途半端な自分に嫌気がさしていた。
確かにな−、って思いますよね。
解らないなら解らないで苦しまないですからね。
解ったうえで更に力の差を見せつけられた日には、そりゃぁ恨み妬みも出ますわなぁ。
しかもモーツァルトの憎たらしさといったらね(苦笑)

大変素晴らしい演技でしたよ。
あそこまで馬鹿っぽく見せられるのは、たいしたもんです。
実際のモーツァルトが、どれぐらい馬鹿なキャラだったかは知りませんがね。

3時間という長尺な映画でしたが、モーツァルトの奇行っぷりと、脇を固める陣容の確かな演技力で飽きずに観られましたね。
オペラのシーンは、若干眠かったけど・・・。

ちなみに20分の未公開シーンとやらを加えたデジタルリマスター版を観ました。
そのへんに関しては、オリジナルを未見なのでコメントのしようが無いですがね。
個人的評価 65点