チャンピオンズリーグ アウォーズ14-15

ここでは、14-15CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1 ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2 出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿 論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそフットボール選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」、ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズです から。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

PSG(900分) ポルト(900分) モナコ(900分)
バルサ(1170分)
シリグ ファビアーノ スバシッチ シュテーゲン
ファン デル ビール ダニーロ ファビーニョ D.アウベス
マルキーニョス マイコン ラッジ ピケ
ダビヂ ルイス マルティンス インディ クルザワ マスチェラーノ
マクスウェル サンドロ トゥララン アルバ
マテュイディ カゼミーロ コンドグビア ブスケ
パストーレ H.エレーラ ディラール ラキティッチ
カバーニ J.マルティネス モウチーニョ イニエスタ
ブライミ カラスコ スアレス
       メッシ
       ネイマール
ユーベ(1170分)
バイエルン(1080分) アトレティコ(930分)
マドリー(1080分)
ブッフォン ノイアー ファンフラン カシージャス
リヒトシュタイナー ラフィーニャ ミランダ ヴァラン
ボヌッチ ボアテング ゴディン マルセロ
キエッリーニ ベルナト アルダ クロース
エヴラ シャビ アロンソ コケ イスコ
ピルロ ゲッツェ マンジュキッチ ベイル
マルキージオ ミュラー ロナウド
ポグバ レバンドフスキ
ビダル
テベス       

ベスト8に8シーズン連続で残ったのはバルサのみ!!昨季からの生き残りは5チーム。新顔はポルトとモナコといういつぞやのファイナリストに復活のユーベ。今季も割と継続路線になりましたね。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

ノイアー、カシージャス、シリグ、ファビアーノ、スバシッチ、シュテーゲン、ブッフォン

守護神クルトワ君が抜けたアトレティコ以外の7チームから選出です。
ノイアーは5年連続の選出。

昨季のベストGKクルトワが居なくても、今季もレベル高かったです。
相変わらずの安定感を誇るノイアー。
前評判を覆すパラドンを見せ続けたスバシッチ。
移籍1年目でバルサのポルテーロという重役を担ったテア。
堅守ユーベの象徴であったブッフォン。

この4人の内の誰がベストでもおかしくなかったよ。
本当に甲乙つけがたい。
ですが、その中で2人選べと言われれば、やはりブッフォンとノイアーかな。
どちらもクレである私が敵として戦った際に「嫌だな」と言う印象を受けたプレーヤーです。

ベストはファイナリストのブッフォンで。あのダニのシュートSTOPはエグかったしね。。

右サイドバック

D.アウベス、ファンフラン、ファンデルビール、ダニーロ、ファビーニョ、リヒトシュタイナー、ラフィーニャ

アウベスが7年連続選出です。
他にもダニーロ、ファビーニョ、ラフィーニャとブラジル人が多いですな。
昨季の不調を挽回する活躍だったと。

このポジションも激戦区です。
リヒトシュタイナーの運動量も捨てがたいし、ダニーロもマドリー行きが決まるほどの活躍でした。
ラフィーニャもペップの信頼を勝ち取ったしね。

ただ、まぁ今季はダニさんかなぁ。
彼なくしてトリプレーテはありえませんでした。
レオとの右サイドでの呼吸も抜群。文句無しでしょう!

センターバック

マスチェラーノ、ピケ、ボアテング、ミランダ、ゴディン、マルキーニョス、ダビヂルイス、マイコン、インディ、ラッジ、ボヌッチ、キエッリーニ、ヴァラン

マスチェとピケ、ミランダとゴディン、そしてボアテングが2年連続の選出です。
でもボアテングはメッシに転がされたイメージが大きいよね(苦笑)
そういう意味で言うと、ダビヂルイスもスアレスに2回股抜きされたイメージが強い。
インディもシーズン終盤は不出来だったらしいので、選外かな。観てないけど。

個人的にはユーベではキエリーニよりはボヌッチかな〜。
同様にバルサではピケよりもマスチェラーノ。
アトレティココンビは今季も悪くはなかったけど、昨季のインパクトが強いからどうしても見劣りしてしまう。
マルキーニョスは観た試合では頑張ってたけど、まだまだ「ベスト」に入ってくる出来ではないな。
ヴァランも同様で、アンチェロッティでも使ってもらえるようにはなったけど、そこまでではなかった。
彼も最初のインパクトの方が強いな。

って事でマスチェラーノとボヌッチで。

左サイドバック

マクスウェル、エヴラ、サンドロ、クルザワ、アルバ、ベルナト、マルセロ

マクスウェルが3年連続の選出です。
これは純粋に嬉しい。
バルサから出ても一線で戦ってるってのがね。
元々アヤックス時代から好きな選手やし。
今季も良い出来だったと思いますよ。

エヴラは昨季はユナイテッドからのエントリーでしたが、今季はユーベから。
加入当初は控えが濃厚と思ってたんですが、アサモアの怪我もあってスタメン勝ち取りましたね。
ま、そんなに良かったとは思わんけど(苦笑)

ポルトのサンドロは良い評判ばかり聞きますが、う〜んそんなに良かったかなー。
ベルナトの方が質は高かったと思うけどなぁ。
マルセロは個人的には論外なので、アルバかベルナトかなと。

アルバも良かったけど、今季はベルナトかな。
フィット感と共に、スムーズな攻撃参加、守備への奔走も素晴らしかった。

守備的ミッドフィルダー/ボランチ/センターハーフ/攻撃的ミッドフィルダー

マテュイディ、ブスケツ、イニエスタ、クロース、カゼミーロ、エレーラ、トゥララン、コンドグビア、モウチーニョ、ラキティッチ、ピルロ、マルキージオ、ポグバ、ビダル、シャビアロンソ、イスコ、パストーレ

マテュイディとイニエスタが3年連続の選出です。

シャビアロンソは前半戦は良かったけど、後半戦はトーンダウンした感じ。
それは彼と入れ替わりでマドリーに入団したクロースも同様でね。

カゼミーロやコンドグビアの評価がすこぶる高いのですが、これは元々彼等の評価が一時期下がったからってのも要因としてあるでしょう。
決して大きな期待を背負ってポルトやモナコに入団した訳ではないので。
真価を問われるのは再びビッグクラブでの挑戦となるであろう来季かな、と。

ユーベのカルテットは強力で、決勝進出の立役者でもあるのですが個々を見るとインパクトは弱い。
4人が4人共もっと良かったシーズンあったよね、って感じ。

イスコは怪我のモドリッチやハメスの穴埋めはこなしてましたが、良い時と消えてる時の波が相変わらず激しいな〜って印象。

って事でベストですが、まずブスケは間違いなしです。
彼の中盤の底での安定感こそがビッグイアー獲得の要因となりました。

それから遂に殻を破った感じもあるパストーレね。
元々の才能から考えたら遅すぎるぐらいやけど、いよいよ本領発揮かな。

後はマテュイディって言いたい所やけど、彼に関しては過大評価的な気もするのよね。
各所から絶賛の声を聞きますが、そこまで良かったかな、と。
まぁ他のメンツに比べたら良かったかな。

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

ネイマール、コケ、カバーニ、ベイル、ロナウド、メッシ、ブライミ、カラスコ、ゲッツェ、ミュラー、アルダ

メッシが8年連続、ロナウドが5年連続の選出です。
メッシは昨季まではCF部門でしたが、今季はこっちに移動です。

で、ここに関しては議論の必要は無いでしょう。
なんせ得点王の3人がいますからね。
メッシ、ネイマール、ロナウド。
彼等がベストな3人です。
他の選手達も、まぁそこそこは頑張ってましたが、ちょっと比較にすらならないですね。

センターフォワード

レヴァンドフスキ、J.マルティネス、スアレス、テベス、マンジュキッチ

レヴァンドフスキが3年連続の選出です。

ここもやはり皆さん結果を残した選手ばかりですね。
ジャクソンはポルトを牽引し、スアレスも出場停止処分に負けじと後半は大活躍。
マンジュキッチ、レヴァンドフスキも移籍1年目で結果を残しました。

ただベストとなると、ここは即決でテベスです。
ドルトムントを沈めた試合がインパクト大かもしれませんが、全体的に働いてたと思いますよ。
準決勝2試合と決勝ではモラタに主役の座を渡したみたいな格好に捉えられがちですが、FWの中心はテベスでしたからね。
審議の必要もなく選出に値します。

フォーメーション図

            ブッフォン

アウベス  ボヌッチ   マスチェ    ベルナト

            ブスケ

      メッシ      パストーレ

 ロナウド                ネイマール

            テベス

5年連続でのベスト11入りはロナウドのみです。
FWに優秀な人材が多くてバランス悪いですが、外せない選手を入れていくとこうなりました。
ベストイレブンっぽくて良いんじゃないですかね(^_^;)

次におまけでベンチ入りの7人(CLのベンチ入りメンバーも7人だから)を選んでみました。

SUB

GK ノイアー
DF マルキーニョス
アルバ
MF マテュイディ
シャビアロンソ
ビダル
FW スアレス

 

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

10得点 メッシ
ネイマール
ロナウド(PK3)
9得点 L.アドリアーノ(PK3)
7得点 スアレス
テベス(PK1)
ジャクソン・マルティネス(PK1)
ミュラー(PK4)

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない(ですよね?)ですが、まぁUEFAが提示してるデータが以下です。

6アシスト メッシ
5アシスト イニエスタ
4アシスト ロナウド
セスク
コケ
シュバインシュタイガー
ダニ・アウベス

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

ノミネートの中から、という事であればコンドクビアとかカラスコとかのモナコ勢かなぁ。
両者ともに大活躍だったので、来季のメガクラブ行きは間違いないでしょう。

なのですが、表彰する程の活躍ではなかった。
となると、個人的にはベストイレブンにも選んだベルナトが第一候補ですよね、やっぱり。
ホントに、自分の中でのお気に入りってだけかもしれんけど(笑)
好きなタイプのサイドバックなんです、スイマセン。。

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

ブッフォン、ピルロといったベテランの活躍で決勝まで辿り着いたユーベ。
この賞の重要性が証明されたかな(笑)
ベテランも大事ですよ、ベテランも。

で、ベストは誰かと言うと、やっぱブッフォンですよ、ブッフォン
37歳って、こんなに若いんだ・・・。
って事が解りましたね。

あとね、例年このコーナーでは引退する選手をクローズアップしてきましたが近年はヨーロッパのシーンからの「引退」=「現役引退」じゃなくなってきたね。
例えば今季ならチャビやジェラード、ランパード、ドログバといったあたりが表舞台からの「引退」を表明しましたが、現役は続行します。
(テベスやピルロもその流れに乗る!?)
いわゆるアジアやアメリカに流れて行くのです。
で、今季ホントの引退を表明したデルピエロやアンリなんかは、正にそのパターンですからね。
リオ・ファーディナンドはイングランドの地でのプレーのみで現役引退となりましたが、こういうのがむしろ珍しくなっていくのかなぁ。
ファンとしては、現役を長くでも続けてくれるのは嬉しいけど、まだまだ世界最高の舞台でやれる人がアメリカなんかに行っちゃうのは勿体無いとも感じる。
そしてJリーグに来てくれないまま引退しちゃうのも残念よね。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

ポルトを躍進させたロペテギ、大幅戦力ダウンにも関わらず結果を残したレオナルド・ジャルディン(モナコ)、といった所は評価に値しますよね〜。
でもね、今季はルイス・エンリケ以外にないでしょ!!
就任1年目での3冠達成ですからね。
ここで表彰しなきゃ、いつ表彰すんねん!
って感じですよ。
クレだから言うんじゃなくて、おめでとうルーチョ。

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でブッフォン

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

マスチェラーノの献身性に。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

ブスケですよ!ちょっと過小評価されすぎなんですよ!!

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

メッシ以外に有り得ない。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

いや、もうしつこいぐらいに繰り返しますがメッシですね。
今季は、また1つ階段を上った印象です。
スアレスの加入により右サイドへ「復帰」したのですが、これも1つの要素になったかな。
CLに関しては得点王&アシスト王の2冠達成。
そしてバイエルン戦での2ゴールのインパクトも絶大。
もはや彼を選ばない理由があったら教えてほしいレベル。
バロンドール受賞も間違いないでしょう。

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

MVP メッシ (バルサ)

2位 スアレス (バルサ)
3位 ロナウド (マドリー)

以下は、4位以下です。

4位 ブッフォン (ユーベ)

5位 ネイマール (バルサ)

6位 アザール (チェルシー)

7位 ピルロ (ユーベ)

8位 ビダル (ユーベ)

9位 テベス (ユーベ)

10位 ポグバ (ユーベ)

11位以下(2015/08/12)

11位:ロッベン(バイエルン)
12位:ノイアー(バイエルン)
13位:バッカ(セビージャ)
14位:イニエスタ(バルサ)、モラタ(ユーベ)、ミュラー(バイエルン)
15位:デ・ブルイネ(ヴォルフスブルク)
16位:イブラヒモビッチ(PSG)
17位:ベイル(マドリー)、ジニャク(マルセイユ)
18位:レバンドフスキ(バイエルン)、ラキティッチ(バルサ)
19位:ボアテング(バイエルン)、チャビマスチェラーノ(バルサ)、ジャクソン・マルティネス(ポルト)、アレクシス・サンチェス(アーセナル)
20位:キエッリーニ(ユーベ)、R.フィルミーノ(ホッフェンハイム)、マティッチ(チェルシー)、ミリク(アヤックス)、オタメンディ(バレンシア)、セルヒオ・ラモス(マドリー)、テア・シュテーゲン(バルサ)、アルダ・トゥラン(アトレティコ)


総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。
相変わらず今季も観られない試合が多かった。

今季は我がバルサが優勝、という事で個人的にはハッピーエンド。
はい、最高の大会になりましたよ。

リバプールやビルバオのGL敗退。
PSGの劇的な勝利(チェルシー戦)。
バイエルンの圧倒的な強さ。
予定調和のアーセナル。
モナコの躍進。
イングランド勢の凋落(ベスト8に1チームも残れず)。
またも実現しなかったクラシコ。

そして、MSNの輝き。

いみじくも、私は昨季の当ページにて、「バルサが来季優勝したとしても、それは継続ではない」という事を書いていました。
そうです。結果的には思った通り「ペップバルサの継続」ではなく、新たな「ルーチョバルサ」としての船出となるシーズンでした。
さすが長年クレをやってる私です(熱い自画自賛)

こうなれば、もう1つの予言も来季当たってほしいね。
新たな時代の始まるという意味になるでしょう。」と書きましたが、前人未踏のCL連覇を来季達成出来れば新たな「ルーチョバルサの時代」が始まった、と言えるでしょう。

そんな訳で来季も頼むよ、CL!