13-14 UEFAチャンピオンズリーグ グループH 第2節

2013.10.1 セルティックパーク
0
0-0
1
0-1

得点
セスク(76分、アレクシス)
メンバー
1 フォースター
GK
1  バルデス
 


 
23 ルスティグ
  (70分 33 カヤル
4 アンブローズ
5 ファン ダイク
3 イサギーレ
DF
22  D.アウベス
15  バルトラ
3  ピケ
21  アドリアーノ
 
 
8 スコット ブラウン(C)
  (59分 退場
21 マルグルー
2 マシューズ
15 コモンズ
   (87分 
20 プッキ
MF
16  セルヒオ ブスケッツ
6  チャビ(C)
8  イニエスタ
  (89分 17  ソング
 
 
9 サマラス
10 ストークス
  (70分 49 フォレスト
FW
4  セスク
  (78分 20  テージョ
7  ペドロ
  (74分 9  アレクシス サンチェス
11  ネイマール
 


 
           フォースター

ルスティグ  アンブロ   ダイク  イサギレ

マシュズ  ブラウン   マルグル  コモン

           ストークス

           サマラス

布陣

          バルデス

アウベス  バルトラ   ピケ  アドリ

           ブスケ

       チャビ     イニ

 ペドロ            ネイマル

           セスク

sub
24 ザルシュカ GK GK 13  ピント
6 ビトン MF DF 2  モントーヤ
18 ロジッチ  
MF 12  ジョナタン ドス サントス
17 バウデ FW  
24  セルジ ロベルト
ルスティグ
イサギーレ
サマラス
イエローカード セルヒオ ブスケッツ
セスク
アレクシス サンチェス
スコット ブラウン レッドカード

出場停止選手

戦線離脱中選手 プジョル
ジョルディ アルバ
アフェライ
クエンカ
マスチェラーノ
メッシ

圧倒的内容で昨季の雪辱を果たす! でもやっぱ苦手なんかな・・・

■ハイテンポ、ハイテンションな前半


前半はね〜、凄かったね。
バルサがハイテンポでガンガンボールを回すんですけど、セルティックのプレスは止まらないのよ。
で、負けじとバルサは更にテンポを上げてパスを交換し続ける。
それが続いたので、非常にテンションの高いゲームとなりました。

バルサも凄まじかったけど、セルティックの運動量、粘りも凄まじかった。

基本セルティックは↑の図のように、4-4-1-1で前線にサマラスを残し2ラインを作って守ってきました。
時にはストークスが上がって2トップ気味になり、そこで前からのプレッシャーをかけてきたりも。
よく訓練されてるし、コンディションも良さそうでしたな。
毎回そうですけど、セルティックパークの雰囲気は最高だし、それが選手を走らせるんでしょう。
そんでもって、これも毎回思うけど、こういう場所でレジェンドになった俊輔は凄いよホント。


■肉弾戦、からのブラウン退場と主審への不信感


後半は流石にセルティックも疲弊してきた。
いつまで保つかな、って思ってたけど90分はやっぱり無理やで。
で、追いつかなくなってくると当然ファウルが増えてきます。
体格的に勝るセルティックイレブンに激しい当たりは、どうしてもファウルに見えてしまうんですよね。
荒っぽく見えるんですよ。

でも、これは逆も真なりなんです。
例えばセスクがスライディングしてイエロー貰ったシーンありましたよね。
リプレイで見ると、セスクのタックルは正当でボールだけをしっかりと捉えておりました。
むしろ遅れてきたセルティックの選手に足を踏まれてるんですよ、セスクは。
だがしかし、そのセルティックの選手が大げさに転げた(セスクの足を踏んだのでバランスを崩した)事で、セスクにアマリージャが提示されました。
これなんかは、小柄なバルサの選手が大柄なセルティックの選手を倒した→イエローだっていう先入観でしょ。

このシーンを含めて、今日の主審は結構微妙なジャッジが多かったな。
だからブラウン退場のシーンでも、スタンドからはブーイングが吹き荒れたんだと思います。

ネイマールの背中を蹴った、という判断によるロハだったんですが、う〜ん。
そんなに露骨に蹴ってるふしは無かってんけどなぁ。
リプレイで見ても、ちょっと当たってるぐらいやったし。


■セスクの意地


なにはともあれ、数的優位に立ったバルサ。
アウェイで引き分けってのは悪くない結果ですけど、人数で勝った以上3ポイントが欲しいところ。
ただミッションはより困難になったとも言えるんですよね。
もうセルティックは守りに守っても批判は浴びなくなったわけですから。
サマラスが左SHに入り、ガッチリと守りを固めてきました。
人数かけられると、やっぱり崩すのは厳しくなる。

それにセルティックは守ってカウンターという意図が、余計に明確になった事により選手の動きが更に良くなった感じに。
実際セルティックこの試合最大のチャンスは、ブラウン退場後に訪れましたしね。
ここはバルデスがパラドンで阻止しましたが、入っていても全くおかしくなかったよ。

と、まぁそんな状況の中でセスクがプライドを見せてくれましたよ。
アレクシスのクロスを難しい体勢からのカベッサで決めてみせました。
メッシの代役で「偽9番」に入ったわけですが、しっかりと結果を残しました。
スペイン代表の10番、なめたらアカンぜよ!!!


■ハードスケジュールは続けどローテーションは出来ず


セスクの値千金のゴールで、勝利し昨季のリベンジを果たしたバルサ。
とはいえ、やはり苦戦した。
ポゼッションでは7割を超え、シュート数やCK数でも圧倒。
内容的には圧勝だったんですけど、結果は最少得点差。
なんか相性悪いな。
昨季の2試合もギリギリやったし。

まぁ過密日程の中での3ポイントは大きいよ。
怪我人も増えてきた中での結果やからね。

もうタタもローテする余裕も、温存する余裕もなくベストメンバーできましたからね。
(ペドロかアレクシスかの議論はさておき)
バルサBからセルジゴメスとパトリックを、今回のスコットランド遠征に連れてきたわけですが、まぁそれぐらい人がいないのよ。
また週末にはリーガの試合あるし、それが終わればFIFAウィークやし、それが終わればミラン戦にクラシコでしょ・・・・。
忙しすぎるわな。
アルゼンチン代表がもうW杯予選突破を決めてるので、メッシやマスチェラーノはゆっくりと怪我の回復にあてられるってのが唯一の救いぐらいなもんで。
う〜ん、厳しいわ。

この日の終盤は、ネイマールが初めてCFの位置に入り、右にアレクシス、左にテージョというトリデンテを形成。
こういったオプションも、今後は怪我人の関係で増えていく事になるかもね。
だからこそ、ネイマールは終了間際のGKとの1対1確実に決めてほしかったなー。
テージョも簡単にDFを置き去りに出来るまではエエねんけど、その後の仕事の精度も高めてほしいなー。
アレクシスもコボレ球ぐらいはキッチリ決めてほしかったなー。

ま、全てフォースターのパラドンとも言えるものだったんですけどね。
去年も思ったけど、フォースター素晴らしいよ。
ジョー・ハートとイングランド代表GK争い出来るレベルやと思うで。