チャンピオンズリーグ アウォーズ13-14

ここでは、13-14CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1 ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2 出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿 論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそフットボール選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」、ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズです から。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

PSG(900分) ユナイテッド(900分) ドルトムント(900分)
バルサ(900分)
シリグ デ ヘア ヴァイデンフェラー D.アウベス
マクスウェル ファーディナンド シャヒン ピケ
モッタ エヴラ グロスクロイツ マスチェラーノ
マテュイディ キャリック ムヒタリアン ブスケツ
イブラヒモビッチ バレンシア ロイス チャビ
カバーニ ルーニー レヴァンドフスキ イニエスタ
ラベッシ メッシ
ネイマール
チェルシー(1080分)
バイエルン(1080分) アトレティコ(1200分)
マドリー(1200分)
ツェフ ノイアー クルトワ カシージャス
イバノビッチ ラーム ファンフラン ペペ
ケイヒル ボアテング ミランダ セルヒオ ラモス
テリー ダンテ ゴディン モドリッチ
アスピリクエタ アラバ フェリペ ルイス ディマリア
ラミレス ロッベン ガビ ベイル
ランパード クロース ラウル ガルシア ロナウド
ウィリアン リベリー コケ ベンゼマ

ベスト8に7シーズン連続で残ったのはバルサのみ!!昨季からの生き残りは5チーム。新顔はユナイテッドとチェルシーのイングランド勢プラス・アトレティコ。今季は割と継続路線になりましたね。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

ツェフ、ノイアー、カシージャス、シリグ、デ ヘア、ヴァイデンフェラー、クルトワ

5年連続ここにエントリーされていたバルデス君が今季は怪我の影響で落選。
そんなバルサ以外の7チームから選出です。
ノイアーは4年連続の選出。

そのノイアーは今季も安定していたと思います。
ただ賞という観点で言えば、今季はマドリッドのポルテーロのどちらかやろうね。
政治的制裁に負けじと与えられた舞台で闘っていたカシージャス。
そしてアッレティを幾つものパラドンでファイナルへ導いたクルトワ。
この両者は、どちらも甲乙つけがたいと思います。

ただ、より目立ってたのはクルトワかな〜という個人的印象でベルギーの若き守護神に賞をプレゼントしたいと思います。

右サイドバック

D.アウベス、イバノビッチ、ラーム、ファンフラン

アウベスが6年連続選出です。
ダニさんは今季は良かったと思います。
昨季の不調を挽回する活躍だったと。

ただポイントはラームの処遇かな。
今季はペップの大胆コンバートにより、ピボーテの位置で使われる事も多かったラーム。
ですが、ここは本来の右SBでエントリーしました。
結局ペップも勝負所では、ラームを右に回して中盤に人を入れたりしてたしね。

後はファンフランが目立ってたかな。
躍進アトレティコを支えるサイドアタック、そしてディフェンスだったと思います。

う〜ん、悩むなぁ。
イバノビッチは選外としても、3人は同じぐらいのレベルだったと思う。

ま、今季は結果を残したファンフランにしますかね。

センターバック

マスチェラーノ、ピケ、ファーディナンド、ケイヒル、テリー、ボアテング、ダンテ、ペペ、セルヒオ ラモス、ミランダ、ゴディン

セルヒオラモスとペペのコンビが3年連続の選出。
ラモスは納得やけどペペは意外な結果やね。
なんせ昨季はボロボロの出来で、ヴァランの後塵を拝してたわけですから。
それが監督が代わり、何故かアンチェロッティがペペを気に入り、結果重用にと繋がりました。
正直そんなに良いプレーを見せてる風には見えなかったんですが・・・。

リオがこういう舞台に帰ってきてくれたのは嬉しいけど、やっぱり出来としては目立ったものではなかった。
それは同じイングランド勢のテリーとケイヒルも同様。
バイエルンの2人もなんだかんだでハビマルに追いやられてる印象が強くて、あんまり選出対象には入ってこないよね。

となると、ここでも躍進アトレティコのミランダとゴディンのコンビが、どうしても目につく。
特にミランダは、今季CLでの最多出場時間(1200分。つまり全試合フルタイム出場)を記録し、大いにファイナル進出に貢献しました。
ゴディンも要所締めてたしな〜。

ベストはミランダとラモスで良いかと思います。
ラモスはディフェンスもそうやけど、貴重なゴールも貢献度高し。
ファイナルの起死回生の同点カベッサは言うに及ばず、アリアンツでの2発もね。

左サイドバック

マクスウェル、エヴラ、アスピリクエタ、アラバ、フェリペ ルイス

マクスウェルとアラバが2年連続の選出です。

マクスウェルはPSG移籍後は安定稼働してますね。
いや、むしろ本来の資質を発揮という事でしょうか。
嬉しい限りです。

今季不振のユナイテッドからはエヴラが入りましたが、正直あのゴラッソ(アリアンツで決めた走り込んでのボレー)以外は悪い印象しかないんでね。
残念ながら選外やな。

アスピリクエタは、モウリーニョの無茶振りコンバートに適応しキャッシュリーさんをベンチに追いやりました。
だがしかし、そのパフォーマンスがベストに値したかというと否。
なんだかんだで右の方が良くない?って感じでしたからね。

ベストは今季はアラバかな。
ペップの戦術にも適応し、更なる成長を果たしたシーズンだったと思いますよ。
左サイドで不動の地位を築いていたのは立派だと思います。

守備的ミッドフィルダー/ボランチ/センターハーフ/攻撃的ミッドフィルダー

モッタ、マテュイディ、キャリック、シャヒン、ムヒタリアン、ブスケツ、チャビ、イニエスタ、ラミレス、ランパード、ウィリアン、クロース、ガビ、ラウルガルシア、モドリッチ、ディマリア

マテュイディとチャビ、イニエスタの3人が2年連続の選出です。

今季最大のインパクトはディマリアかな。
アウトサイドのプレーヤーという印象が強いディマリアですが、今季アンチェロッティによってインサイドの仕事も任されるようになりました。
そしてインサイドハーフとして、抜群の働きを披露。
正直あそこまでやるとは想像もしてなかったわ。
タッチライン際でのみプレー出来る男やと思ってたから。
中に入る事によって、より危険性が増したドリブル。
モドリッチとのコンビは、ちょっとヤバかったよ。

もう1人選ぶとしたらクロースかな。
昨季の優勝を支えたハビマル&シュバイニのコンビが解体され、どうなる事かと思われたバイエルンの中盤。
ペップはラームをコンバートさせたりと大胆な作戦を講じましたが、一番安定していたのはクロースでしょう。
ミドルシュートのセンスだけでなく、中盤でのゲームメイク、そして飛び出し。
昨季よりもワンランク成長した姿を見せてくれました。

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

バレンシア、グロスクロイツ、ロイス、ネイマール、ロッベン、リベリー、コケ、カバーニ、ラベッシ、ベイル、ロナウド

ロナウドが4年連続の選出。
今季の彼は圧倒的でしたね。
これまでのメッシの得点記録を塗り替える17ゴール。
マドリーの優勝は彼なしでは語れないでしょう。

そして相棒のベイル。
この2人が織りなす高速カウンターは、分かっていても止められない飛び道具でした。
昨季のCLは「ロッベリー」擁するバイエルンが制覇しましたが、今季はそんな2人を上回る「移籍金200億円越え」コンビが躍動しました。

センターフォワード

イブラヒモビッチ、ルーニー、レヴァンドフスキ、メッシ、ベンゼマ

メッシが7年連続です。

今季はズラタンかな。
10ゴールという数字も見事ですが、ゴラッソが多くインパクトがあった。
もうね、あんなん止められませんからね。

メッシは怪我に泣いた1年やったな。
それでもなんだかんだで出場し、結果も残しましたが「ベスト」ではないなぁ・・・。
レヴァンドフスキも昨季の活躍と比べてしますと、どうしてもマイナス評価に。

フォーメーション図

              クルトワ

ファンフラン  ミランダ   ラモス  アラバ

             クロース

      モドリッチ     ディマリア

 ベイル                ロナウド

         イブラヒモビッチ

4年連続でのベスト11入りはロナウドのみです。

次におまけでベンチ入りの7人(CLのベンチ入りメンバーも7人だから)を選んでみました。

SUB

GK カシージャス
DF ラーム
マスチェラーノ
ゴディン
MF イニエスタ
ロッベン
FW メッシ

 

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

17得点 ロナウド(PK2)
10得点 メイブラヒモビッチ(PK1)
8得点 ジエゴコスタ(PK1)
メッシ(PK2)
6得点 アグエロ(PK2)
  レヴァンドフスキ(PK1)

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない(ですよね?)ですが、まぁUEFAが提示してるデータが以下です。

8アシスト ルーニー
6アシスト ディマリア
5アシスト ベンゼマ
ロナウド
4アシスト ナスリ
ファンデルヴィール
  ガビ
オスカル
  ロッベン
ベイル

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

ノミネートの中から、という事であれば対象はネイマールとアトレティコ勢だけだと思います。
アトレティコはラウルガルシア以外の7人ね。

で、この中からだとベストイレブンにも選んだクルトワが第一候補ですよね、やっぱり。
でも個人的にはネイマールを推したいのよ。
今回ばかりは、クレである私の個人的な意見ですがね。
バルサという超ビッグクラブに移籍してきた1年目。
それにしては良くやったと思いますよ。クルトワからゴール奪ったのもポイント高いでしょ!!。
時に行き詰まるバルサ攻撃陣の中で、アクセント以上の存在になっている時も多かったですしね。

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

↑のノミネート選手には入ってないんですが、今季はギグスかな。
モイーズのせいで低迷した今季のユナイテッド。
そんなユナイテッドのハイライトシーンとなったのは、やっぱりあの大逆転劇でしょう。
そうです、オリンピアコス戦のあれです。
主役はハットトリックを達成したファンペルシだったかもしれません。
しかし真の主役は、それをお膳立てしたライアンです。

ま、今季引退という事もあるし、お疲れ様の意味もこめて賞を進呈します。
そういう意味ではサネッティにも上げたかったなぁ〜。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

今季は断トツでモイーズ!!!!!!!!!

ってのは、冗談で悩みますね。
個人的にはペップなんですよ。
3冠を達成した完成されたチームに敢えて挑戦し、結果を残した。
結果だけでなく、やはり改革を起こしましたしね。
そこはね、もっと評価されて然るべきだと思うんですよー。

ただベストとなると、やっぱりもっと結果を残した監督を選ばなければいけませんね。
最大の結果を残したのはアンチェロッティですが、相変わらず欠伸が出る糞サッカーを展開してるので賞としては却下!

って事で、シメオネに決定です!
チョロのスタイルもね、基本的には守備的。
だからアンチェロッティとの比較で大きく上回っている訳ではないんです。
ただアツイからね。
チョロは熱いのよ、その姿勢が。
それが私の心を掴み、アッレティの選手達を走らせた要因だと思います。
マドリーのデシマ達成に於いて、アンチェロッティの「目だたなさ」もある意味評価には値しますがね。

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でクルトワ

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

セルヒオラモスの闘争心に。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

今季はディマリアかな。サプライズの意味も含めて。

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

ロナウドでしょうね。記録的でした。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

今季は個人的には不愉快ではありますがロナウドですね。
これはもう選ばざるを得ない。
それぐらいの圧倒的な数字を残しました。
アンチェロッティが掲げる堅守速攻にピタリとハマり、面白いように得点を量産しましたね。
バロンドールも奪い返し、充実した1年になったかと思います。
うん、圧倒的だったのは認めるしかない。

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

MVP ロナウド (マドリー)

2位 ノイアー (バイエルン)
3位 ロッベン (バイエルン)

以下は、4位以下です。

4位 ミュラー (バイエルン)

5位 ラーム (バイエルン)

6位 メッシ (バルサ)

7位 ハメス・ロドリゲス (モナコ)

8位 ルイス・スアレス (リバプール)

9位 ディマリア (マドリー)

10位 ジエゴ・コスタ (アトレティコ)

※UEFA選出の優秀選手18名(2014/06/02)
GK
ティボー・クルトワ (アトレティコ・マドリー/ベルギー)
マヌエル・ノイアー (バイエルン/ドイツ)
DF
ディエゴ・ゴディン (アトレティコ・マドリー/ウルグアイ)
フィリップ・ラーム (バイエルン/ドイツ)
ダニエル・カルバハル (レアル・マドリー/スペイン)
ぺぺ(レアル・マドリー/ポルトガル)
セルヒオ・ラモス (レアル・マドリー/スペイン)
MF
ガビ (アトレティコ・マドリー/スペイン)
アンドレス・イニエスタ (バルセロナ/スペイン)
トーニ・クロース (バイエルン/ドイツ)
アンヘル・ディ・マリア (レアル・マドリー/アルゼンチン)
ルーカ・モドリッチ (レアル・マドリー/クロアチア)
シャビ・アロンソ (レアル・マドリー/スペイン)
FW
マルコ・ロイス (ドルトムント/ドイツ)
ジエゴ・コスタ (アトレティコ・マドリー/スペイン)
アリイェン・ロッベン (バイエルン/オランダ)
ズラタン・イブラヒモヴィッチ (PSG/スウェーデン)
クリスティアーノ・ロナウド (レアル・マドリー/ポルトガル)


総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。
相変わらず今季も観られない試合が多かった。

今季はバイエルンが有力とされながらも、またしても「連覇」は達成出来なかった。
そっちのジンクスは続きましたが、「バルサもしくはバルサを破ったチームが優勝する」というジンクスは途絶えました。
残り1分までアッレティがジンクス継続させる勢いだったんですがね・・・。
ま、ジンクスの発端となるバルサがセミファイナルに進めなかった時点でアウトでしたわ。

という事で残念ながら、近年築き上げられていた「バルサの時代」は終幕を迎えました。
たとえ来季栄光に包まれたシーズンを送ったとしても、それは今季までの「継続」ではなく、新たな時代の始まるという意味になるでしょう。
と、この場を借りて予言しておきます。

そんなバルサのライバルチームが覇権を奪った今季のCL。
アッレティの躍進、ユナイテッドの凋落、ユーベまさかの敗退などなど色々ありましたね。

ま、今季も魅力的な試合が多かったのも事実。

そんな訳で来季も頼むよ、CL!