チャンピオンズリーグ アウォーズ11-12

ここでは、11-12CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1 ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2 出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそフットボール選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」、ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズですから。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

ベンフィカ(900分) ミラン(900分) アポエル(930分)
バルサ(1080分)
アルトゥール アッビアーティ プルサイティディス バルデス
マキシ ペレイラ アバーテ パウロ ジョルジ D.アウベス
ルイゾン ノチェリーノ オリベイラ プジョル
ガライ イブラヒモビッチ ボアベントゥラ マスチェラーノ
エメルソン ヌーノ モライス ブスケツ
ウィツェル エリオ ピント メッシ
ハビ ガルシア ハラランビデス
ガイタン トリコフスキ
ブルーノ セーザル アイウトン
カルドーソ
チェルシー(1230分)
マルセイユ(900分) バイエルン(1230分)
マドリー(1110分)
ツェフ マンダンダ ノイアー カシージャス
イバノビッチ アスピリクエタ ラーム ペペ
ダビド ルイス ディアワラ ボアテング セルヒオ ラモス
アシュリー コール ヌクル バドシュトゥバー ケディラ
ランパード モレル クロース シャビアロンソ
ラミレス ディアッラ リベリー エジル
マタ ヴァルブエナ マリオ ゴメス C.ロナウド
Aアユー ベンゼマ
レミ

ベスト8に5シーズン連続で残ったのはバルサのみ!!ってか、昨季からの生き残りですらバルサとマドリーとチェルシーのみ。今季は昨季から大幅に入れ替わりました。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

バルデス、ツェフ、ノイアー、カシージャス、アルトゥール、アッビアーティ、マンダンダ

バルデス君のみ4年連続の選出であります。
ベストは今季もノイアーで良いのではないでしょうか。
昨季シャルケで圧倒的なパフォーマンスを見せ、裏切り者と罵られながらバイエルンへ移籍した今季のマヌエル。
よりプレッシャーがかかるチームにおいても変わらぬパフォーマンスを披露したと思います。
いや、むしろ昨季以上な場面もあったなぁ。
マドリー戦とか圧巻やったし。
特にPKとか。

PKと言えば、優勝GKであるツェフの事に触れないわけにもいかないでしょう。
ファイナルでは、そのノイアーに競り勝ったわけやしね。
ベストがノイアー、次点がツェフで決まりかな。
贔屓目で言えばバルデスやし、ライバルであるカシージャスも圧倒的やったけど、今季は彼等2人で。

右サイドバック

D.アウベス、マキシ ペレイラ、アバーテ、イバノビッチ、アスピリクエタ、ラーム

4年連続の選出者はアウベスのみです。
イバノビッチはこれまでCBで選出してたけど、今季はラテラルが多かったのでこっちでピックアップしました。
さてベストですが、うーん今季もアウベスかなぁ。
ラームやイバノビッチも良かったけど、やっぱりダニさん程の力は発揮出来てなかったと思いますよ。
アバーテは論外、マキシペレイラやアスピリクエタは試合観てないんで、ちょっと申し訳ない感じですが・・・。

センターバック

ルイゾン、ガライ、パウロ ジョルジ、オリベイラ、プジョル、マスチェラーノ、ダビド ルイス、ディアワラ、ヌクル、ボアテング、バドシュトゥバー、ペペ、セルヒオ ラモス

なんと2年連続での選出者ゼロ!!
セントラルは群雄割拠の時代に突入でしょうか!?
今季は右SBで選出したイバノビッチ、昨季はボランチで選出したマスチェラーノあたりは連続受賞者ではあるねんけどね。

ではベストを決めたいと思います。
各メディアで評価が高いマスチェラーノなんですけど、個人的には「ベスト」ではない。
なんだかんだで、まだまだボランチ癖が抜けず粗い場面、雑な場面が目立つからね。
これはクレだからこその辛口採点なんかもしれんけど。
プジョルと比べてどっちが良かったか、と言われると断然プジョルですよ。

ダビドルイスは、そんなマスチェラーノ以上に軽い場面が目立ったので外します。
ペペも相変わらずラフプレーが多すぎるので却下。
純粋なディフェンス能力は依然高いねんけどなぁ。残念やわ。

バイエルンのコンビはまぁまぁ良かったなぁ。
ボアテングも移籍1年目にしては頑張ってたし、バドシュトゥーバーも成長の度合いを見せたと思う。
後はセルヒオラモスも敵ながら悪くないパフォーマンスやったかな。
最後の宇宙開発PKのインパクトが強過ぎて、なんかアレやったけど(苦笑)

っつう事で、ベストはプジョルとバドシュトゥーバー、次点にセルヒオラモスかな。

左サイドバック

コール、エメルソン、ボアベントゥラ、モレル

キャッシュリーさんが2年連続の選出です。
後は新顔ですわ。
んでもって、コール以外の面子の試合観てない私・・・。
うーん、こんな状態でベストを決めようなんておこがましいなぁ。

コールもね、ベストに値しない感じだと思うのよ。
ヴィラスボアス時代は結構スタメンからも外れてたし。
終盤は頑張ってたから、まぁその点を評価してコールにするか。
ってかコールしか選択肢無いねんけどね・・・。

守備的ミッドフィルダー/ボランチ/センターハーフ/攻撃的ミッドフィルダー

ブスケツ、シャビアロンソ、エジル、ヴィツェル、ハビ ガルシア、ノチェリーノ、ヌーノ モライス、エリオ ピント、ランパード、マタ、ディアッラ、ヴァルブエナ、クロース、ケディラ

ブスケとシャビアロンソとエジルが2年連続の選出です。
ノチェリーノはかなり頑張ってたねー。
ミラン首脳もビックリの活躍やったらしいけど、それも頷けるわ。
潰し屋としての本領だけでなく、得点に絡むプレーも多かったからね。
こんなに攻撃力ある選手とは思ってなかったわ。

クロースも大きく成長したと思う。
ミュラーを押しのけて、完全に確固たる地位を確立しました。
誰がどう見ても才能に溢れまくってるしね。
来季も更なる成長が期待出来そう。
観るのが楽しみな選手の1人です。

ランプスは終盤の活躍が印象的ですが、序盤は全然やったしなぁ。
それはエジルも同様。
その点、ブスケとシャビアロンソのラロハボランチコンビは安定して働いてたと思う。

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

C.ロナウド、ガイタン、ブルーノ セーザル、ハラランビデス、トリコフスキ、ラミレス、A.アユー、リベリー

ロナウドとラミレスが2年連続の選出。
ラミレスは色んなポジションやりましたが、ディマテオ政権下ではサイドだったのでこっちで選出しました。
まずロナウドは間違いなく「ベスト」な1人になりましょう。
個人技レベルでは他者を大きく引き離してましたからね。

リベリも際だった1人かな。
被ファウル数で断トツのトップ、アシストランクでもトップという数字からも彼の貢献度が伺えます。

ガイタンもアシスト王の内の1人で、ベンフィカの躍進に貢献しました。

センターフォワード

メッシ、カルドーソ、イブラヒモビッチ、アイウトン、レミ、マリオ ゴメス、ベンゼマ

メッシが5年連続です。
今季はCF当たり年ですねー。
ズラタンもマリゴメもベンゼマも、皆いい仕事しましたよ。
でもその中でも規格外だったのはレオ。
レオの一択というのは今季も変わらない事実。
他の面子も良かったけど、それでもメッシはチョット次元が違うのよ。

フォーメーション図

           ノイアー

アウベス  プジョル   バドシュトゥバ  コール

       ブスケツ  シャビアロンソ

 ロナウド               リベリー   

        メッシ  マリオゴメス

5年連続でのベスト11入りはメッシのみです。

次におまけでベンチ入りの7人(CLのベンチ入りメンバーも7人だから)を選んでみました。

SUB

GK ツェフ
DF ラーム
セルヒオ ラモス
MF ノチェリーノ
クロース
FW イブラヒモビッチ
ベンゼマ

まさかのマドリー祭・・・。ラウルもエトーもOBやしな。マスチェラーノはベンチで居心地悪いやろなぁ。  

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

14得点 メッシ(PK4)
12得点 ゴメス
10得点 C.ロナウド(PK2)
7得点 ベンゼマ
6得点 ドログバ

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない(ですよね?)ですが、まぁUEFAが提示してるデータが以下です。

5アシスト カカ
ベンゼマ
ガイタン
メッシ
リベリ
4アシスト クエンカ
マルセロ
F.トーレス
イブラヒモビッチ

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

鮮烈だったのはノチェリーノ。
↑にも書いたから、もうこれ以上は書きませんが。
ネックは年齢(27)だけなんですよね。
新人というには歳を取り過ぎてる・・・。

「若手」でいうならクロース(22)なんですけど、インパクトでノチェリーノが上回ってるんですよね。
それにクロースの場合は、今までの活躍もあるし。
マルセイユのヌクルも若くして評価高かったみたいですが、残念ながら観る機会が無かったので・・・。
って事でノチェリーノで!!!

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

↑のノミネート選手には入ってないんですが、今季はドログバ34歳かな。
なんだかんだで最終的に主役の座を奪ったのは彼だしね。
ノミネート漏れしてる事からも判る通り、シーズン序盤はベンチの時もあり「継続性」という意味では物足りないシーズンでした。
しかし大事な大事なシーズン終盤での活躍は、もう今更もう一度書く必要が無いほどのものでしたね。
個人的にはあまり好きじゃない選手ですけど、敬意を表して彼にこの賞をプレゼントします。
もうヨーロッパからもサヨナラした(中国へ移籍決定)しね。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

今季もペップを選んで良いですか?
これはもうね、私がバルセロニスタやからと思われても仕方無い面はある。
でも贔屓目抜きにしても、ペップは素晴らしかったんじゃないかと。
ファイナルに進んだディマテオ、ハインケスは何だかんだで保守的やったからなぁ。
その点、ペップの革新さよ!
昨季完成したかに思えたスタイルを、更にもう一歩進めましたからね。
ホントに毎試合毎試合興味深くて楽しかった。
連覇は達成出来ず、栄冠も勝ち取れませんでしたが、この4年間の感謝の気持ちも込めてグアルディオラを称えたいと思います。

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でノイアー

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

プジョルの魂に。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

今季はリベリーかな。同情込みで。

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

今季もメッシです。得点王やし文句無しでしょ。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

今季も断トツでメッシですね。
世間的には、ってかUEFA的にはドログバが選ばれたりするんかな。
確かに優勝の立役者はドログバ。
決勝のMVPならドログバで良いと思う。
でもシーズン通して誰が一番素晴らしかったか?ってなるとね。
もうこれは考えるまでも無い事ですよ。

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

GK 

DF 

MF 

FW 

MVP 

下は、UEFAが発表した10-11CLの最優秀選手候補者リストです。

GK

DF

MF

FW

総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。
相変わらず今季も観られない試合が多かった。
今回ベストなメンバーを決める際にもベンフィカ、アポエル、マルセイユの試合は殆ど観てなかったので選出の質としては低いものになってしまった。
アポエルとかね、躍進ぶりを観たかったのでホントに残念ですよ。

残念といえばバルサが連覇出来なかったのも残念な出来事の1つ。
まぁこれに関しては来季以降もそこを目指して頑張ります、って事で。
新たなモチベーションが産まれましたわ。

そんな訳で来季も頼むよ、CL!