ファンタスティックゲーム

いや〜、素晴らしくオモシロい試合でしたね。
バルセロニスタである私からすれば、そりゃぁ悔しさが残る試合ではありましたが、それ以上に魅力的な試合でしたよ。
やっぱり両チーム共にクリエイティビティなパスが出せるから観ていて楽しいんでしょうな。

それにしても逆転負けなんて、いつ以来ですかね？
チョット記憶にないです。
サンシーロでのインテル戦以来かな〜？？
逆転された原因もイマイチよく解りませんしね。
失点直後まで、それこそ75分ぐらいまで試合は完全にバルサが支配してましたから。
全く予兆がありませんでしたよ。

細かい所で言えば、1失点目はバルデスのポジションミス（ゴラッソだとは思いますが、ちょっとニア開け過ぎたかな〜）だし、2失点目はディフェンスに帰らなかったアウベスのサボリ（まぁセスクのカウンターパスも良かったけど）だとは思います。
しかしながら圧勝ゲームを引っ繰り返される程にインパクトがあった事象が見当たらないんですよね。
フットボールなんてそんなもん、と言われればそんなもんですが。

むしろ失点するなら前半の方が必然的な印象。
パスを繋ぎまくって崩しまくってたバルサに対し、アーセナルは効果的なカウンターを発動させてましたから。
あの時間帯の方が危険度は高かった印象なんです。
ガナは中盤の構成もカウンター発動に一役買っていたのかな？
ウィルシャーを底に置き、右にソング、左にセスクというトライアングルな中盤でしたが、ウィルシャーがプレッシャーのかからない場所でボール捌けてたのが大きかったかな、と。
構える守備だけ考えればソングを底に置いた方が安定するのかもしれませんが、1列前に置く事によって前からのプレッシングも効き易くなってた気がします。

後半はもうバルサが倍以上のパスを成功させーの、ポゼッションも7割近かったり、と圧倒的でしたからね。
ビジャとペドロの動きは再三ガナディフェンスを惑わし、メッシは数人がかりでも止められず。
チャビとイニエスタは好き放題にパスを回し、アウベスとマックスもいつも以上に上がりまくり。
ペドロやメッシの決定機がネットを揺らしていれば、ゴレアーダも充分ありえた。
カウンターで厄介だったウォルコットはベンチに下がり、入ってきたアルシャビンはディフェンスに追われ、って感じだったから滅茶苦茶静観してました。
っていう油断がバルサイレブンにもあったのかも知れません。

今回負けはしましたが、今回の内容を鑑みてもカンプノウでの不安要素ってのは全くありません。
昨季大圧勝ゲームを追いつかれて終わった時同様にね。
（それにしても改めて昨季のエミレーツでの前半のバルサはとんでもなかったなぁ〜）
だから2nd leg全然心配してませんよ。
ピケが出場停止でも、たとえカピタンが間に合わなくっても全然大丈夫でしょ。
唯一不安材料があるとするならば、こういう慢心でしょうかね。
この試合だって絶対勝てる、って思ってたけど事実負けてますから。。。。