10-11 UEFAチャンピオンズリーグ グループD 第1節 |
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2010.9.14 カンプ ノウ
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5
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3-1
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1
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2-0
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メッシ(22分、チャビ) |
得点
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ゴヴ(20分、シセ) | ||
ビジャ(33分、ブスケツ) | ||||
メッシ(45+0分、ペドロ) | ||||
ペドロ(78分) | ||||
アウベス(90+3分、メッシ) | ||||
メンバー
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1 バルデス |
GK
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30 ツォルバス | ||
2 D.アウベス 3 ピケ (75分 18 G.ミリート) 5 プジョル(C) 22 アビダル |
DF
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22 マリノス 4 ブームソン 5 カンテ 24 ビントラ |
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16 セルヒオ ブスケッツ 6 チャビ (79分 14 マスチェラーノ) 8 イニエスタ |
MF
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15 ジウベルト シウバ(C) 29 カツラニス (64分 26 カラグーニス) 23 シモン 10 ゴヴ (70分 14 ルイス ガルシア) 11 レト (80分 7 ニニス) |
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7 ビジャ (69分 9 ボヤン) 17 ペドロ 10 メッシ |
FW
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9 D.シセ | ||
バルデス
アウベス ピケ プヨル アビダル ブスケ チャビ イニエスタ ペドロ メッシ ビジャ |
布陣
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ツォルバス
マリノス ブムソン カンテ ビントラ ジウベルト カツラニス シモン ゴヴ レト シセ |
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sub
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13 ピント | GK | GK | 27 カルネジス | |
19 マクスウェル | DF | DF | 3 サリエギ | |
15 Se.ケイタ | MF | MF | 8 イオアニディス | |
21 アドリアーノ | 21 ディムーツォス | |||
イエローカード | カラグーニス | |||
レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
ジェフレン | 戦線離脱中選手 |
リアクションを見せた
パナシナイコスは恨むのならエルクレスを恨んで下さい。
直前にリーガで失態を演じてしまったバルサイレブンでしたので、この試合に懸ける気合いは並々ならぬものがあった事でしょう。
それが遺憾なく発揮されての5得点。
パナシナイコスは、こんな状態のバルサと当たってしまった不運を嘆くしかないでしょう。
あぁ可哀想に・・・。
序盤からバルサは圧倒的に攻め立てていました。
それこそハーフコートマッチか、ってぐらいに相手を脅かし続けたのです。
先制点は時間の問題、しかしながら先制したのはパナシナイコス。
フットボールの世界ではよくある事です。
GKのロングキックをシセがすらし、ゴヴが抜け出しました。
(どうでも良いけどゴヴはキャラに似合わずこのチームでも10番付けてますね。いやはや空気の読めない男ですwwwまぁフランス代表で付けた10番に比べたら重みは全然違いますが。いや、ゴヴの事は個人的には好きなんですよ。「空気の読めないフランス人」の代表格としてもオモシロい存在であります)
アビダルはゴヴにスピードで完全に置いていかれてましたが、チョットこれは問題ですよ。
全盛期のゴヴはスピードスターでならしてましたが、今のゴヴにあれだけ差をつけられるとはね。
同じ31歳で、リヨンで同じ釜の飯を食った仲、もうちょっと止めようがあったんじゃないでしょうか?
んでもパナシナイコスの不運はここからですよ。
もしバルサがエルクレス戦に大勝していたならば、この試合でのパナシナイコスの大金星もあったかもしれません。
しかしながら前述したように、この日のバルサはギラつき度が違ったのです。
失点直後にチャビの鬼スルーパスからメッシがダイレクトループを決めて追いつくと、後は公開リンチでありました。
得点パターンも多士済々。
ビジャの勝ち越し弾はチャビのCKをブスケがすらしてビジャがダイレクトボレーで決めたもの。
前半終了間際の3点目はメッシの細かいドリブルにチャビとペドロがワンツーで絡むという絶望的に止めようが無いゴラッソ。
そしてダメ押しの4点目は、ボヤンのスルーパスに抜け出したメッシが角度の無い所から技ありのシュート。これは両ポストに当たっても尚入りませんでしたがコボレ球をペドロちゃんが押し込みました。
そしてフィナーレはオーバーラップしてきたダニがメッシとワンツーを決めて頭でPUSH。メッシの浮き球のスルーパスも御見事。
メッシのPKが止められていなかったらハットトリック&6得点だったわけですが、まぁオマケですよ、そこは。
最終的にパナシナイコスは手も足も出ず、って感じの敗戦。
シュートも結局ゴヴの得点の1本のみ。
ただただ本気のバルサと対戦してしまった不運を嘆くしかないでしょう。
シセも得点シーン以外は完璧にピケとプジョルに抑えられて見せ場すら無かった。
てかボールすらあんまり入って来なかった。
懐かしのルイスガルシア投入も効果は出ず。
まぁクレ的にはルイスガルシアを見る事が出来たのは嬉しい誤算でしたがね。
バルサは現在考えられうる最高のスタメンで試合に臨んだので、この試合に負けor引き分けるような事があったらチョット言い訳のしようがなかったですよ。
流石に中盤がカンテラーノ三銃士(ブスケ、チャビ、イニ)だとボールもしっかり回ったし展開も申し分無かった。
前線のポジショニングもリーガとは少し変更してきた様子。
通常は前3枚の内2枚をワイドに張り出すような事が多かったんですが、この日はペドロちゃんのみが右サイドに張り出し、メッシとビジャは真ん中の近い位置でポジション取りしている時間が多かったですね。
昨季もメッシの1トップ下ポジションってのはありましたが、その場合はドンが左サイドに流れる場合が多かった。
でもこの試合では殆ど無く、片翼状態の時間帯が続きました。
(ライカールト初年度後半のサビオラ、ルイスガルシア、ロナウジーニョの3トップの配列と同じ様な状態ですね)
つまり中央に人数が多かった訳です。
こういう時って悪い場合は糞詰まり状態になる事が多いのですが、この日は中央に人が多い事が攻撃の厚みに繋がっていました。
フットボールに正解は無い、ってのが改めて立証されましたわ。