ここでは、10-11CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1　ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2　出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそフットボール選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」、ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズですから。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

ベスト8に5シーズン連続で残ったのはユナイテッドのみ！！バルサは4年連続です。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

バルデス、ツェフ、ゴメス、ノイアー、カシージャス、ファンデルサール、ピアトフ

バルデス君のみ3年連続の選出であります。
リーガでも3年連続サモラに輝くなど年々安定感を増してますからね。
来季も頼むよ！！
さて、ベストGKは誰か？って事ですが、今季抜群のインパクトを残したのはノイアーでしょう。
パラドンの連発連発で印象度が高すぎる。
正直GKの能力としてカシージャスやバルデス、それからファンデルサールが大きく劣ってるとは思いません。
でも強烈に目に焼き付いてるのは、やっぱりノイアーがシュートを弾くシーンなんですよね。
シャルケが旋風を巻き起こせたのもノイアーの力による所が大きいし、今季はノイアーで良いんじゃないでしょうか。
昔から良いGK良いGKと言われてましたが南アフリカW杯そして今大会を経て、ようやく世界的な認知度があるGKへとなった感じです。

次点は悩み所です。
論外なゴメス以外は、そんなに差が無いかな〜って感じ。
ファンデルサールに引退の同情票を入れても良いかもしれませんが、やっぱりカシージャスかな。
クラシコで散々止められた印象が強いので。

右サイドバック

D.アウベス、マイコン、スルナ、内田、アルベロア

3年連続の選出者はアウベスのみです。
で、ベストもアウベスで良いんじゃないでしょうか。
マイコンは今季は低調だったイメージしかないし、スルナ、内田も悪くはなかったけどアウベスに比べるとね。
アルベロアは便利屋的に使われたせいで、そもそもどうしてもインパクトが薄いし。

センターバック

ヴィディッチ、ピケ、ルシオ、ラキツキ、イバノビッチ、テリー、ギャラス、ヘーベデス、メッツェルダー、R.カルバーリョ

ヴィディッチとピケが3年連続の選出です。
「ベスト」となると、この2人とカルバーリョの争いかな。
リッキーはもう下り坂かな、って思ってたんですけど良い意味で予想を覆してくれました。
モウリーニョの下で見事な復活劇でしたよ。
復活と言えばメッツェルダーも悪くない感じでした。
コンビを組んだヘーベデスも良かった。
ギャラスも新天地で結果を残したし、コンビが定まらない中で奮闘していたルシオも好印象。
でも「ベスト」となると、う〜ん。
やっぱりピケとヴィディッチかな。

左サイドバック

エヴラ、サネッティ、ラット、コール、アスエコット、マルセロ

エヴラが4年連続の選出です。
成長度だけで考えるとマルセロが一番大きかったかな。
守備がザル過ぎて1列前のポジションなんかをやらされていたのが嘘のような今季の活躍でした。
モウリーニョが何をやったのかは知りませんが、あそこまでディフェンス力が向上するとはね。
驚きが大きかった分、インパクトもデカかった。
でも「ベスト」を考えると、やっぱりエヴラかな。
まだまだマルセロより貢献度高かったと思いますよ。

守備的ミッドフィルダー／ボランチ／センターハーフ／攻撃的ミッドフィルダー

チャビ、カンビアッソ、スナイデル、ヒュブシュマン、ジャジソン、キャリック、マスチェラーノ、ブスケツ、イニエスタ、エッシェン、ラミレス、フラード、シャビアロンソ、エジル

チャビが4年連続でこの舞台に。
この中から3人選びます。
もう選ぶも何もバルサの3人で決定じゃないですか？
つまりブスケ&チャビ&イニで。
彼等が他を圧倒してるでしょ。
対抗馬になりそうなのはエジルとマスチェラーノぐらいのもんですよ。
でもマスチェラーノはCBでの活躍の方が大きかった印象もあるし。
本職はコッチなんで、コッチでノミネートさせましたが。
う〜ん、やっぱりバルサのカンテラトリオで！！

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

D.コスタ、ウィリアン、ビジャ、マルダ、レノン、ベイル、ファルファン、ディマリア、C.ロナウド

3トップの両脇及びFW的なMFのポジションの選手を選びたいと思います。右も左も出来る選手ばかりなので一緒にしました。
○年連続って選手は全くいなくって、全員が初のノミネートor久しぶりのノミネートって感じです。
それにしては豊富な人材が揃いました。
圧倒的な「個」の力で違いを作り続けたロナウドに、移籍1年目ながら攻守両面で完璧にフィットしたディマリアのマドリー勢。
それから鮮烈なハットトリックで一躍チャンピオンズの「顔」となったベイル、そして彼と共にスパーズのサイドアタックを支えたレノンのスパーズ勢。
D.コスタとウィリアンのシャフタールコンビも貢献度高かったし、本来CFながらサイドでのプレーを苦もなくこなしたビジャも評価に値します。
これはハイレベルな選考になりましたわ。
とりあえず「ベスト」はロナウドとベイルって感じかな。

センターフォワード

エトー、ルイスアドリアーノ、ルーニー、メッシ、ラウル

メッシが4年連続、エトーが3年連続です。
もうこれはメッシの一択です。
レオ以外にありえません。
健在ぶりを披露したラウル、点を取る仕事に集中し期待に応えたエトー、尻上がりに調子を上げクラックぶりを発揮していたルーニー、と強力なライバル達はいますが、その誰よりも光り輝いていたのがメッシでした。
もうこれは間違い無いでしょ。

フォーメーション図

　　　　　　　　　ノイアー

アウベス　　ピケ　　　ヴィディッチ　　エヴラ

　　　　　　　　ブスケツ

　　　　　チャビ　　　イニエスタ

　ロナウド　　　　　　　　　　　　ベイル　　　

　　　　　　　　メッシ

4年連続でのベスト11入りはメッシのみです。

次におまけでベンチ入りの7人（CLのベンチ入りメンバーも7人だから）を選んでみました。

SUB

まさかのマドリー祭・・・。ラウルもエトーもOBやしな。マスチェラーノはベンチで居心地悪いやろなぁ。 　

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない（ですよね？）し、基準も曖昧なので、私の基準でのアシスト王です。私の基準は「ゴールにつながったパス」これだけです。

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

やっぱ今季はベイルでしょ。
あれだけのセンセーションを巻き起こしましたからね。
全く新人じゃないし、プレミアでの実績もある選手だけど良いでしょ。
まだまだ若いし。
内田？
より新人っぽいのは彼の方ですが、日本人のプライドとして易々と褒めるわけにはいかないですよ。
って事でベイルで！！！

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

今季はファンデルサール以外に考えられませんよね。
見事な引退の花道でしたよ。
普通に後1、2年は出来ると思うんですけどね〜。
ファイナルは「余計な1試合」だったかもしれんけど、これはもうGKの宿命ですからね。
って事でファンデルサールで。
お疲れ様でした！
それにしても今季はベテランの当たり年だったのかな。
何年も更新されなかった「最年長得点記録」が3人によって次々と更新されたり、とか。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

私がバルセロニスタなので手前味噌な感じもあり、堂々とは言いにくいんですが今季はペップでしょ！！
あれだけスペクタクルなフットボールを展開し、なおかつ結果も出した。
ピッチ内外のプレッシャーにも負けなかった。
そんなペップを上回る監督、いませんでしたよ正直。
攻撃的な精神でチームを躍進させたルチェスクかレドナップでも良いかと最初は思ってました。
でもペップと比べたら見劣りしまくりだったんで。
今季はグアルディオラを表彰させて下さい。
そして来季も表彰出来る事を願う！

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でノイアー

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

アウベスの無尽蔵っぷりに。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

チャビかイニかで悩む。まぁ今季はイニエスタかな。ほぼ同率ですが。

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

今季もメッシです。得点王やし文句無しでしょ。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

断トツでメッシですね。
時点はイニかチャビか。
チャビとイニの働きなくしてメッシの活躍はありえないのは判ってます。
それでも試合を決定し続けたのはメッシやし、最後の所で力を発揮したのもメッシでした。
心情的には「陰の功労者」的な選手にスポットライトを浴びせたいんですが、もうレオは異次元やからね。

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

GK　

DF　

MF　

FW　

MVP　

下は、UEFAが発表した10-11CLの最優秀選手候補者リストです。

GK

DF

MF

FW

総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。残念な事に多忙&転職&引っ越し後の視聴環境によって観られなかった試合の方が多かった。殆ど試合を観ていないくせに、勝手に賞を決めたり、語ったりしてどうもスイマセン。3シーズン前からですが来季もこの状態は改善されないどころか悪化の一途を辿るので、更にサイトは縮小の方向で行くと思います。が、別に誰に見せる為のサイトでも無いので気ままにやっていきます。
それにバルサが勝ったら、やっぱり嬉しいしね。
非常に良い気分ですわ。
来季は史上初の連覇、達成お願いします。

CL自体はチョットした過渡期に入っているのかもしれません。
プラティニによる拡大化政策によって弱小国に門戸が広がった反面、レベルの低下は否めません。
GLでは大敗、無得点、全敗といった事も珍しくなく・・・。
R-16以降も1st legで早々に勝負がついてしまう試合が少なくなかった・・・。
正直数年前のCLの方が断然オモシロかった。
でもこれは過渡期特有の仕方ない面だと思います。
振り返ってみれば日本という国自体もW杯予選突破前と後では随分とレベルが変わりました。
これはW杯出場国増加（24→32）による恩恵であり、そのせいで正直W杯の質は落ちた。
ただ世界的に見れば裾野は広がった、というのは事実でありプラス面の方が多いかな、と今では思える。
CLも数年後そうなれば良いな。

そんな訳で来季も頼むよ、CL！