チャンピオンズリーグ アウォーズ09-10

ここでは、09-10CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1 ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2 出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそフットボール選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」、ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズですから。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

インテル
リヨン
ユナイテッド
バルサ
ジュリオ セザル ロリス ヴィディッチ バルデス
マイコン レベイエール エヴラ D.アウベス
サムエル クリス ナニ ピケ
サネッティ シッソコ プジョル
カンビアッソ トゥララン Se.ケイタ
スナイデル マクン チャビ
エトー シェルストレーム メッシ
D.ミリート ピアニッチ
L.ロペス
CSKA
アーセナル
ボルドー
バイエルン
アキンフェエフ ヴェルメーレン キャラッソ ブット
A.ベレズツキ クリシー シャルメ ラーム
V.ベレズツキ ソング シアニ ヴァン ブイテン
イグナシェビッチ ディアビ プラニュス バドシュトゥーバー
シェンニコフ セスク トレムリナス ファン ボメル
センベラス フェルナンド シュバインシュタイガー
クラシッチ プラシル ミュラー
ジャゴエフ グルキュフ
ネチド ヴェンデウ
シャマフ

ベスト8に4シーズン連続で残ったのはユナイテッドのみ!!バルサとアーセナルは3年連続です。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

バルデス、ジュリオ セザル、ロリス、アキンフェエフ、キャラッソ、ブット

バルデス君のみ2年連続の選出であります。
リーガでも2年連続サモラに輝くなど年々安定感を増してますからね。
来季も頼むよ!!
さて、ベストGKは誰か?って事ですが、抜きん出ていたのはロリスとジュリオ セザルでしょう。
2人共圧巻のパフォーマンスでしたからね。アキンフェエフやキャラッソも能力は高いと思いますが、印象度で遠く及ばない感じ。
まぁブットは論外で・・・。
う〜ん、どちらも良かったので悩みますがジュリオ セザルでしょう。

右サイドバック

D.アウベス、マイコン、レベイエール、A.ベレズツキ、シャルメ、ラーム

2年連続の選出者はアウベスとラームです。
(因みにラームは昨季は左SBでのノミネートでした。)
ベストとなると、そのアウベス、ラームとマイコンの争いになるでしょう。
残りの3人も決して悪くは無かったけど、ちょっとチカラの差を感じます。
今季はマイコンかなぁ・・・。
インテルが優勝したから、ってわけじゃないけどチーム戦術にピタリとハマって勝利に貢献してましたからね。
ダニはセレソンでもマイコンの牙城を崩せずにいる(そこはドゥンガの趣味の問題やけどね)ので、個人的には推したいんですけど。。。

センターバック

ヴィディッチ、ピケ、サムエル、クリス、プジョル、V.ベレズツキ、イグナシェビッチ、ヴェルメーレン、シアニ、プラニュス、ヴァン ブイテン

ヴィディッチとピケが2年連続の選出です。
でもこの2人は今季そんなに良く無かった。
ピケは昨季のブレイクがセンセーショナルだっただけに、どうしても比較しちゃうとマイナスになるねんけどね。
ブレイクしたといえばヴェルメーレンですかね。
ガナであそこまでフィットするとは正直シーズン前は思ってませんでしたよ。
後は貴重な得点もあったシアニが目立ってました。
CSKAのコンビも個人的には好き。
さて、今季のベストとなると外せないのはサムエル。
R-16以降豹変したインテルの中にあって守備の中心が彼であった事に異論は無いでしょう。
んで後1人となると普通に考えたらルシオなんですが、残念ながら出場時間足りず選外です。
となるとプジョルとヴェルメーレンの争いになると思うのですが、私がバルセロニスタだからとか関係無く今季のプジョルは最高だったのでプジョルで!!
昨季の不振から完全に立ち直りましたからね。

左サイドバック

エヴラ、クリシー、サネッティ、シッソコ、シェンニコフ、トレムリナス、バドシュトゥーバー

エヴラ、クリシーが3年連続の選出です。
近年のフランス人SBの人材の豊富さが伺い知れますね。
怪我さえなかったら、ここにアビダルも入ってきてた事でしょうし。
シッソコ、トレムリナスもフランス人なんで、なんと半分以上フランス人・・・。
シッソコ、バトシュトゥーバーは今季ブレイクしましたね。
まぁシッソコはポルトでも実績あるし、ブレイク度でいえばバトシュトゥーバーの方が大きいかな。
ファンハールは、こういう選手をピックアップして使うのが昔から上手いよね。
ではベストは誰か、ってハナシですが数多くいるフランス人もブレイクした若手も彼には敵いませんよ。
そう、鉄人サネッティです!!!!!!
やっぱ最高の選手ですよ、サネッティは。
マラドーナってホントに阿保やと思いますよ、代表に選ばないとかありえへんわ。

守備的ミッドフィルダー/ボランチ/センターハーフ/攻撃的ミッドフィルダー

チャビ、セスク、ソング、ファン ボメル、カンビアッソ、スナイデル、トゥララン、マクン、シェルストレーム、ピアニッチ、Se.ケイタ、センベラス、ジャゴエフ、ディアビ、フェルナンド、グルキュフ、シュバインシュタイガー

チャビ、セスク、シュバインシュタイガーが3年連続でこの舞台に。
(因みにシュバイニは昨季はサイドアタッカー部門でのノミネート)
この中から4人選びます。大雑把に守備的な選手と攻撃的な選手で。
やはり優勝したインテルの中でもカンビアッソとスナイデルは目立ってましたよね。
サネッティの所でも書きましたが、クチュを選ばないなんてホンマにディエゴは阿保か!!!!!ってハナシですよ。
後はシュバインシュタイガーの貢献度も半端無かった。
本格的にボランチにコンバートされた訳ですが(以前からSBやらされたりFWやらされたりとマルチなプレーヤーなのでコンバートという言葉が適切かどうかは疑問やけど)、しっかりと働いていました。
主将のファン ボメルよりも断然活躍度は高かったと思います。
この3人とキング・チャビ、そしてガナを支え続けるセスクの争いかな。
ってなるとセスクがちょっとインパクト薄いね。

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

メッシ、ナニ、クラシッチ、プラシル、ヴェンデウ

3トップの両脇及びFW的なMFのポジションの選手を選びたいと思います。右も左も出来る選手ばかりなので一緒にしました。
3年連続はメッシのみ。
メッシは決定ですね。
CFに入ったり、中盤の前目に入ったり、といった試合もありましたが年間通して見れば右のウィングに入る試合が多かったので、まぁこのポジションでのノミネートです。
毎年ここからは2人選んでたのですが、今季は選出に値する選手がメッシだけなので1人にします。
戦力外的な扱いから一転攻撃の中心にまで成長したナニやCSKAの躍進を支えたクラシッチなんかは選んでも良いかな、って気もしますが。
まぁ本来なら考えるまでもなくロッベンなんですけどね。
いかんせん出場時間が短い・・・。

センターフォワード

エトー、L.ロペス、D.ミリート、ネチド、シャマフ、ミュラー

エトー、リサンドロが2年連続です。
しかも2人共、移籍先での新シーズンにも関わらず、ですよ。素晴らしい!!
バイエルンのミュラー君はブレイクしましたよね。
昨季から出てたけど、まさかマリオ ゴメス、クローゼ、トニを追いやってレギュラーを奪うとは開幕前は予想してませんでしたよ。
う〜ん、ベストとなると難しいですね。
やっぱミリートかな〜。
一番厄介なFWでしたからね。
ルーニーとオリッチは印象的な活躍をしましたが、出場時間が短いので選出外です。

フォーメーション図

         ジュリオ セザル

マイコン  プジョル   サムエル  サネッティ

        チャビ  カンビアッソ

 メッシ     スナイデル    シュバイニ   

          ミリート

3年連続でのベスト11入りはメッシのみです。
上のノミネートとはポジション少し変えてますが、布陣にしたらこの方がスッキリしたんで・・・。

次におまけでベンチ入りの7人(CLのベンチ入りメンバーも7人だから)を選んでみました。

SUB

GK ロリス
DF D.アウベス
ヴェルメーレン
バトシュトゥーバー
MF セスク
グルキュフ
FW エトー
 

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

8得点 メッシ
7得点 オリッチ
C.ロナウド
6得点 D.ミリート
5得点 ベントナー(PK1)
ルーニー
シャマフ

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない(ですよね?)し、基準も曖昧なので、私の基準でのアシスト王です。私の基準は「ゴールにつながったパス」これだけです。

7アシスト チャビ
6アシスト リベリ
5アシスト メッシ
セスク
ランパード

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

今季のブレイク選手と言えば、バイエルンの2人。バドシュトゥーバーとミュラーでしょう。
(手前味噌ですが、ペドロちゃんが今季特大の驚きを人々に与えた事は記しておきたい。。。)
開幕前彼等がベルナベウの舞台に立っていると予想した人なんていないでしょう。
どちらも甲乙つけがたい活躍でしたので、より"新人"なバドシュトゥーバーで!!!
ミュラー君は昨季CLで既に得点取ってるしね。

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

ノミネート選手に、すんごいベテランってのが少なくなってきましたね。
まぁ今季はインテルの魂サネッティで決まりでしょう。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

優勝監督でもあり3冠を達成したモウリーニョがベストである事は誰が見ても明らかです。
でもね、今季はファンハールを表彰したい。
いや〜、ジョゼの場合は元々国内で連覇中であったインテルという土台もあるわけじゃないですか。
スクデットなんて取れて当たり前っていう土壌がね。
でもファンハールの場合は、元々グダグダなチームだった訳でして、特に開幕当初なんて最悪の状態で。
マイスターシャーレを奪い返すだけでも大変なプロジェクトだったわけですよ。
しかもオランダ人っていうだけで風当たりも強かったし。
そんな中で国内2冠&CL準優勝は見事ですよ。
スタイル的にもワイドアタッカーを使った攻撃的なもの(AZ時代とは違う!!)でしたし、若手の登用も当たりました。

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でジュリオ セザル

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

サムエルの復活ぶりに。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

カンビアッソの働き無しにビッグイヤーは有り得なかったでしょ。

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

今季もメッシです。得点王やし文句無しでしょ。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

今季は一般的にはMVP不在の年だと思います。ファイナルに駒を進めた両チームに共に傑出したタレントというか、スターというか、1人で試合を決めてきた選手がいないからです。
一応あげるなら、スナイデルやミリート、ロッベンなんかが世間的にはそういう対象なんでしょうけどね。
でもね、個人的には圧倒的にジュリオ セザルで決まりなんですよ。
攻撃側の選手に目がいきがちですが、もう断然ジュリオ セザルが他を圧倒してると思います。
彼のセービングで勝ち上がった試合が何試合あった事でしょうか。

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

GK ジュリオ セザル

DF マイコン

MF スナイデル

FW ディエゴ ミリート

MVP ディエゴ ミリート

下は、UEFAが発表した09-10CLの最優秀選手候補者リストです。

GK

ジュリオ・セザル(インテル)
ビクトル・バルデス(バルセロナ)
ウーゴ・ロリス(リヨン)

DF

ジェラール・ピケ(バルセロナ)
ルシオ(インテル)
マイコン(インテル)

MF

チャビ・エルナンデス(バルセロナ)
ウェズレイ・スナイデル(インテル)
アリエン・ロッベン(バイエルン)

FW

ディエゴ・ミリート(バルセロナ)
リオネル・メッシ(バルセロナ)
ウェイン・ルーニー(ユナイテッド)

総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。残念な事に多忙&転職&引っ越し後の視聴環境によって観られなかった試合の方が多かった。殆ど試合を観ていないくせに、勝手に賞を決めたり、語ったりしてどうもスイマセン。一昨季からですが来季もこの状態は改善されないどころか悪化の一途を辿るので、更にサイトは縮小の方向で行くと思います。が、別に誰に見せる為のサイトでも無いので気ままにやっていきます。
バルサの連覇が残念ながら達成されなかったので、来季以降もモチベーションは途絶えません!!!
更新は遅くなりまくるでしょうが、気長に地道にやっていきます。

そんな訳で来季も頼むよ、CL!