シャルケ 1-0 アトレティコ
G:パンダー(30分、直接FK)

シャルケ(4-3-3):33ショーバー、2ヴェスターマン、23ヘヴェデス、5ボルドン(C)、24パンダー、8エルンスト、13ジョーンズ、37エンヘラール、17ファルファン(70分、19アルティントップ)、10ラキティッチ(78分、14アサモア)、22クラニー
SUB:32フェールマン、3コビアシビリ、21グロスミュラー、25サンプラーノ、27サンチェス
怪我人:ノイアー、クルスタイッチ、シュトライト、バレラ、ロベンクランズ

アトレティコ(4-4-2):25レオフランコ、21ペレア、15ハイティンハ、18ウイファルシ、3A.ロペス(76分、退場)、8R.ガルシア、12P.アスンソン、11マキシ(C)、20シモン(85分、4ペルニーア)、7フォルラン、14シナマポンゴル(67分、9ルイスガルシア)
SUB:1クペ、6クレーベルサンターナ、19ミゲル、22パブロ、24カマーチョ
出場停止:アグエロ


なかなかオモシロい試合でしたね。
予備予選では勿体無いという、皆が思っているまんまの試合となりました。
いや〜、良かった良かった。
なにせ最近は予備予選なんて全然観てないからね。
好カードが無い、ってのと選手のコンディションが上がっていないのとチームとして熟成していないやろうから、ってのが主な理由です。
そりゃ観るからにはオモロい試合観たいやないですか。
だから北京五輪なんて、全く放送スケジュールすら確認してないからね。

と、最近はまぁそんな状況やったんですが、このカードはチョット観てみようかなと。
実況&解説もクラッキー&タツジンやし。
んで観て正解でしたよ。

やっぱりね、シャルケは熱い。サポが熱い。これでかなり盛り上がれた。
んでもって昨季よりは攻撃的になってる感じがするよね。
ゆうても昨季はバルサ戦の2試合しか観られてないけど、それに比べると良くなってる。
この時期やのに。
早くも新加入組がフィットしてるしね。
ファルファンなんて、いつもど〜りにサイド切り裂いてたし。
エンヘラールは既に中盤でドッシリ構えられてる。
タツジンが絶賛してたエルンスト&エンヘラール&ジョーンズの中盤トリオですが、中々良いよね。
華麗さや優雅さは全く無いけれども、強いし高いし良く動く。
これがドイツだ!!!!!!!って感じで中々GOOD。
ラキティッチが前半開始に訪れた2度の決定機のどちらかでも決められていれば、シャルケ的に試合は大分楽になったやろうけど、そうならなかったので余計に試合は白熱した。

アトレティコは、シャルケに比べるとやはりコンディション的に上がってないかな。
リーガの開幕は8月末やもんね。もうすぐ開幕のブンデスとは違う。
でも両チームにとって、これは今季の公式戦開幕戦であり、いきなりの決勝戦でもあるわけです。
ドイツの新聞も言うとったらしいけど、いきなりこんなビッグマッチはキツイよね。
パンダーのFKが直接決まった先制ゴールのシーンも、アトレティコの壁は全く集中出来てなかったし。

アトレティコはCBコンビが新加入で大丈夫かな?って思ったけど、それ以上に攻撃のカタチが作れていなかった。
アグエロがいればまた違うのか?
この試合はラフィーニャ、アグエロ共に北京五輪に参加してる関係で出られませんでしたが(アグエロは元々出場停止らしい)、2nd legまでには帰ってこれんのか?
正直アグエロという突出したもんが無いと厳しそうやったけどね。
クルスタイッチの代役のヘヴェデスも結構頑張ってたし、ノイアーの代役のショーバーを脅かすぐらいのシーンは作りたい。

まぁ何にしても2nd legも楽しみの一言ですね。

バルサ 4-0 クラクフ
G:エトー2(17分マルケス、83分イニエスタ)、チャビ(24分アンリ)、アンリ(49分エトー)

バルセロナ(4-3-3):1バルデス、20ダニエウ・アウヴェス(76分、3ピケ)、5プジョル(C)、4マルケス、20アビダル、15Se・ケイタ、6シャビ、8イニエスタ、9エトー、27ペドロ(61分、24トゥレ ヤヤ)、14アンリ(84分、21A・フレブ)
SUB:13ピント、2カセレス、7グジョンセン、11ボヤン

怪我人:ジョルケラ、ミリート

ヴィスワ・クラクフ(4-4-1-1):81パヴェウェク、4バシチンスキ(C)、25クレーベル、15J・ディアス、8ブロジェク、21ウォボジンスキ(84分、19ラド)、7ソボレフスキ、20カントロ、9ボグスキ(67分、18ニェジェラン)、16イルサーク(HT、17クミェチク)、23パヴェル ブロジェク
SUB:12ユシュチク、2シングラール、24コハルスキ、11ダヴィドフスキ

さ〜て、いよいよバルサ戦です。
今季もミッドウィークの試合を金曜深夜のバルサTVの放送まで待たないといけない感じになりそうです。
まぁ観られるだけ有り難いと思わないとね。
今回も情報遮断には成功しましたし。
でも今回は情報遮断するほどの相手ではなかった。
楽勝でした。
ポーランドリーグは既に開幕しているし、予選2回戦を勝ち上がってきた勢いもあるやろうから、決して油断は出来ない!と思っていたのですが個々の能力差は歴然でしたね。
現時点でのバルサでもスコア通りの力の差がありましたよ。

得点にかんしてはクラクフが攻めに出てくれたから、って部分も大きかったですけどね。
亀になられてたら2点ぐらいで終わったのではないでしょうか。
その点は勇気をもってくれたクラクフを称賛しなければいけません。
だてにチャンピオンではないですよ。

エトー、アンリとゴールが欲しくて欲しくて仕方の無かった選手が結果を残せたのは、今後に向けて明るい材料ですね。
メッシが五輪から戻ってきて、さてどうなるか?ってトコですが、基本は昨季と同じ4-3-3で行くっぽいね。
プレシーズンなんか観てても。


バルデス:今季も坊主っつうかスキンヘッドでいくみたいです。殆ど攻められる場面すら無かったので、プレーに関しては何も言えません
アウベス:前任者のザンブロッタとギャップが激しすぎるので攻撃的ラテラルが好きなクレ達からは評価を高めそう。この日の様なディフェンスが求められない相手だと最適な選手
プジョル:ピケ投入後は右ラテラルに。今季もこういうパターンは多そう
マルケス:先制点を絶妙なアシストで演出。ペップもこういうプレーを望んでるやろうね
アビダル:今季もあまり攻撃面では期待出来なさそう。ただそっちはアウベスに任せてガッチリ守る、ってのも戦術としてはアリかな
ケイタ:ヤヤよりはやっぱり攻撃面でのアイディアが豊富ですね。
チャビ:2点目の弾丸ミドルは、相手のプレッシャーが無かったとはいえ貫禄充分のゴールでした。スルーパスもキレてたし
イニエスタ:今季も魅惑のパスに飛び出しにフィニッシュにと、やっぱり期待出来そう
エトー:面目躍如の2得点ですね。本当なら4点ぐらい決めててもおかしくなかったですけど、まぁ流石の決定力です。今夏は移籍騒動に揺れましたけれども、やはり彼ほどのゴールハンターを捨てるのは勿体無さすぎるよ
ペドロ:昨季はペドリートと呼ばれていましたが、今季からは本名でやるみたいです。メッシの代役での出場でしたが、しっかりとゲームの流れにのれていましたね。ドリブルを仕掛ける、勝負する姿勢も良かったです。ただ殆ど突破出来ませんでしたがね。。。。
アンリ:相手が相手だったので、結果を出したもののまだ手放しでは喜べないでしょうね。ただ昨季よりはフィットしてるのは確実

ヤヤ:似たようなタイプのケイタの入団で、さてどうなりますか。基本的にディフェンス固めに使われるのかなぁ
ピケ:アウベスの負傷で緊急投入。攻められなかったのでテストにも何にもならんかったけど
フレブ:点差がつき勝負が決まった状態だったので、ホントに顔見せ程度の出場でした

クラクフ 1-0 バルサ
G:クレーベル(52分)

ヴィスワ・クラクフ(4-4-2):81パヴェウェク、2シングラール、4バシチンスキ、25クレーベル、8Pi・ブロジェク、16イルサーク、15J・ディアス、21ウォボジンスキ(82分、19マウェツキ)、17ジェンチュク(90+1分、11ダヴィドフスキ)、9ボグスキ(68分、18ニェジェラン)、23Pa・ブロジェク

SUB:12ユシュチク、24コハルスキ、29モンチンスキ、14シャハト

バルセロナ(4-3-3):バルデス、ダニエウ・アウヴェス、プジョル(C)、ピケ、アビダル、トゥレ・ヤヤ、シャビ(57分、グジョンセン)、Se・ケイタ、イニエスタ(66分、A・フレブ)、アンリ、エトー(75分、ボージャン)
SUB:13ピント、16シウビーニョ、2カセレス、27ペドロ

バルサには全くモチベーションがありませんでした。
そりゃ1st legを4-0で勝ってますからね。
この週末にはリーガも開幕しますし、頭はもうそっちで一杯でしょう。
ポーランドくんだりまで来て無理して怪我でもしたらエライ事です。

というのは解っていたので、最後まで観るかどうか迷った試合。
「ガンペール杯」を真剣勝負じゃない、という事でバッサリ観なかった身としては、この試合も"消化試合"と割り切って観ないというのもアリでした。
が、自然と目が覚めたので観戦しました。
それに前述した様な前提条件は誰もが解っている事なので、そこをペップがどうするのか?っていうのも興味深かったし。
今季のチームは昨季までと気合いが違う、気持ちが違う、という触れ込みでしたからね。

しかしながら結果としては、ペップをもってしてもスター選手達の根性は変えられませんでした。
これでデコやロナウジーニョを批判していた人達も自覚した事でしょう。
こういう試合で本気出せ、っていうのはどだい無理なハナシなんですよ。
だから別に「昨季までと一緒か」みたいな失望感は無いですよ。
試合内容としては昨季の悪い時と同様で、語るべきものは何も無かったですが、まぁこういう試合なんで。
ここでダメだしするつもりは無いですよ。

それにヴィスワの肩を持つ程に、ヴィスワが魅力的だったわけでもないし。
頑張ってはいたけど、ポーランドチャンピオンとしての威厳は感じましたけど、本戦で観たいかどうか、ってのはまた別のハナシやからね。