ここでは、08-09CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。

ただ、独断と偏見で選ぶと好きな選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。

ノミネート基準1　ベスト8チームの選手から選ぶ

GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故にベスト8に残ったチームの中から選びます。

ノミネート基準2　出場時間2/3以上の選手から選ぶ

勿論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそサッカー選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズですから。所属チーム全試合時間中2/3以上は出てないとねぇ〜。

てな感じでノミネート選手です。

ベスト8に3シーズン連続で残ったのはユナイテッド、チェルシー、リバプールの3チーム！！バルサとアーセナルは2年連続です。プレミア勢の強さを改めて実感致しました。それではまずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。

では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。

◆ベスト11

ゴールキーパー

レイナ、ファンデルサール、ツェフ、バルデス、アルムニア、D.ロペス、エウトン、レンジング

レイナ、ファンデルサル、ツェフは3年連続の選出であります。
安定してるって事ですよね。素晴らしい事ですね。
3シーズン連続全チームから選出されました。まぁGKは固定されるポジションなんで普通と言えば普通。
さて、ベストGKは誰か？って事ですが、一番失点が少なかったのはユナイテッド。
無失点試合も8つもあったし、プレミアでも無失点記録を樹立する等ディフェンスが強かったイメージが今季はありますよね。
ただ失点はGKのみの責任でも反面、輝かしい記録もGKのみで達成出来るもんでもない。
しかしながら今季のファンデルサールの貢献は純粋に大きかったと思うので彼で決定！！

右サイドバック

ボジングワ、アルベロア、オシェイ、D.アウベス、アンヘル、サプナル、オッド

2年連続の選出者はゼロです。
さてさて今季は攻撃的なラテラルの活躍が目立ちましたね。
そうアウベスとボジングワです。
彼等の活躍はチーム戦術をも変えましたからね。
アルベロアも安定してたし、オシェイは右SBっつうか相変わらず色んなポジションで貢献。
オッドは尻すぼみでしたが・・・。
で、ベストは誰かってなると手前味噌ですが、アウベス君を推したい。
彼の加入が無かったら、バルサのトリプレーテは無かった！！！

センターバック

キャラガー、ファーディナンド、ヴィディッチ、テリー、アレックス、ピケ、ゴンサロ、ゴディン、コロ トゥレ、B.アウベス、ロランド、ルシオ、デミチェリス

キャラガー、リオ、テリーは3年連続の選出です。
GKの所でも書きましたが、今季はユナイテッドの守備が素晴らしかった。
その中でもリオとヴィダのコンビは抜群でありました。
ヴィダはプレミアでは退場とか凡ミスも目立ち、「最高！」とは言い難い感じですが、それでも年間MVPみたいなんも受賞してたぐらい良い面も多かったよ。
リオは文句のつけようが無い。
後は自分の中ではピケの成長ぶりを書かずにはいられない。
でもシーズントータルで見ると前半はグダグダやったしなぁ・・・。
って事でユナイテッドのコンビで良いのではないでしょうか。

左サイドバック

アシュリー コール、エヴラ、クリシー、カプデビラ、ラーム

キャッシュリーのみが3年連続の選出です。
クリシーは昨季ほどじゃなかったなぁ〜。カプデビラは印象度は強いけど、継続性や安定感ではコールやエヴラが上回っている気がします。
ラームにはバルサ戦の不在がその存在感をより増しましたがね。
う〜ん、エヴラかコールかな。個人的にはエヴラのプレースタイルの方が好きやけど、コールは忠実に仕事こなしてたんで彼に決定。
フェリポン政権では攻撃性を発揮出来てたし、ヒディンク政権では守備力を発揮していた。やはりトータルでLVの高いラテラルですわ。

守備的ミッドフィルダー／ボランチ／センターハーフ／攻撃的ミッドフィルダー

マスチェラーノ、シャビ アロンソ、キャリック、ランパード、ミケル、バラック、トゥレ ヤヤ、チャビ、セスク、ソング、デニウソン、セナ、フェルナンド、ルチョ、メイレレス、ファン ボメル、ゼ ロベルト

キャリック、ランパードが3年連続でこの舞台に。やっぱこの2人は素晴らしいね。
この中から3人選ぶのですが、今季抜群だったジェラードとイニエスタが残念ながらノミネート対象外です。
おったら迷う事無くチョイスしていた2人なんですが、出場時間が足りず。。。
なので今季は3人じゃなく2人にします。
大雑把に守備的な選手と攻撃的な選手で。
スペイン人が4人いてるのは、現スペイン代表の中盤の優位性を象徴してる気すらします。
その中でもやっぱチャビですよね。
存在感だけでなく数字の上でも最多の7アシストを記録してますしね。
キャリック、シャビアロンソ、セスク、ランプスも良かったけどチャビの前では霞みます。
さて後1人。
バイエルンのコンビとポルトのトリオは悪くは無かったけどベストじゃないよなぁ〜。
ソングとデニウソンは結局フラミニ、セスク（怪我で離脱時）の穴を埋められなかった感じだし。
ってなるとヤヤかミケルかマスチェラーノだね。
ミケルの今季の成長ぶりは目覚ましかったし、成長度と言うならヤヤもバルサスタイルにフィットし、攻守に貢献出来ていました。
でもその2人をマスチェラーノは上回るパフォーマンスを披露していた気がします。
その存在感が浮き彫りになったのは、皮肉にも欠場したチェルシー戦の1st legでしたが・・・。

右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング/右FW/左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング/左FW/セカンドトップ

C・ロナウド、カイト、メッシ、サンティ、ナスリ、C.ロドリゲス、シュバインシュタイガー、リベリ

3トップの両脇及びFW的なMFのポジションの選手を2人選びたいと思います。右も左も出来る選手ばかりなので一緒にしました。
3年連続はロナウドとカイト。
メッシとロナウドで決定ですね。
メッシは後でも述べますが、間違いなく今季のMVPです。バロンドールも確実でしょ。
ロナウドは昨季の超ハイパーミラクルパフォーマンスに比べるとショボく見えますが、比較じゃなくて普通に今季だけの活躍に絞れば誰も文句は言えないでしょ。
ポルト戦、ガナ戦のド派手なゴールも印象深い。
数字で語った場合でも被ファウル数、枠内シュート数、枠外シュート数、総シュート数共にダントツのトップやしね。
後は相変わらず地道に頑張り貢献度が高かったカイト、ユナイテッドを慌てさせたC.ロドリゲス、バイエルンで唯一バルサと渡り合えたリベリ等々も良かったんですが、前述の2人に比べるとね。
スペシャル過ぎますよ、彼等は。
でも中盤センターの所を今回は2人に減らしたので、リベリも選んどきますか。

センターフォワード

ルーニー、アネルカ、エトー、G.ロッシ、L.ロペス、フッキ、クローゼ、トーニ

ルーニーが3年連続です。
ルーニーは相変わらず周りを使うのが上手い。それだけじゃなく今季は得点も量産しましたし、充実のシーズンとなりましたね。
ちょっと守備に注力し過ぎてた気もしますが、そこで貢献出来るのも彼の良さやし。
プレミアでは得点王となったアネルカですが、CFとしての恐さなら終盤復活したドログバの方が上。
ただドログバは時間が足りずノミネート対象外です。
エトーはリーガ程CLでは得点量産しませんでしたが、それはGLが楽やったから。
R-16以降の厳しい戦いでは脅威を発揮しました。
ファイナルの先制弾でも証明しましたしね。
ロッシ、ロペス、クローゼ&トニはチームを引っ張りベスト8進出に貢献しましたが、そこからの壁は厚かった。
単純に得点数で言うとクローゼ、ロペスやねんけど、ルーニーでええかな。

フォーメーション図

　　　　　　　　　　　　　ファンデルサール

D.アウベス　　ファーディナンド　　　ビディッチ　　A.コール

　　　　　　　　　マスチェラーノ　　　チャビ

　メッシ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リベリ　　　　　　　

　　　　　　　　　　ロナウド　　　　ルーニー

3年連続でのベスト11入りはリオとロナウドのユナイテッド勢です。
ロナウドは前線でのプレー時間も長かったので、トップに入れてみました。

次におまけでベンチ入りの7人（CLのベンチ入りメンバーも7人だから）を選んでみました。

SUB

◆個人賞

得点王

これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。

アシスト王

アシストって厳密に言うと公式記録ではない（ですよね？）し、基準も曖昧なので、私の基準でのアシスト王です。私の基準は「ゴールにつながったパス」これだけです。

新人王

新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。

もう常連の選手ばっかりですわ。デビューじゃないけどミケルやソング&デニウソンは若手の中では伸びたかな、って印象。
フッキは純粋にデビュー年ですが、元Jリーガーやから肩入れするとかしないですよ。
という事でピケでどうでしょう。一応昨季の優勝メンバーですが殆ど出てないし今季一番成長しましたしね。

ベテラン王

新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。

ノミネート選手に、すんごいベテランってのが少なくなってきましたね。
だからっつう訳じゃないけど、2年連続ファンデルサールで。
ゼ ロベルトも頑張ってたけどね。

最優秀監督賞

最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。

今季はもうペップでしょう。
3冠ですよ3冠。トリプレーテですよトリプレッテ。
結果だけじゃなく内容も良かったしね。
バルサスタイルを貫きつつ結果も残すという、トップリーグの監督1年目でこんな業績ありえないですよ。

ベストGK賞

ま、これはベスト11のGKと同じですね。

って事でファン デル サール

ベストDF賞

最も堅かったDFに贈ります。

ダニ アウベスの休みの無い働きぶりに。

ベストMF賞

最もアグレッシブだったMFに贈ります。

もう、チャビでしょチャビ。

ベストFW賞

最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。

今季はもう、メッシです。レオです。

MVP

最も素晴らしかった選手に贈ります。

今季は間違いなくメッシです。もうこれ以上の言葉はいらないでしょ。全てレオで決まり！！

ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、

GK　ファン デル サール

DF　テリー

MF　チャビ

FW　メッシ

MVP　メッシ

下は、UEFAが発表した08-09CLの最優秀選手候補者リストです。

GK

ペトル・ツェフ（チェルシー）
ビクトル・バルデス（バルセロナ）
エドウィン・ファン・デル・サール（ユナイテッド）

DF

ジェラール・ピケ（バルセロナ）
ジョン・テリー（チェルシー）
ネマニャ・ビディッチ（ユナイテッド）

MF

チャビ・エルナンデス（バルセロナ）
アンドレス・イニエスタ（バルセロナ）
スティーブン・ジェラード（リバプール）

FW

サミュエル・エトー（バルセロナ）
リオネル・メッシ（バルセロナ）
クリスティアーノ・ロナウド（ユナイテッド）

総括

まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよ、ありがとう。残念な事に多忙&引越し後の視聴環境によって観られなかった試合の方が多かった。殆ど試合を観ていないくせに、勝手に賞を決めたり、語ったりしてどうもスイマセン。昨季からですが来季もこの状態は改善されそうにないので、更にサイトは縮小の方向で行くと思います。が、別に誰に見せる為のサイトでも無いので気ままにやっていきます。
バルサの3冠達成、サイト設立以降2回目の大耳獲得で達成感、満腹感一杯ですが、来季も一応やります。
ペップバルサもモチベーションを枯らす事無く、史上初のチャンピオンズリーグ連覇を目指してほしいもんです。

そんな訳で来季も頼むよ、CL！