07-08 UEFAチャンピオンズリーグ R-16 1st leg

2008.2.20 エミレーツ
0
0-0
0
0-0
 
得点
 
メンバー
1 レーマン
GK
16 カラッツ
   
3 サニャ
5 トゥーレ
  (7分 6 センデロス)
10 ギャラス(C)
22 クリシー
DF
44 オッド
13 ネスタ
  (50分 18 ヤンクロフスキ)
4 カラーゼ
3 マルディーニ(C)
 
 
16 フラミニ
4 セスク
27 エブエ
  (90分 32 ウォルコット
13 フレブ
MF
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ
23 アンブロッジーニ
22 カカ
10 セードルフ
  (86分 5 エメルソン)
 
 
25 アデバイヨル
9 エドゥアルド ダ シウバ
  (74分 26 ベントナー
FW
7 パト
  (77分 11 ジラルディーノ
   
        レーマン

サニャ  トゥレ   ガラス  クリシ

    フラミニ   セスク

 エブエ           フレブ

    アデバヨル  ダシウバ

布陣
        カラチ

オッド  ネスタ   カラゼ  パオロ

        ピルロ

  ガットゥーゾ       アンブロ

     カカ    セードルフ

         パト

sub
21 ファビアンスキ GK GK 29 フィオーリ
31 ホイト DF DF 25 ボネーラ
15 デニウソン MF MF 32 ブロッキ
19 ジウベルト シウヴァ   FW 9 F・インザーギ
センデロス
エブエ
イエローカード パト
レッドカード
出場停止選手
アルムニア
ファン ペルシ
ロシツキー
戦線離脱中選手 ロナウド
ジーダ

パトでびゅぅ〜

好カード揃いのR-16ですが、その中でも一番興味深かったのが、この試合。
華麗なスタイルで結果も出しているガナーズと、現実的スタイルで結果が出ていないけど大一番には強いミラン。
相対するアイデンティティーを持つチームが高レベルで戦うと、どうなるのか。
この辺が非常に楽しみなのでありました。

そんでもって、試合はそんな期待を裏切らないものとなりました。
非常に濃密な90分間で、アッという間に時間が過ぎていきました。
とにかく両チームよく動く。
そんでもってフェアに戦っていたから、試合が止まらない。
故にスピーディーでアグレッシブで意図を持った戦いが繰り広げられた訳であります。
これがつまらない訳ないでしょ。

ガナーズは持ち味のショートパス中心の攻撃が存分に発揮出来ていた。
ミランの方も堅い守りからの素早いカウンターが実践されていた。
両チーム共にやりたい事がやれていたし、締める所は締めれていた。
これがつまらない訳ないでしょ。

もうロスタイムにアデバイヨルのヘディングがバーを叩いた瞬間なんて、絶叫ものですよ。
この興奮がまたサンシーロでも味わえるかと思うと、今から楽しみで仕方無いですね。

さてチームの話はこれぐらいにしておいて、個人の話に移りましょう。
まずは大注目のパト。
やはり期待されているだけあって、中々やりますなぁ。
とても怪我上がりとは思えないぐらいにコンディションも体のキレも良かった。
まぁ最後は足痙攣しての交代でしたけどね。
でも年齢から考えたら、ありえない感じの落ち着き。
大選手になる予感は確かにプンプンだ。
カカがもう少し元気だったなら、コンビプレーから貴重なアウェイゴールを挙げていたかもしれません。
あとセードルフを筆頭とする、タフで粘り強い中盤の4人は相変わらず御見事。
彼等が前で頑張っていたからこそ、マルディーニ中心の最終ラインも最後まで集中力を切らさずに出来たのでしょう。
それにオッドが出色やった。
攻撃面での上がるタイミングも絶妙やったし、守備面ではサイドだけで無く中のケアも完璧に出来ていた。
カラチもここ最近の評判通りの落ち着きぶり。
あの駄目キーパーぶりは何処へ?
この年齢でいきなり成長するとも思えんしなぁ。
これで何故セリエで勝てないのか、不思議で仕方がない。
やはり試合へのモチベーションなのか。

ガナーズの方では、やはりセスクが素晴らしかった。
長短のパスを見事に使い分け、ミランDFを何度も崩しかける所まで導いた。
ゴール前に入ってくるタイミングもパーフェクトで、シーズン当初のゴールを量産していた時期ならば1本ぐらいは決めてた筈。
アデバイヨルは、やはり化物でミランDFも相当苦労させられていた。
相棒のシウバが少し不調やったから、ミランは助かったよね。
ベントナーが入ってからの方が、明らかに圧力が増したから。

さぁ次はサンシーロ、サンシーロ。
このスコアレスドローの結果がどう影響するのか見物です。
ミランは狙い通りのエンパテだったとは思うけど、アウェイゴールを取れなかったのが気掛かり。
ガナが先制する様な展開になると、一気に苦しくなりますからね。
それに今季はサンシーロで勝率悪過ぎるし。
でもそんな不安は、この日の試合観たら関係無いかなって気もした。
まぁ何にせよ、一番楽しみなカードである事は揺るぎないですなぁ。

興奮度:90%

MOM:オッド