07-08 UEFAチャンピオンズリーグ QF 2nd leg

2008.4.8 アンフィールド
4
1-1
2
3-1
ヒーピア(30分、ジェラード
得点
ディアビ(13分、フレブ
トーレス(69分、クラウチ アデバイヨル(84分、ウォルコット
ジェラード(85分、PK)  
バベル(90+2分、カイト  
メンバー
25 レイナ
GK
24 アルムニア
   
23 キャラガー
37 シュクルテル
4 ヒーピア
12 F・アウレリオ
DF
5 トゥーレ
10 ギャラス(C)
6 センデロス
22 クリシー
 
 
14 シャビアロンソ
20 マスチェラーノ
18 カイト
  (90+3分 17 アルベロア)
8 ジェラード(C)
MF
4 セスク
16 フラミニ
  (42分 19 ジウベルト シウヴァ
27 エブエ
  (72分 32 ウォルコット
13 フレブ
2 ディアビ
  (72分 11 ファン ペルシ
 
 
9 F・トーレス
  (87分 6 リーセ)
15 クラウチ
  (78分 19 バベル)
FW
25 アデバイヨル
   
           レイナ

カラガー  スクルテル   ヒーピア  ファビオ

       アロンソ   マスケラノ 

 カイト              ジェラード

       トーレス   クラウチ

布陣
       アルムニア

トゥレ  ガラス   センデロス  クリシ

     セスク   フラミニ

 エブエ    フレブ    ディアビ

       アデバヨル  

sub
30 イタンジュ GK GK 1 レーマン
11 ベナユン MF DF 31 ホイト
21 ルーカス   MF 17 ソング
10 ヴォロニン FW FW 26 ベントナー
イエローカード センデロス
トゥーレ
レッドカード
出場停止選手
アッゲル 戦線離脱中選手 ロシツキー
エドゥアルド ダ シウバ
サニャ

1年に何試合かの試合

とんでもない試合やったねぇ〜。
これぞチャンピオンズリーグ!!!
大熱戦を堪能させて頂きました。

勝つべきなのは、ガナーズだろ?ってスタンスで個人的には観た試合でした。
だって今季のガナーズは、それはそれは素晴らしいフットボールをしていたじゃないですか。
特にシーズン序盤。
そんなガナーズに、最近では毎シーズン3位だとか4位だとかがリーグ戦の定位置になっちゃってるレッズが勝ってはいけないんじゃないかと。
真のチャンピオンを決めるチャンピオンズリーグだぞ!と。
シーズントータルで考えたら、強いのは明らかにガナじゃないかと。

でもね、今の勢いは完全にレッズが勝っているんですよ。
特に2008年に入ってからは、そりゃぁもう強い強い。
それに対してガナは明らかに失速してますからね。
プレミアでも首位を明け渡したどころか、一気に差を開けられちゃってますし。
先程、「素晴らしいフットボールをしていた」と過去形で書いたのも、そういう理由からです。
若いチームだし、運動量がとにかく要求されるスタイルだし、選手層は薄いしだし、でシーズン終盤のダウンは当然といえば当然なんだけどねぇ。

だからガナが先制した時は、そりゃぁもう歓喜しましたよ。
しかもディアビが決めましたからね。
超KYなプレーでチームに迷惑をかけたプレミアの試合以降、もう使ってもらえないかな、と思っていたんだけど、先発起用に見事に応えましたね。
前半の序盤は、この得点に象徴される様に、ガナが完全にペース握ってました。
対してレッズの動きは凄くギクシャクしていました。
解説の粕谷氏曰く、システムの問題だとか。
確かに、レッズは4-2-3-1に固定してから結果を残せる様になってきました。
特に前線のカイト、ジェラード、バベル、そしてトーレスという並びは不動の様に感じられましたからね。
それがこの試合では、何故かバベルを外してクラウチを先発起用。
そしてシステムも4-4-2に変更、ジェラードは左サイドに押し込まれました。
確かに、これが原因だと言えなくもない。
普段と違う事やってるんだから、まずそこに原因理由を求めてしまうのも当然です。
でも単純に緊張でガッチガチやっただけかもしれんしなぁ(笑)
アンフィールドの大観衆、最高の雰囲気の前で、負けるわけにはいかんからねぇ。
こりゃもう相当なプレッシャーの筈ですよ。
だからそれはもう、同じ状況で4-2-3-1でやってみて、どうやったかを観てみないと何とも言えんよ。
それにある意味、クラウチもバベルも結果残したからね。
レッズの同点ゴールはジェラードのCKをヒーピアが頭で合わせたものでした。
これはセンデロスが簡単にマーク外しちゃったとも言えるけど、クラウチへのマークのせいとも言える。
逆転ゴールはレイナ→クラウチ競る→トーレスという形で産まれましたし。
トーレスの技術と決定力の賜みたいな素晴らしいゴラッソでしたが、レイナのキック精度はもとより、クラウチの競り合いが無かったら、届いていないボールでしたからね。
まぁ試合はこれで決まったと思いました。

しかしウォルコットの活躍で、同点もとい逆転されてしまうんですよね。
ウォルコットの単独ドリブル突破を止められず(60mぐらい走ったんやないかな)、最後はアデバイヨールにPUSHされてしまいました。
トーレスのゴールも見事やと思ったけど、こっちはもっと凄かったなぁ。
そして逆転ゴール(アウェイゴールルール)というシチュエーションが更に興奮度を高めました。

でもウォルコットのハイパフォーマンスは、バベルを光らす為のほんの材料でしかなかったのでした。
途中から出てきてフレッシュなバベルは、前線を掻き回しまくります。
逆転ゴールのショックに揺れるスタンドの雰囲気をものともせず、失点直後に強引な突破からPKゲット(この緊張感溢れるPKを左上に高速で決めたジェラードの精神力とシュート精度の高さといったらもう・・・)。
更にはロスタイム、カウンターから抜け出し勝利を決定付ける4点目も叩き込みました。
だから得点経過だけ見ると、ラファ采配ズバリ!!とも言えるんよねぇ〜。

まぁもうそんなんは、どっちでも良いのです。
とりあえず素晴らしい試合が観られたのでOKです。
最初はリバプールとアーセナルの3連戦ってどうよ??って思ってたけど、結局プレミアが控えマッチになったので問題無しでありました。
いや〜良かった良かった。
勿論基本的には冒頭に書いたように、ガナに勝ってほしい気持ちが強かったけど、やっぱアンフィールドの雰囲気と最近の両者のチーム状態考えたら、この結果は妥当だわな。
ラファは毎年、この時期に合わせてチームのピーク持ってきてる感じするし。
だからプレミアは獲れないんだろうけど。
次はチェルシーとのまたまたプレミア対決ですか。
チェルシーは決して調子落としていないので、わからない試合になりそうですね。

興奮度:90%

MOM:ジェラード