06-07 UEFAチャンピオンズリーグ グループB 第1節

2006.9.12 エスタディオ ジョゼ アルバラーデ
1
0-0
0
1-0
カネイラ (64分、トネル
得点
 
メンバー
1 リカルド(C)
GK
1 トルド
   
78 アベウ
13 トネル
4 アンデルソン ポウガ
12 カネイラ
DF
13 マイコン
2 コルドバ(C)
25 サムエル
11 グロッソ
  (80分 4 J・サネッティ)
 
 
24 ミゲウ ベロゾ
18 ナニ
  (83分 11 テージョ)
28 ジョアン モウティーニョ
30 ロマニョーリ
  (66分 19 アレクサンドロ)
MF
14 ビエラ
  (68分 退場)
15 ダクール
7 フィーゴ
  (66分 91 マリアーノ ゴンサレス)
5 スタンコビッチ
 
 
20 ジャロ
31 リエジソン
FW
10 アドリアーノ
  (71分 18 クレスポ)
8 イブラヒモビッチ
   
        リカルド

アベウ  トネル   ポウガ  カネイラ

       ミゲウベロゾ

    ナニ       モウチニョ

       ロマニョーリ

     ジャロ    リエヂソン

布陣
          トルド

マイコン  コルドバ   サムエル  グロッソ

       ビエラ   ダクール

  フィーゴ            デキ

     アドリアーノ   ズラタン

sub
16 ティアゴ GK GK 12 ジュリオ・セーザル
8 ロニー  DF DF 6 マクスウェル
15 ミゲウ ガルシア     23 マテラッツィ
34 ジョアン アウベス MF MF 21 ソラーリ
80 ブエノ FW
リエジソン
ジョアン モウティーニョ
イエローカード コルドバ
トルド
ビエラ(×2)
レッドカード ビエラ(Y×2)
出場停止選手
ファーネルード
パレデス
カルロス マルティンス
戦線離脱中選手 カンビアッソ
フリオ クルス
レコバ

グズグズなインテル

スポルティングは良い所ばかりが目立ち、インテルと審判は終始グズグズだった、そんな試合でした。
スポルティングは持ち前の攻撃精神も遺憾なく発揮。モウチーニョやロマニョーリ、ジャロ、ナニといったイキの良い若手がもう伸び伸びガンガン攻めていました。
それが良い風に転んだ試合。
そうでなくてもスポルティングはこの試合に懸けなくてはいけなかったのです。バイエルン、インテルという強力な2チームと同居してしまったので、彼等の牙城を崩す為にはホームゲームで是が非でも勝ち点3が必要でした。しかもよりチャンスが大きいのは、まだメガクラブが本調子では無い序盤。つまりこの試合を落とす様だとスポルティングは早計ですが一気に望みが潰えるとも言えるのです。
だからこそピークをここにもってくるべきで、そんなこっちの考え通りにスポルティングは開始早々からハイペースでガンガンにトバしていました。
そしてこちらの予想以上にインテルが「チーム」になっていなかった事がスポルティングに勝利を呼び込みました。
インテルはカルチョスキャンダルのメリットとデメリットが出た試合といえるでしょう。メリットはビエラやズラタンといった超大物を獲得出来た事。デメリットはシーズン開幕が延びた事。なにせまだセリエは開幕戦を行っただけにすぎません。この時点でのコンディションは明らかにスポルティングが上でした。しかもメリットに書いたビエラとズラタンの加入、ってのもシーズントータルで見ればメリットに成るでしょうが、この時点ではフィットしていないのでチームにとってはマイナスとも言えるのです。
ビックリするぐらいズラタンとアドリアーノのコンビネーションは無かったからね。
マンチーニとしてはこの時期は「結果」よりも「熟成」に重きをおきたいのか、ローテーションを行ったり、色々な組み合わせを試したりしてるようです。しかしこの日のスポルティングはカピタンを温存して勝てるほど甘くはありませんでした。
マンチーニの苦労は痛いほど解ります。試しながら勝たないといけないのはキツいよね。古巣を相手に燃えていたフィーゴをあっさりと代えたぐらいやからね(動きも全然悪く無かった。いやむしろフィーゴがいなくなってからは攻撃のリズムが全く無くなった)。そんな中でも光明もあったよ。
それはサムエルとコルドバです。
ここ2試合で5失点のディフェンスですが、この日はカネイラのまぐれミドルの失点のみ(これもトルドのミスといえなくはないが)に抑えました。一気呵成に攻めるスポルティングの若手達に勢いで押される場面もありましたが、最終局面ではキッチリと2人が仕事をさせませんでした。今季もこの2人がいれば、とりあえずは安心出来る、ってのを確認出来た試合ですね。

興奮度:65%

MOM:サムエル