05-06 UEFAチャンピオンズリーグ グループH第2節 |
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2005.9.28 サンシーロ
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1
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0-0
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0
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1-0
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ピサロ(49分、直接FK) |
得点
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メンバー
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12 ジュリオ・セーザル |
GK
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25 ヴァーテリュウス | ||
2 コルドバ(C) 23 マテラッツィ 25 サムエル 33 ウォメ |
DF
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2 リクセン 16 J・ロドリゲス 14 キルギアコス 3 ベルナール |
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19 カンビアッソ 8 ピサロ 7 フィーゴ (75分 13 ゼ マリア) 21 ソラーリ (85分 18 キリー) |
MF
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6 ファーガソン(C) 24 マレイ (84分 23 ニエト) 31 ナムシ (90分 19 トンプソン) 26 ロヴェンクランズ |
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9 フリオ・クルス 30 マルティンス (60分 20 レコバ) |
FW
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4 ブッフェル (78分 21 ジェファーズ) 9 プルソ |
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ジュリオセーザル
コルドバ マテラツイ サムエル ウォメ カンビアソ ピサロ フィーゴ ソラリ クルス マルティンス |
布陣
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バーテルウス
リクセン ロドリゲス キリヤコス ベルナル ファガソン マレイ ナムシ ブフェル ロベンクランズ プルソ |
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sub
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1 トルド | GK | GK | 1 クロス | |
16 ファバッリ | DF | DF | 5 アンドリュース | |
5 スタンコビッチ | MF | 12 マルコム | ||
10 アドリアーノ | FW | 18 ピエール=ファンファン | ||
フィーゴ コルドバ |
イエローカード | ヴァーテリュウス | ||
レッドカード | ||||
ベロン | 出場停止選手 | |||
J・サネッティ C・ザネッティ |
戦線離脱中選手 | ノボ |
観戦レポ
予備予選に引き続き無観客試合を行わないといけないインテル。なんか最近無観客試合も見慣れてきたわ。
開幕戦を勝利したチーム同士の対戦ですが、無観客の要素がプラスに働いたのはアウェイのレンジャーズ。インテルと比べて非常に動きが良い。鋭い出足、アグレッシブな攻撃意識、尽きない運動量、中盤でのプレッシング、戦う闘志。コンディションひとつとってもインテルの数段上って感じ。この試合に懸ける意気込み、チャンスを逃すまいとする執念を感じます。
一方のインテルはセリエもCLも完全ターンオーバー制。長い1年の間の1つの試合と捉えているのか、はたまた意識は既に直後に控える「イタリアダービー」に向いているのか、レンジャーズとは明らかに集中度の違いを感じました。
そんなテンションで勝てる程この日のレンジャーズは甘い相手ではなかったのですが、それでも個人のチカラでなんとか出来てしまうのがインテル。組織が機能していなくても勝てちゃうのがインテル。マルティンスの柔軟なコントロールと加速力にはファウルで止める術しかレンジャーズはもたなく、絶好調クルスの「演技」にもうまくハメられてPKを献上しちゃったりもしました。それでもPKをクルス本人が外してくれたりもして前半は0-0。
このままのペースだとレンジャーズのジャイアントキリングも充分ありえる、いやもしそうなったとしてもそれはジャイアントキリングでは無く正当な勝利だ。そんな風に思っていたハーフタイム開け、やはりインテルが個人のチカラでなんとかしました。
前半イマイチな働きだったピサーロがFKを直接ねじこんで先制。閑散としたサンシーロに関係者の歓声が響き渡ります。なんか無観客試合の割にはインテル関係者が多過ぎる気が・・・。
それにしてもインテル。こういう所が強いんかなぁ。スペシャルな選手を1人止めても直ぐ後ろに2人目のスペシャルな選手が狙っている、そんな状況が続きます。
その象徴がこの日絶好調だったマルティンスの後半15分の負傷退場。彼にかなり苦しめられていたレンジャーズとしては非常に幸運だと思われましたが、代わったレコバが魅せる魅せる。レンジャーズにホッとさせる隙を与えませんでした。キリヤコスがいくら頑張ってもこれだけのタレント集団は抑えられません。クルスがPK外してくれたり、ソラーリがありえないシュートミスしてくれなかったら点差はもっと広がっていたでしょう。
ただし内容だけで考えたらレンジャーズの方が数段上でした。最後の最後まで前半出来てた内容のフットボールをやり通せた。これが不思議な所ですよね。レンジャーズに足りなかったのは決定力っつうか決定機を作るチカラ。ええFWや素晴らしいウィンガーはいるんですがゲームメイカーがいないよね。だからいくら内容が良くってもインテルが決める所決めてりゃ点差はもっと広がってたかな、って思う訳ですよ。
レンジャーズの良い所ばかりが目立った試合で今後に期待は膨らみましたが、試合の勝ち負けという一点に於いてはインテルとレンジャーズとの差は依然深いかなと感じます。
興奮度:75%
MOM:マルティンス