05-06UEFAチャンピオンズリーグ グループH第1節 |
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2005.9.13 テヘルネ ポレ スタディオン
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0
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0-1
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1
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0-0
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得点
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クルス(17分、アドリアーノ) | |||
メンバー
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1 チョベイ |
GK
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12 ジュリオ・セーザル | ||
21 ペトラーシュ 2 デブナール 4 デュリツァ 22 ウルバネク (74分 23 コネクニ) |
DF
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2 コルドバ(C) 23 マテラッツィ 25 サムエル 33 ウォメ |
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3 スターニョ (62分 9 ルイス・ファビオ) 25 コザーク(C) 8 バシュチャーク 20 フォドレク |
MF
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14 ベロン (56分 退場) 6 C・ザネッティ 7 フィーゴ (81分 30 マルティンス) 5 スタンコビッチ |
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16 ハルティグ (71分 10 ミクリチュ) 14 ハレナール |
FW
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9 フリオ・クルス (65分 8 ピサロ) 10 アドリアーノ |
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チョベイ
ペトラス デブナル ドリツァ ウルバネ スタニョ コザク バスチャク ホドレク ハルティグ ハレナル |
布陣
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ジュリオセーザル
コルドバ マテラツイ サムエル ウォメ ベロン ザネッティ フィーゴ スタンコビッチ クルス アドリアーノ |
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sub
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30 コラール | GK | GK | 1 トルド | |
24 ブラーク | DF | DF | 13 ゼ マリア | |
15 ガイドシュ | MF | 16 ファバッリ | ||
19 ブクビッチュ | FW | MF | 19 カンビアッソ | |
FW | 20 レコバ | |||
スターニョ | イエローカード | ベロン(×2) C・ザネッティ |
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レッドカード | ベロン(Y×2) | |||
ボルベリ | 出場停止選手 | |||
戦線離脱中選手 | J・サネッティ |
観戦レポ
謎の多いチーム・アルトメディアに、まずはインテルが乗り込みます。
オフシーズンの補強も充実したものを行う事が出来、実際この日もスタメンからベンチまで超豪華メンバーが並ぶインテル。下馬評もここ数年で一番高いんじゃないの?ってぐらい期待されてます。
が、セリエでは既に格下・パレルモ相手に敗北を喫しており不安な面があるのも事実。実際今季のインテルはどうなの?ってのが私の一番の注目ポイントでした。
そんな感じでキックオフ。まず圧倒されたのがスタンドの大声援。流石スロバキアですね。もう選手のワンプレー、ワンプレーに対して大声援ですよ。そして勿論インテルに対しては大ブーイング。良いじゃないですか。素晴らしい!
基本的にはインテルがボールをキープする展開で進みますが、アルトメディアはチェックに行く際に全て複数人数で囲み数的不利を作らないという動きを徹底しており、その連動性は実に機能的でした。この開幕戦にかける気合いが伝わって来ます。
そんな感じで良いディフェンスを続けていたアルトメディアでしたが、一瞬の隙を逃さないのがワールドクラスの選手達ばかりのインテルアタッカー陣なのです。本当に一瞬でした。デキにスペースを与えたその瞬間、デキはアドリアーノにスルーパス。アドリアーノもダイレクトで中に折り返し、中で待っていたクルスがフリーで決めて先制。僅かな隙を逃さない攻撃の連動性でした。
クルスの後ろにフィーゴも詰めていた事も見逃せません。そのフィーゴですが、結構ドリブルがキレてましたね。相手の力量も関係するので一概には言えませんが、コンディションも良く、チームにフィットしてる感じが伝わってきます。
万事快調にインテルの楽勝で終わりそうな試合の立ち上がりでしたが、そんなに甘い世界ではありません。大雑把に言うとインテルが良かったのはここまで。ここからインテルは崩壊します。守備は頑張ってたけど正直そんなに強い訳でも無いし大きなインパクトも無いアルトメディアに対して、何故壊れていくの?ってのが素朴な疑問です。「それがインテル」って言われたらそうかもしれないですけどね(笑)。
まずベロンとザネッティの中盤の底2枚がイライラしすぎ。クルスやアドリアーノがイージーな決定機を外してなけりゃ、あんなイライラも起こらなかったかも知れませんが。やたらとファウルで止めるシーンが目立ちました。伝染されたかの様にデキもイライラ。3人ともあんまり良く無かったです。
まぁ極めつけはベロンやけどね。イエロー1枚貰ってたのに、審判が笛吹く前にFKを蹴って2枚目のイエローカード。で退場。ホントに何してるんでしょうかね?せっかく昨季年間通じて良いプレーを見せ「復活!!」って言われてたのにインテルの悪しき伝統に染まってる場合ではありません。
ベロン退場の影響で投入されたピサーロが非常に落ち着き払った良いプレーでリズムを作っていたのは何とも皮肉な話です。この退場劇がベロンの良い薬になれば良いのですが、もうそんな年齢でも無いしね。
数的不利になってからは攻め込まれる場面も多く、正直何とか逃げ切ったって感じのインテル。アドリアーノが何度も外したりポストを叩いたりしたのが響きましたね。サネッティがいればもうチョット大人な試合運びが出来たかもね。まぁでもインテルの良い面と悪い面が両方見れた試合でした。どっちに転がって行くか今後が楽しみです。
興奮度:65%
MOM:ピサロ