04-05UEFAチャンピオンズリーグ グループF第1節

2004.9.14 セルティックパーク
1
0-1
3
1-2
サットン(59分、カマラ
得点
デコ(20分、ロナウジーニョ
  ジュリ(78分、ベレッティ
  ラーション(82分
メンバー
22 マーシャル
GK
1 V・バルデス
   
17 アガト
6 バルドゥ
23 ヴァルガ
4 マクナマラ(C)
  (80分 3 シーヤ)
DF
2 ベレッティ
4 マルケス
  (63分 23 オレゲル)
5 プジョル(C)
12 ファンブロンクホルスト
 
 
18 レノン
19 ペトロフ
8 トンプソン
7 ジュニーニョ
  (HT 9 サットン)
MF
14 ジェラール
20 デコ
6 シャビ
 
 
27 カマラ
10 ハートソン
  (63分 5 ヴァルハーレン)
FW
10 ロナウジーニョ
  (63分 7 ラーション)
8 ジュリ
9 エトー
  (74分 24 イニエスタ)
   
       マーシャル

アガト  バルデ   バルガ  マクナ

        レノン

 ペトロフ        トンプソン

       パウリスタ

  カマラ      ハートソン

布陣
          バルデス

ベレッチ  マルケス   プジョル  ジオ

         ジェラール

     デコ        シャビ

 ジュリ             エトー

        ロナウジーニョ

sub
20 ダグラス GK GK 28 ルベン
11 ピアソン MF DF 16 シウビーニョ
14 ランバート     19 F・ナバロ
46 マクギーディ   MF 18 ガブリ
ハートソン
ジュニーニョ
マクナマラ
イエローカード マルケス
レッドカード
出場停止選手
戦線離脱中選手 モッタ

ジョルケラ

観戦レポ

さ〜てセルティックパーク。毎度異様な雰囲気です。
勝てる気しませんね、バルサ。
幾多の名チームが、この地で勝てなかったってのも頷けます。
バルサの好材料としてはガウショが間に合った事ですね。
ただ最近実戦で合わせてないので、果たして吉と出るか凶と出るか。
さて試合開始。
おおっとバルサ、開始からペースを握ります。ボールを回します。ボールを取られる事がありません
場内ブーイング。予想外の展開でしょうからね。
この日はガウショがトップに張ってる感じで、エトーはずっと左に開いてます。
まぁ前線は常に流動的と言って良いでしょう。
不安定なセルティックDFラインに、ジュリー、ガウショ、エトーと飛び込みます。
決定機っつうか良い感じのチャンスも何回かあり、先制点は必然の流れでした。
ガウショのキープからデコが抜け出てスルーパスを流し込み先制。
デコひとりにしかパスコース無かったのに、ほぼ全員がガウショに釣られちゃった格好です。
よっぽど警戒してたんでしょうな。
その後もジュリ、ガウショと再三決定機を迎え、セルティックにとっては、前半を0-1で終えれたのはバルサが外してくれたからという幸運以外の何者以外でもありませんでした。
それ程にバルサの前半は良く、セルティックの前半は不出来でした。
後半当然のごとくサットン投入
ジュニーニョは見せ場無しでしたね。
サットン投入で明確な意図が見えて来たセルティック。
思えば前半は彼等の武器を全く生かそうともしてなかったですからね。
いやむしろベレッチとジオがサイドを制圧してたので、クロスを上げようにも上げれなかったってのも実情ですが。
この2人は週末のリーガを休んでたので、体が軽そうでした。
やや押し気味のセルティックでしたが、1本のパスで崩されてしまいます。
抜け出たジュリをあっさり倒してしまってPK。
これが決まっちゃうと勝負は決してしまう。これまでの試合展開を見てると、そんなPKです。
しかしこれをガウショは止められてしまいます
マーシャルも称賛に値しますが、しかしガウショ。絶対止められると思ったわ。
それぐらいこの日のロナウジーニョにキレはなく、尚かつこのスタジアムには魔物が住んでますから。
その直後サットンが豪快に同点ゴールを決めると、魔物度は頂点に。
完全にセルティックペース
慌てふためくバルサは、ここで長年魔物を育てて来たラーションを投入します。
しかし前線までも中々ボールを運べない状態。ならばとイニエスタ投入
セルティックのハイペースに対して、じっくりボールを落ち着かせるバルサ。
徐々に流れを手繰り寄せると、ジュリが遂に結果を出します。
更にはラーションが恩返しのゴール
連続ゴールでスタジアムを黙らせます。
特にラーションのゴール。
毎年毎年この地で30回以上もネットを揺らして来た男は、この日も一瞬の隙も逃さず「元味方」のバックパスをかっさらうと無人のゴールへ流し込みました。
いつもなら大歓声の場面もこの日は複雑な空気、そしていつもなら笑顔のラーションも勿論厳しい表情。
それはセルティックサポへの無言の礼儀か?!
ただ仕事だけをやり遂げて帰って行くその背中にプロフェッショナルの姿を見た夜でした。
もうかれこれ20数年もホームで負けていない、勿論CLでは一度も負けた事が無いというモンスタースタジアムの伝説もこの日、幕を閉じました。

満足度:90%

MOM:ジュリ