03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループE第1節 

2003.9.16 アイブロックス・スタジアム
2
0-1
1
2-0
ネリンガー(74分
得点
クーラニー(45+3分、ボルドン
ロヴェンクランズ(79分  
メンバー
1 クロス(C)
GK
1 ヒルデブラント
   
2 リクセン(34分 21 ロス)
DF
2 ヒンケル
25 ベルグ 6 メイラ
15 ヒザニシヴィリ 5 ボルドン
18 ボール 12 ゲルバー(81分 19 サビチ)
 
 
4 エメルソン(66分 20 カプーショ)
MF
20 ソルド(C)
23 アルテタ
13 ティファート
8 ネリンガー 15 フレブ
16 ヴァノーリ(HT 26 ロヴェンクランズ) 16 ヘルト(70分 7 マイスナー)
   
10 モルス
FW
18 カカウ(HT 11 アマナティディス)
7 アルヴェラーゼ 22 クーラニー
   
         クロス

リクセン  ベルグ   ヒザニ  ボール

      エメ    アルテタ

ネリンガ              バノリ

     モルス    アルベラゼ

布陣
       ヒルデブラント

ヒンケル  メイラ   ボルドン  ゲルバ

         ソルド

  テファト         フレブ

         ヘルト

     カカウ      クラニ

sub
22 マクレガー GK GK 23 ハイネン
12 マルコム DF DF 3 ヴェンツェル
27 ヒューズ MF 21 ラーム
9 エステンスタ FW MF 8 ヴラニェス
モルス

エメルソン

ネリンガー

マクレガー

ボール

イエローカード フレブ

ヘルト

レッドカード
出場停止選手
R・デブール

ムーア

トンプソン

戦線離脱中選手 ダンゲルマイル

ムツェル

観戦レポ

アツイぞ!グラスゴー!!!!!
おもろい試合でした。
それにしてもサポーターすんげぇ。完全にアイデンティティーの塊ですよ。
スタジアムもキレイで近代的でエエ感じだし。こんな雰囲気の中で試合できる選手はホント幸せモンだと思いますよ。
もうね、開始直後から圧倒的なサポの声援に押されてレンジャーズ攻めまくりですよ。
基本的にはアルテタが中心なんでしょうね。中盤の深い位置からゲームをコントロールしています。
セットプレーも、ほぼ全て担当してますし。
逆にVFBの方の中心は、フレブ。この試合でもやはり光っています。
この才能は疑いようが無いべ。
そのフレブがアルテタにタックルでイエロー貰います。
両チームのキーマン同士のぶつかり合いでした(ワクワク)。
これで得たFKを決定機に結び付けたのは、アルテタ。
バノーリにドンピシャで合わせますが、ここはヒルデブラント奇跡的セーブ!!!!!CKに逃れます。
が、チャンスは続きます。アルテタのCKを一旦はクリアされますが、エメルソンが拾ってスルーパス!これがアルベラーゼに旨く渡ってGKと1対1に!
そしてここもヒルデブラント奇跡的セーブ!!!!!!!
更にCKに逃れます。この安定感に呑まれたのか、次のCKはモルスの場所取りファウルでモルスにイエローという形で終わります。
恐るべしヒルデブラント。。。。
悲劇は、この後に起きます。ベルグとリクセンが中盤でクリアしようと激突!
味方同士で血を流しあいます。フラフラのリクセンは交代せざるをえません。
しかしベルグは平然と血を拭いています。そして直後のヘディングでの競り合いにも全く恐怖を感じる事無く飛び込んでいってます!
恐るべし石頭(^^)いや、彼こそプロの鑑なのか!
試合の方はグラスゴーが主導権を握っている感じですが、得点には至らず。
とりあえず前半終了か、と思ったロスタイムの45+3分。先制ゴールが生まれます。
ボルドンの強烈なFKがポストを叩き、跳ね返った所をクーラニーが落ち着いてpush!
嬉しい嬉しい今季初ゴールを奪います。いや〜、いい時間帯って感じですね。
実に理想的な前半の終わり方です。
悔いが残るのは壁の作り方が甘かった事か。
ポゼッション6:4、FK、CKも山の様にあったグラスゴーとしては、最悪のパターンでしょう。
両チームクリアミスの多さが目立ちました。
後半勿論ロベンクランズを投入して攻めへの意識を高めてきます。
その後半、確かに圧倒的に攻めているのはグラスゴーなんですが、VFBのディフェンスの前に完全に「ただボールを持たされている」状態です。
危険なパスが出せません。ここまでブンデスでも開幕5試合無失点というブンデス記録を打ち立てたVFB。
さすがのディフェンスと言えるでしょう。
流れが変わりだしたのは、最後のカード、カプーショが切られてからでした。
前傾姿勢をより強めた74分、遂にホームのサポの喜びが弾けます。
ボールのFKがDF同士のクリアミスを呼び込んで、こぼれ球がネリンガーの足元へ。
これではヒルデブラントも、どうしようもありませんでした。
同点に追い付かれます。
スタジアムは、更にとんでもないムードに!!!
このムードの中で逆転ゴールが生まれるのは、ある意味必然でした。
5分後、ロベンクランズのドリブルシュートが炸裂します!
この素晴らしいミドルシュートは運悪くDFに当たりタイミングがズレて、またしてもヒルデブラントはどうしようもありませんでした。
逆転ゴールで更に更にスタジアムは、とんでもない雰囲気に!!!!
いいなぁ〜、羨ましいな、行きたいな。
残り10分を、マクレガーの「ベンチなのにイエロー喰らい」なんかもあって(この辺は、カニーヒャの遺伝子か!?)
守りきり素晴らしいシナリオで初戦を白星で飾ったレンジャーズ。
逆にVFBとしては、途中までは完全にシナリオ通りだったんですけど、フットボールの気紛れさを教えられた格好となってしまいました。
まぁ第三者として見てる分には、両チームの特徴も良く出てて非常にオモシロイ試合でしたよ。

満足度:75%

MOM:ヒルデブラント