03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループF第2節 |
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2003.10.1 エスタディオ・ダス・アンダス
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1
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1-2
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3
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0-1
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コスティーニャ(7分) |
得点
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エルゲラ(28分、ソラリ) | ||
ソラリ(37分、ロベルトカルロス@) | ||||
ジダン(67分、フィーゴ) | ||||
メンバー
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99 V・バイーア(C) |
GK
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1 カシージャス | ||
22 P・フェレイラ |
DF
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2 サルガド | ||
3 ペドロ・エマヌエル(70分 9 ヤンカウスカス) | 22 パボン | |||
4 R・カルヴァーリョ | 15 ラウール・ブラボ | |||
8 ヌーノ・ヴァレンテ | 3 ロベルト・カルロス | |||
6 コスティーニャ |
MF
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6 エルゲラ | ||
23 ペドロ・メンデス(HT 77 マッカーシー) | 14 グティ(C) | |||
18 マニシェ | 10 フィーゴ | |||
10 デコ | 5 ジダン | |||
25 リカルド・フェルナンデス(HT 17 ボジングワ) | 21 ソラリ(90+2分 19 カンビアッソ) | |||
11 デルレイ |
FW
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9 ロナウド(83分 7 ラウル) | ||
バイア
フェレイラ ペドロ カルバ バレンテ コステニャ メンデス マニシェ デコ リカルド デルレイ |
布陣
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カシジャス
サルガド パボン ブラボ ロベカル エルゲラ グティ フィゴ ジダン ソラリ ロナウド |
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sub
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13 ヌーノ | GK | GK | 25 セサル | |
5 リカルド・コスタ | DF | DF | 33 メヒア | |
66 チアゴ | MF | MF | 27 ヌネス | |
20 M・フェレイラ | FW | 31 ヨルディ・ロペス | ||
FW | 11 ポルティージョ | |||
デコ |
イエローカード | エルゲラ
パボン |
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レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
ジョルジュ・コスタ
アレニチェフ |
戦線離脱中選手 | ベッカム
ミニャンブレス |
観戦レポ
マドリは、相変わらずエンジンのかかりが遅いです。
この日も開始7分に、あっさり先制を許します。
遠目からのデコのFK、強烈なシュートに飛び込んだのは、デルレイ!ヘッドでは合わせられなかったものの、カシージャスのタイミングをずらす事には成功し、カシージャスは弾くのが精一杯。
このリバウンドをコスティーニャがダイレクトで頭で押し込み、先制ゴール!!
カシジャスは、どうしようもなかったです。この場面以外のデコ&デルレイの危険なシュートは阻んでいたんですがね。
でもね、先制されないと調子が出ないマドリーにとっては、むしろこの展開は好都合だったのかも知れません。
ここから怒濤のマドリーの攻勢が始まります。こと攻撃に関しては、このチームは、ホントにとんでもないと思いますよ。
やっぱり攻めに出た時の迫力、スピード、質が段違いです。ジダンやフィーゴは、4、5人に囲まれても全くボールを取られないしなおかつ突破するしね。
28分、同点に追い付きます。見てる側としてはポルトリードの時間が長ければ長い程おもしろい訳なんですけれども追い付かれちゃいました。
ジダンが溜めて引き付けて左サイドのソラリへ。ソラリは切り返して珍しく右足でクロス。これを合わせたのはエルゲラーーーーーー!!!!!
ロナウドがマークを引き連れて開けたスペースに上手く上がって来ていました。この人の上がるタイミング、そしてヘディングの強さってのは、ホントに惚れ惚れしますね。
バイーアほとんど動けませんでしたもの。負傷明けで、この日はピボーテでの先発だったんですけれども、やはり彼の本職はこの位置ですね。
この攻撃性を捨て去るのは非常に勿体無いでしょう。勿論最終ラインに置いておいてもセットプレーの時は上がって来ますし、たまに通常時でもオーバーラップしてましたけれども、中盤の底が一番似合いますね。
パボンとブラボのセンターでいけるようであれば、マドリの守備の不安も少しだけやわらぐのでは?
同点に追い付いてからも残酷なまでのマドリーのアタッキングは止まりません。9分後逆転します。
ジダンが見事なターントラップからロナウドへスルーパス。ロナウドちょっと溜めて上がって来たロベカルにスイッチ。
ロベカル、スライディングで中のソラリへ繋ぎ、ソラリは冷静にバイーアをかわして、ほぼ無人のゴールに流しこんでゴール!
それにしてもジダン!2つのゴールに直接はかかわっていませんが、なんたる技術!今更ながらにありえないですね。
そのジダンに40分、不幸が訪れます。リカルド・フェルナンデスの膝が丁度ジダンの後頭部に入ってしまい、パックリ頭切れちゃいます。
流血ジダン。
これから寒くなってきますと、こういう事も起こっちゃいますよね。ジダンは髪が無いだけに更に厳しかったでしょうか。
そんなアクシデントがありながらも1-2で前半終了します。
後半勿論攻めにかかりたいポルトは、ベニー投入。前線が厚みを増しますが、依然としてマドリーのボールキープを奪えない時間帯が多く、上手く攻めに時間を割けません。
そうこうしている間にダメを押されてしまいます。67分のセットプレー。
右サイドからのフィーゴのFKをジダンがダイレクトボレーで合わせ、3点目。
混戦でシュートが誰かに当たっているようにも見えますが、シュートが速すぎて良くわかりません。いずれにしてもジダンを褒めるべきでしょう。
ここからポルトは、ヤンカウスカスをターゲットに入れたりしますが、既に意気消沈している御様子でロクな反撃もできずじまい。
逆に腰を痛め中でベンチスタートだったラウルに決定機を作られたり、無尽蔵スタミナのロベカルの攻め上がりに手を焼いたりで、ほとほとお疲れでした。
結局1-3でマドリー完勝。ポルトは、もっとできると思っていたんですけれどもね。
マドリは、ベッカム、ラウル抜きでも他のメンバーがキッチリ仕事をして選手層の厚さを見せつけて下さいました。
特にこの日のソラリは良かったね。いつもの左WG的な仕事だけで無く、ラウルっぽく前線にも入って行ってFW的な役割もこなせていました。
それに比べてロナウドは存在感だけはあるんですけれども、未だに体重重そうです。
満足度:70%
MOM:ロベルトカルロス