03-04UEFAチャンピオンズリーグ R-16 第2戦

2004.3.10 ジュゼッペ・メアッツァ
4
1-0
1
3-1
F・インザーギ(45+2分、カフー
得点
ユン(59分、ミハリク
シェフチェンコ(66分、パンカロ  
シェフチェンコ(79分、カカ  
ガットゥーゾ(85分、ピルロ  
メンバー
12 ジーダ
GK
29 ブラジェク
   
2 カフー
  (88分 19 コスタクルタ)
13 ネスタ
3 マルディーニ(C)
26 パンカロ
DF
4 ペルグル
16 ヒュブスマン
17 ヨハナ
3 ラバント
 
 
21 ピルロ
8 ガットゥーゾ
23 アンブロッジーニ
22 カカ
MF
2 シボク
15 コバチ
8 ポボルスキー(C)
10 ミハリク
  (71分 13 V・グルシュチェビッチ)
7 ゼレンカ
  (57分 21 ユン)
 
 
9 F・インザーギ
  (76分 15 トマソン)
7 シェフチェンコ
  (86分 10 ルイ・コスタ)
FW
24 シュタイネル
  (88分 18 ポレディツァ)
   
         ヂダ

カフー  ネスタ   パオロ  パンカロ

        ピルロ

  ガッツゾ        アンブロ

         カカ

     ピッポ   シェヴァ

布陣
        ブラジク

ベルグル  ヒュブ   ヨハナ  ラバン

     シボク     コバチ

ポボルスキ          ミハリク

        ゼレンカ

        スタイネル

sub

77 アッビアーティ GK GK 1 コウバ
4 カラーゼ DF DF 22 ホモラ
27 セルジーニョ MF MF 23 バラネク
32 ブロッキ     28 ボレシャク
ガットゥーゾ イエローカード シボク

ペルグル

レッドカード
出場停止選手
シードルフ 戦線離脱中選手 I・グルシュチェビッチ

観戦レポ

0-0の1st legを経て、この試合のポイントはズバリ得点です。
プラハがアウェイゴール取れば俄然試合がオモシロくなるでしょう。
しかしサンシーロでミランから得点を奪うのは至難の技でした。立ちはだかったのはネスタ。
ネスタすげぇ〜。いるといないじゃホントにチームまで違うように感じます。
鋭い読み、タックル、フィード、完璧です。
スタイネルやゼレンカは相当嫌だったでしょう。
プラハのヨハナ、ヒュブスマンもライン上げたりして奮闘してましたが、やはり最終的なスコアを観てもらってもわかる通りレベルが違いますわ。
勿論シェヴァ、ピッポ、カカと言うアタッカーの質も違いますがね。
密度の濃い展開のまま進んだ前半。とりあえずプラハのプラン通り0-0のまま終わるのかなと思われたロスタイム。
まずはピッポが魅せてくれます。カフーからのシンプルなクロスをループヘッド!
タイミング、難易度ともに絶妙です。シェヴァとの入れ替わり方も完璧。
良い流れでハーフタイムへ。
プラハはプラン変更で後半、討って出ます。取りに来ました。
そしてキーマン・ゼレンカを下げるというコトルバ監督の用兵策がズバリ的中します。
代わって入ったユンがミハリクからのクロスをスライディングで決めて追い付きます。
つまり逆転ゴール。どよめくサンシーロ。沸き立つ少数のチェコ人。
これは昨季のミラン×アヤックスみたいな雰囲気になってきましたよ。
あの時もシェヴァが試合を動かしましたが、この日もシェヴァでした。
まずはパンカロのセンタリングを気合いの叩き付けヘッド!!ゴール前でフリーになる「消える」動きはまさに世界最高のストライカーの証です。
とりあえず再逆転。まだまだ止まりません。
カカーのスルーパスにオフサイドギリギリで抜け出すと、ブラジェクとの格の違いを見せつける弾丸シュートをネットに突き刺します。
至近距離から放った振り幅の速いシュートはシェヴァならでは。
3-1として勝負を決めます。
この後ガットゥーゾのおまけ的なミドルシュート→DFに当たってコース変わってゴールなんかも飛び出して、結局は4-1の快勝でベスト8を決めました。
しかしプラハは実に良い内容の試合を展開してましてですね、そんな点差以上の実力差は無かったですよ。
このチームそしてこのメンバーには凄い可能性がありますね。来季も楽しみです。

満足度:85%

MOM:ネスタ