03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループF第5節 

2003.11.26 スタッド・ベロドローム
1
0-1
2
1-1
ミド(63分、ヴァショウセック
得点
ベッカム(35分、直接FK)
  ロナウド(73分、ラウル
メンバー
1 ルンイェ
GK
1 カシージャス
   
12 メイテ
4 ヴァン・ブイデン
5 クリスタンバル(C)
21 エケール
DF
2 サルガド
6 エルゲラ
15 ラウール・ブラボ
3 ロベルト・カルロス
  (82分 21 ソラリ)
 
 
6 エムダニ
29 セレスティーニ
18 メリエン
14 ヴァショウセック
  (72分 22 シチェフ)
MF
23 ベッカム
19 カンビアッソ
10 フィーゴ
5 ジダン
  (87分 14 グティ)
   
9 ミド
  (82分 10 フェルナンドン)
11 ドログバ
FW
7 ラウル(C)
9 ロナウド
  (90+4分 4 ルベン
   
         ルンイェ

メイテ  ブイデン   クリス  エケール

    エムダニ   セレスティ  

 メリエン          バホウセク

       ミド   ドログバ

布陣
         カシジャス

サルガド  エルゲラ   ブラボ  ロベカル

     ベッカム    カンビアソ

フィーゴ       ジダン

      ラウル     ロナウド

sub
30 ガバノン GK GK 25 セサル
23 ベイェ DF DF 17 ミニャンブレス
25 ロランティ MF 26 ボルハ
7 ヌディアーユ MF FW 11 ポルティージョ
15 ヨアンセン
ヴァショウセック イエローカード ラウル

ベッカム

レッドカード
出場停止選手
ドス・サントス

ペレス

マルレ

戦線離脱中選手 パボン

観戦レポ

例え勝ったとしても同時刻のポルトの結果次第では脱落が決まってしまうマルセイユは他力本願です。
一方マドリは既に突破を決めていて消化試合なんですが、ほぼベストメンバーの気合いの入れようなんですよ。
マルセイユにとっては何ともありがたくない布陣です。しかーし、ベロドロームのサポは熱いですよ、試合前から燃えてます。
この雰囲気を生かせるのかマルセイユ!?前半のキックオフです。
立ち上がりは流れに乗れましたマルセイユ。ドログバミドが、あわやのシュートを放ちます。
相変わらずマドリはエンジンのかかりが遅いのか?
そんな中でも里帰りジダンが魅せてくれます。
コンディション悪そうなんですけれども、流石のトラップ!流石の展開力!を披露します。
徐々にマドリペースになってきた35分。怪物君が倒されてゴール前でFKを得ます。
これをベッカムが得意の右足で巻いて落として決めます
ルンイェはロベカルの強烈なキックを予想していたのか前に出過ぎていました。静まりかえるベロドローム。
このまま終わってしまうのかー?
そう簡単に終わる訳にはいきません。マルセイユには諦めの悪い男がいるんですよ、アーメド・ホッサムと言う名のね。
63分、メイテが右サイドでジダンの緩々ディフェンスを突破して中のバホウセクへ。
そしてバホウセクのクロスにサルガド、エルゲラのプレッシャーをものともせず豪快にヘッドで合わせますた。同点です。
この日一番沸き上がるベロドロームにフラッグパフォーマンスで応えるミドでありました。
やっとこさの1点です。なのにマドリは、あっさり決勝点を奪います。
73分、ベッカムのクリアからフィーゴが持ち上がって逆サイドのラウルへ。ラウルはワンタッチでジダンに流して、ディフェンスを引き付けて溜めたジダンからワンツーの様な格好で再びラウルが受けます。これをまたまたワンタッチで中のロナウドへ送るとロナウドがキッチリ決めて逆転となりました。
いや〜、一連の動きが実に見事で奇麗です。圧倒的な力の差を感じますね。
ロナウドのフィニシュ時のディフェンスから消える動き、シュートのタイミングと正確性しかり、ラウルとジダンとの呼吸しかり、果てはベッカムのカバーリングからのフィードクリアしかり、この5人が合うとこんなんになっちゃうんですよね。
再び静まりかえったベロドロームは結局このまま沸く事なくマルセイユのGL敗退を見届けました。
思えばロベカルがラボーナでクリアする余裕を見せた時に既に結果は見えていましたね。

満足度:50%

MOM:ベッカム