03-04UEFAチャンピオンズリーグ グループF第1節 

2003.9.16 サンチャゴ・ベルナベウ
4
2-1
2
2-0
ロベルト・カルロス@(29分、ベッカム@
得点
ドログバ@(26分、ミド@
ロナウド@(34分、サルガド@ ヴァン・ブイデン@(83分、ヴァショウセック@
ロナウドA(57分、ジダン@  
フィーゴ@(61分、PK)  
メンバー
1 カシージャス
GK
1 ルンイェ
   
2 サルガド
DF
23 ベイェ
22 パボン 12 メイテ
15 ラウール・ブラボ 6 エムダニ(62分 14 ヴァショウセック)
3 ロベルト・カルロス 4 ヴァン・ブイデン
  21 エケール
   
23 ベッカム
MF
29 セレスティーニ(C)
19 カンビアッソ(73分 14 グティ) 18 メリエン
10 フィーゴ 20 マルレ(38分 15 ヨアンセン)
5 ジダン(86分 21 ソラリ)  
   
7 ラウル(C)
FW
11 ドログバ(66分 7 ヌディアーユ)
9 ロナウド(86分 11 ポルティージョ) 9 ミド
       カシジャス

サルガド  パボン   ブラボ  ロベカル

     ベカム    カンビ

フィゴ          ジダン

   ラウル       ロナウド

布陣
          ルンイェ

ベイェ  メイテ  エムダニ  ブイデン  エケール

    セレスティ    メリエン

マルレ                 ミド

          ドログバ

sub

25 セサル GK GK 16 カラッソ
4 ルベン DF DF 8 ペレス
26 ボラハ MF 25 ロランティ
27 ヌネス FW 22 シチェフ
ラウール・ブラボ イエローカード ルンイェ
レッドカード
出場停止選手
エルゲラ

ミニャンブレス

カルロス・サンチェス

戦線離脱中選手 ドス・サントス

クリスタンバル

フェルナンドン

観戦レポ

さぁ、開幕戦。ベルナベウに乗り込んで来ましたのは、フランスリーグでは開幕からここまでの6試合で5勝1敗の首位と好調のマルセイユ。マルセイユにとってはノープレッシャーで戦えます。精神面では、マドリ不利か。しかもエルゲラ不在で中央に不安が残ります。カンビアッソは間に合ったみたいで良かったね。で、キックオフ。と思ったらプレステ2のCM。終わったらもう10秒過ぎてるやん!何やねん、ソレ。いらんやん。気分冷めるわ。やめてや、大事な試合ではこんなんせんといてな。このCMはスカパーがいれてるのか、それとも向こうの現地映像なのか?昨季までは無かってんけどな。

で、気を取り直して試合は、と言うと、やはりマドリーペース。のっけからフィーゴはドリブルフェイントで2人をかわしてクロス。ラウルのヘッドは宙に浮いちゃいましたけど良い感じです。マルセイユは守ってカウンターってのが定石か。それでもサルガドが上がったスペースを突いてエッカー鋭いクロス、ドログバあと一歩、と惜しいチャンス作ります。

でもね、この試合はジダンでした。古巣相手に燃えたのでしょうか?御覧になりました?8分のプレー。ロベカルからの浮き球パスを後ろ向き空中ヒールボレーパス!!!!ですよ!まるで蹴鞠風。で、このパスがロナウドの足元にピタリですよ。ありえない。。。。もう、このワンプレーだけでお腹一杯です。でもこれだけじゃないんですよ、今日のジズーは。やたら強烈なミドルは連発するし、ベッカムにもヒールパスプレゼントするし、ロベカルにはフリーになるスルーパス多発するし、ロベカルえぐりまくりだし。いや、最初はね、右SHに置かれたマルレが邪魔みたいであんまし上がんなかったんですけど、ジズーが調子ずいてからは、ガンガンですよ。

でもね、こういう展開で先制するのは、えてして押されてる方。ミドのエリア手前での粘りをカンビアッソ&ベッカムが止めれずミドシュート!これが運良くドログバにヒット!で、こぼれ球をドログバ押し込んでマルセイユ先制ーー!!オモシロくなりました。マドリーは、やはり課題の中盤の底のディフェンスが弱いぞ!しかし、ドログバも冷静な上手いシュートでした。でもね、3点取られても4点返せるのが今季のマドリーのメンバー。

3分後、あっさり追い付きます。ベッカムがドフリーでノープレッシャーでセンタリング。が、ボールはゴール前を通過。え、ミス?と思った直後ロベカルのボレー炸裂。浮かさない様に叩き付けられたシュートは見事にポスト内に収まりゴール。いや〜、ベッカム、マークが密集する中央ではなく、その後ろに合わせたんですね。それにしても正確なクロスでした。ロベカルのボレーも見事。相手に与える精神的ダメージも大きいファインゴールで一気にペースはマドリーへ。ここからは、ロナウドショウ。立続けにドリブルからチャンスを作ります。しかし2度の決定機は、いずれもGKの攻守で抑えられてしまいます。でもね、3度目は逃がしませんでした。サルガドが切れ込みエリア内でも1人をかわして、完璧なマイナスクロス。DFから上手く逃げたロナウドは、叩き込むだけでした。簡単に逆転。もうほぼサルガドの得点って言っても良い感じでしたけどね。たまらずマルセイユは、ロベカル対策のマルレを外してヨアンセンを右SHに投入。結局マルレでは、厳しかったか。マルセイユは同点にしたい訳なんですが、前にかかるとロナウドのカウンターの餌食になっちゃいます。

しかもね、ジダンがいるんですよ。57分のカウンターの場面、ロベカルのクリアからジズードリブル侵入。とんでもないキープ力!!左に出すと見せ掛けて中央に切れ込み、フェイントにDF付いて行けず、かわそうとした所をロナウドかっさらいノールックミドルシュート!で、3-1。試合を決めます。

更にロナウドのスルーパスからスピードで抜け出したロベカルがGKと1対1に。かわそうとした所を倒されてPK。GKにはイエロー。これをフィーゴがゲット。でもやり直し。ロナウドが蹴る前にエリア内に入ったみたいです。でもやり直しも同じ所に決めてゲット。4-1になってからは、マドリのやりたい放題。むしろ遊んでたね。どんだけパス回せるかだとか、どんだけキレイな形で点取れるかだとか、そんな風に見えますた。お客さんも喜んでます。マルセイユは、黙ってる訳にはいきません。DFを下げてヴァショウセックを左SHに。ワントップで孤軍奮闘で疲れ果てているドログバを下げてヌディアーユをトップ下に投入。フィーゴへの守備に追われていたミドをトップに据えます。一方マドリの交代は余裕。ケガ上がりのカンビアッソを休ませるのと、ジダン、ロナウドの温存。でも代わって入ったソラリがいきなりケガしちゃう不運も。

マルセイユの反撃は高さを生かして、ヴァンブイデンがCKからヘッドで叩き込んだのみ。でもここもマドリの課題。ロスタイムにミドへの必要ないタックルでイエロー貰っちゃうブラボの意識も課題です。結局終わって見れば予想通りマドリの楽勝。展開としてのハラハラ感は無かったけどジダン見てるだけで楽しかったので、

満足度:75%

くらいかな。ファインゴールもあったし。で、MOMは、ロベカルもロナウドも捨てがたいけど、やっぱジダンでしょ。でも地味にサルガドも頑張ってたしな。ジダンにはいつでもあげれそうなので、今回は、

MOM:サルガド

って言う事で。