03-04UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝 第2戦 |
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2004.4.7 エスタディオ・リアソール
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4
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3-0
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0
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1-0
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パンディアーニ(5分、ロメロ) |
得点
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バレロン(35分、ルケ) | ||||
ルケ(44分、モリーナ) | ||||
フラン(76分、ビクトル) | ||||
メンバー
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1 モリーナ |
GK
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12 ジーダ | ||
2 マヌエル・パブロ 14 アンドラーデ 4 ナイベト 3 ロメロ |
DF
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2 カフー 13 ネスタ 3 マルディーニ(C) 26 パンカロ (77分 10 ルイ・コスタ) |
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8 セルヒオ (87分 23 ドゥーシェル) 6 マウロ・シウヴァ(C) 18 ヴィクトール 19 ルケ (66分 10 フラン) 21 バレロン (90+1分 16 ジャウミーニャ) |
MF
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21 ピルロ (59分 27 セルジーニョ) 8 ガットゥーゾ 20 シードルフ 22 カカ |
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7 パンディアーニ |
FW
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7 シェフチェンコ 15 トマソン (67分 9 F・インザーギ) |
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モリナ パブロ アンドラ ナイベト ロメロ セルヒオ マウロ ビクトル バレロン ルケ パンディアーニ |
布陣
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ヂダ
カフー ネスタ パオロ パンカロ ピルロ ガッツゾ セドルフ カカ シェヴァ トマソン |
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sub
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13 ムヌア | GK | GK | 77 アッビアーティ | |
15 カプデヴィジャ | DF | DF | 19 コスタクルタ | |
24 エクトル | 24 ラウルセン | |||
9 トリスタン | FW | MF | 32 ブロッキ | |
ヴィクトール
パンディアーニ |
イエローカード | ピルロ | ||
レッドカード | ||||
出場停止選手 | ||||
スカローニ | 戦線離脱中選手 |
観戦レポ
こういう事があるからサッカーやめられねえよ!信じられますか、この結果!!
やってやったぜデポル。今、最高の気分です。あのミランから4点ですよ〜。嬉しいとかそんなレベルちゃうわ。
1st legを1-4で負けてるので3-0以上で勝たなきゃ駄目だったデポルの戦前の雰囲気は決して良く有りませんでした。
ミランってチームは3点も取られる様なチームじゃないからね。しかもネスタが復帰なんです。
デポルからしたら泣きっ面に蜂状態ですわ。
それでも開始5分で先制。ロメロのアーリークロスをパンディアーニがトラップの後振り向き様シュート。
マルディーニの股を抜けてゴールですわ。昨季のウィングの鹿島戦でのKINGのゴールみたいですな。
八塚アナの「パンディアーニ!」の絶叫も良い感じです。
とりあえず15分までには1点欲しかったので、まずは私もガッツポーズ。
しかしまだまだ1点。後2点って思ってたらカカー絶好機!!これをモリーナかろうじて!!!
危ない危ない点取られたらデポル4点取らなきゃ駄目っすからね。いや〜油断ならねぇ。
シェヴァはいるし、トマソンは好調みたいだし、ピルロも危険だし。でも攻撃陣以上に守備力のチームですからね。
2点目が遠いです。立ちはだかったのはジーダ。ノセちゃいました。完全にノッてます。
デポルのシュートの雨をリズム良くファインセーブ連発。これを観た時はデポルの敗退を覚悟しましたよ。
しかし1本のシュートでジーダの牙城が崩れます。ビクトルの放った際どいボレーを掻き出したジーダ。ファインセーブ!!
しかーし、その代償は大きかった。指負傷。アイシングを受けた後、試合続行に踏み切ったジーダですが、明らかに状態は変わっていました。
直後のCKからのこぼれ球をルケがセンタリング。中途半端に飛び出したジーダをすり抜けてボールはバレロンの頭へ。
叩き付けて2-0。らしくない、実にらしくないジーダの飛び出しミス。8年前のジーダを観てるみたいです。
これは明らかにケガの影響でしょう。待望の2点目で押せ押せムードのリアソール。
このムードにネスタも犠牲になります。
ロスタイム間近の44分。モリーナのゴールキックをネスタ普通にクリアーって場面でしたが後逸。
トップスピードに乗っているルケにボールが渡り、追いすがるカフーをものともせずジーダと1対1に。
しっかりコースを見て左上隅に叩き込んで遂に3-0!!!!
沸騰リアソール。俺も絶叫。前半でここまで来ちゃったよ。
ネスタこれは故障上がりの影響ですか?興奮覚めやらないままハーフタイムへ。
さて後半ここからがホントの勝負です。一旦間が開いた事で立て直されちゃいますからね。
これで後半開始早々なんかに失点しちゃうとズルズルやられるからね。ですが心配は杞憂に終わりました。
勝負の15分をやりすごすと、先に動いたのはアンチェロッティ。なんとピルロに代えてセルジーニョを投入。
この采配、「アンチェロッティやるな」と感心しました。何故ならこの試合、ピルロは完全に潰されていたからです。
イルレタの作戦はミランの配給役であるピルロを徹底的に潰して出し所を抑える事でした。
これが前半から見事に機能して3-0という結果になりえた訳でして、ならばとアンチェロッティは交代に踏み切った訳なんですな。
昨季もピルロを研究されて勝てない時期ってのが結構長い間ありましたからね。慣れたもんなんでしょう。
しかーし、この交代は結果論で言うと大失敗でした。セルジーニョが全く画面に出てきませんでしたからね。
逆にイルレタの選手交代はズバリでした。いつもの様にルケをフランにチェンジ。この日も元気一杯だったルケ。
もうチョット置いとくべきかと思ったんですが、いや〜フランが良かった。かなり燃えてたんじゃないかな。
この時間帯からの左サイドでのゲームメイクにミランDFは手を焼きます。更にゴールという副産物まで産まれます。
DFに当たってコースが変わったとはいえ、綺麗なファインゴールでした。4-0。
信じられませんがミランが何と4失点です。残り14分、勝利を確信しました。歴史が動いている瞬間を見てる思いです。
そんな感極まっている私を現実に引き戻したのはルイコスタでした。
0-4とされた直後に投入されたんですが、これぞルイコスタでしたよ。この日のルイコスタは!!!
正確なミドルシュートでガリシア人の目を覚まさせると、ドリブル、クロス、シュートとフル稼働。
いや〜、ルイコスタに与えられた時間がたった13分で良かった。ホントに良かった。1点取られたら延長ですからね。
ホントに助かったよ寿命縮んだよ。イルレタはドゥーシェル、ジャウミーニャで時間を稼いでタイムアップを待ちます。
そして歴史的ホイッスル。感慨深いですわ。ガリシア人に産まれたかったよ。こんな瞬間のサポーターの気持ちってのは堪らんよね。
昨季GLでの0-4大敗のリベンジも同時に達成しましたし。言う事無しですわ。
満足度:100%
MOM:バレロン