第15節 VSマドリー(H) カンプノウでバルサ撃沈(涙)
マジ凹みです。まさかカンプノウで負けるなんて。ぶっちゃけ多忙でサッカー見る暇が無くて、バルササポの癖に、今季バルサの試合を見るのはクラシコが初めてなんですよ。なのでバルサのチーム状況とかがイマイチ掴めておりません。マドリーの試合はCLとかで何度か見てるんで大体わかるんですがね。いやー、そんなん抜きにしても、やっぱクラシコは熱いです。開始前のマドリーへの大ブーイング、ソシオの「バルサ!バルサ!バールサ!!!!!」の大合唱を聞くだけでも高まってきます。なのに、試合内容ったら。。。。ゲーム自体マドリーに支配されちゃってるし、弱気だし。なんだよ、3ボランチって?!そんなにチーム状況悪いのか?サイドアタックは?エンリケ兄さんとガウショがいないと、攻撃にならないのか?特に右SBガブリは、ロベカルにボロボロですし。ライカールトも察してか、後半からオーフェルとクァレスマ投入。やっとです。ルイスガルシアも、あんまり存在感無かったしね。これでやっとアタッキングラインが揃ったんですが、う〜ん、ジェラールのトップ下が苦しい。早くサビオラを!そうこうしてる間にマドリーに2点奪われます。ヤバイ!クルイベルがCKから1点返しますが、サビオラ投入はやっぱ遅すぎで、ジエンドです。オーフェルも惜しいドリブルシュートとか、クァレスマも才能迸るドリブル突破とか、プジョルの魂ディフェンスとか魅せ場はそこかしこにあったんですが、やっぱ結果が。。。。。ショックです。内容が悪かったのもショックです。ライカールトよ、もっと攻撃的に〜。あー悔しい。

第3節 VSアルバセーテ(A)ご機嫌ガウショ
いきなりのコクーのミドルで先制したこの試合。開始早々のおそらくファーストシュートですわ。こんなに上手く事が運んで良いのかと疑いたくなる程に。しかもコクーはこの日レイジハーとCBコンビなのに、何故にゴール前にいるの?ま、そこがコクーの良い所なんですが。で、気を良くしたバルサイレブンはガンガンミドルシュートを放ちます。ガウショの直接FKがバーを叩いたりと惜しいシーンが満載。中々良い攻撃をしておりますぞ。で、後半。流石にホームのアルバセーテが誇りをかけて反撃に出ます。ペースを握られますが、そんな時間帯にエンリケ兄貴のラッキーループシュートが決まったりなんかしちゃって、2-0と試合を決定づけます。更にクァレスマ、オーフェルとウィンガーを投入して攻勢をかけたいアルバセテを焦らせます。ま、この試合は何と言ってもロナウジーニョですな。終始自由奔放に良い感じで楽しそうにプレーしてました。格下で相手が10人だとこの日の様な結構ファンタスティックな試合が期待できそうですな。ロスタイムにセットプレーから1点取られて終了間際にバタバタしちゃった所が近年のバルサらしっくてトホホですが

第13節 VSバジャドリ(H)カンプノウ・ブーイング
そりゃブーイングですわ。マドリーはバジャドリ相手にベルナベウで7点取ってるらしいんですよ。それなのに我がバルサはスコアレスドロー。そんな結果にバルセロニスタ達が納得するはずも無く、カンプノウはブーイングに包まれました。内容もあまり良く無かったしね。前半こそクライフェルト、サビオラの2トップがDFのウラに出て揺さぶっていましたが、後半は特に「カタチ」も見えず、5バックを崩せませんでした。勿論あれだけ引かれたら、どのチームでも苦労するだろうけれども、それにしてもウ〜ン。クァレスマはドリブルはええねんけど、クロスの精度が観れたモンじゃないし、ルイス・ガルシアは存在感自体希薄で、モッタとシャビはピボーテの仕事ができず。2人もいるんか?って感じ。ロナウジーニョがいないから駄目なのか?オーフェル、エンリケ兄貴の投入も結局実りませんでした。

第14節 VSマラガ(A)観れたもんじゃない
マラガ相手に1-5って・・・・。終盤悲しくなってきましたよ。そりゃクラシコ負けるわ。前節に引き続き内容悪過ぎの上、結果まで最悪。まぁ年間通して好調なチームなんて無い訳でして、この時期のバルサは「底」だったかも知れませんがね。しかしいくらなんでもね〜。開始から僅かでカウンターで0-2と先行された時点で勝負アリでした。それまでも良い形なんて作れなかったのに追う立場になると、よりマラガのカウンターの脅威にさらされる訳ですよ。苦しかったな〜。マリオとコクーのCBコンビがどうのって言うより全体的に悪過ぎ、危険な所でボール取られ過ぎ。3失点目なんてその象徴でして、サルバがハットトリックだとか、そのサルバに代わって入ったディエゴ・アロンソがファーストタッチで4点目決めただとか、もう聞きたく無いですよ。やっと返したと思ったゴールも自殺点だし。更には、あっさりと5失点目を献上して気分良くマラガサポを帰らせる手の懲りようですわ。クァレスマ、ルイスガルシアのサイドアッタクも効かず、サビオラ、クルイベルのコンビも不発で、ジェラールやエンリケ兄貴の中央攻めも実らず、ホンマに良い所無しの試合で、ある意味サポ冥利につきるわ!

第17節 VSセルタ(H)リュストゥ痛恨
いや〜、この試合も苦しみました。静かな立ち上がりから、どうなるのかな?と読めなかった前半ですが、リュストゥのミスで試合は一気に加速します。プジョルからの何でも無いバックパスをトラップミス!これをミロセビッチにかっさらわれて最後はヘスーリに流し込まれます。ビクトール・バルデス君にガッチリと正GKを掴まれ、出場機会が中々無かったリュストゥですが、せっかくの先発チャンスをフイにしてしまいます。その後はビシバシ好セーブを連発してはいましたが、この失点が最後まで響きましたからね〜。バルサに不運は続きます。先発右SHに入っていたガブリも負傷交代。チャンスを外す場面が目に付いていましたが、逆に言うと良い動きしてたって事ですからね。ルイス・ガルシアが左に入ってオーフェルが右に。ですが、ルイス・ガルシアは良い意味でも悪い意味でも目立てず終い。ゲームにノって行けませんでした。目立っていたのは俄然ロナウジーニョ。う〜ん、ガウショに依存し過ぎって気もしますが、実際キレキレ。彼を経由したい気持ちが解ります。シャビもこの日は無難にピボーテをこなせてました。バー直撃ミドルなんかもあったし、やはり欠かせない人材です。オーフェルも左よりも右で躍動。動き出しの質、ドリブルともに流石の業です。クルイベルもポストで頑張っててんけど肝心の得点がね。もっとシュート意欲が欲しかった。サビオラも劣勢の場面での途中投入でしたが流れを変えれず。結局オーフェルのCKからクルイベルがつないでコクーがドタバタと押し込んだ1点だけに留まりました。当然消化不良の内容で満足できませんわ。相変わらずプジョルがファイト溢れるな〜って感じです。それから右ラテラルのオスカルですが、初めて見たけど中々足元上手くって結構気に入りますた。

第18節 VSラシン(A)観れたもんじゃない2
前半はね、結構見せ場も有りましたよ。イニエスタ、セルヒオのフレッシュコンビが良い感じでやってたんで。セルヒオは最初どうなのかな?って思ってたんですけれども、中々のCFで、「サビオラ出せよ」って思ってた私の心を一時的に解放してくれました。イニエスタと呼吸が合ってる感じでイニエスタも好リズムを作り出していました。そしてまぁガウショですな。所謂トップ下みたいなポジションで好き放題やってはいたんですが。。。。エンリケ兄貴とかとも良く絡んでたし、得点は時間の問題かと思われた後半、セットプレーからやられます。リュストゥのミスと言ってしまえばそれまでで、確かにあのファンブルが痛かったんですが、う〜ん残念。2試合連続リュストゥ痛恨です。ファンブルを押し込まれて先制を許します。これで完全にリズムが狂ったリュストゥは不安定なプレーをその後も見せます。エリアから出そうな所で、ハンド取られそうな所でキャッチングに行って失敗したり。あるいはシュートをキャッチしたかと思えばリプレイで観るとライン越えてゴールなんじゃないかと思えたりとか滅茶苦茶です。う〜ん、どうしたリュストゥ!?これがあのリュストゥなのか!!!まぁカウンターから喰らった2失点目は仕方無いですよ。レゲイロのループが上手かったですよ。プジョルもどうしようも無さそうだったし、「リュストゥのポジショニングが前に出過ぎてた」とかは粗捜しの様な気がするし。でもそんなリズムだったので3点目のハビ・ゲレーロのヘッドも必然の流れでした。ボロボロの0-3の完敗です。途中から入ったサビオラも殆ど目立てず。クァレスマは途中までは良いねんけど結果が出んしね。クライファート、オーフェル、モッタ、ガブリと怪我人が多過ぎるのを言い訳にはできませんですよ。

第20節 VSビルバオ(H)結局引分けかよ
プジョル、イニエスタ、オーフェルが怪我で相変わらず苦しい布陣ですが、代役のオレゲールはそこそこ計算できるとして、問題はGK。リュストゥが不安定なプレーを続けてる現状を考えてか、ライカールトはジョルケラをGKに据えます。リーガデビューの彼で大丈夫なのか?一種のギャンブルマッチだったこの試合。結果はまずは吉と出ます。いや〜、そのジョルケラ君がファインセーブ連発でね〜。エスケーロが呆れ顔する程にね。ファーストプレーを止めれたのが大きかったのか完全に「あたってる」状態でした。ある意味ラッキー。オレゲールとは連携問題無さげだし、ま、何と言ってもディフェンス面ではダービッツの貢献が大きいですわ。ユーベ時代となんら変わらんプレーをカンプノウでも見せてくれました。ジオやコクとは代表でも一緒だしスムーズに入ってましたね。ジオがダービッツにカバーを任せてオーバーラップする場面が多々見られましたから。それが先制点にも繋がります。ガウショのミドルパスから途中投入クルイベルが完璧なポストプレーでジオに落として、ジオがセンタリング。サビオラが作ったスペースにクルイベルが走り込んでフリーのヘディングを浮かせて決めました。いや〜、この辺りの流れは美しかったですね。この時間帯は一番上手くいってたよ。ロニーは好き放題リフティングだのドリブルだのやってるし、サビオラもええ動き出し、抜け出し。コクーもフランス98予選終盤の山口素弘みたく(懐かしい)ディフェンスラインの前で潰し且つリベロライクにカバーリング。でジョルケラですわ。いや〜「ジョルケラの日」になるかと思ってたんですけどね。でもバルサ後5分を守れず。あっさりヘディングを決められ追い付かれます。もうこういう所がホントに苦笑ですよ。ロスタイムに怒濤の攻勢を披露してはみたものの時既に遅しで、結局勝てず。久々に勝ち試合が見れるかと思ったのに。新たな可能性が色々見れたのでサポとしては満足できる部分もあったものの何だかね〜。

第21節 VSセビージャ(A)マルケスやってくれるやん
ビクトール・バルデス君が戻って来たものの相変わらずプジョルがいないDFライン。そのかわり中盤はダビッツが入ってかなり安定してきました。その影響を一番受けているのはシャビなのでは?この日は私の中では完全にMVPです。中盤でのボールキープ、パスの散らし、勝負パス、といった仕事をいつも通りこなしつつ更に前に出て行く時間が増えました。その活動量の豊富さに加え、決定的な仕事もできてましたし、久々に「良いシャビ」を見た思いです。あとはそうですな〜。クライファートが相変わらずヘンテコなシュート決めてくれましたよ。ルイスガルシアのクロスからクルイベル君がヘッドで合わせたんですが、一見ファインゴールなんですよ。ルイスガルシアとクルイベルのアイコンタクトから成ったドンピシャヘッドですからね。しかーし、手前でワンバウンドしたボールをいとも簡単そうに合わせたクライフェルトの軟体ぶりを見ると何故か笑ってしまいます。前半から結構押されていたバルサでしたが、そんな訳で前半31分先制に成功したんですよ。これで後半どうなるかと思いきや、もう後半は防戦一方。ハーフコートゲームかよってくらいにセビージャが押し込みます。あまり元気の無かったガウショが下げられてからは特にそれが顕著となりまして、「こりゃ失点するな」って気配でしたわ。しかーーーーーし、いつになくバルサ粘って、1-0逃げ切り勝ち!その裏にはポストに助けられたり、シャビのライン上クリアがあったり、ビクトール君のファインセーブあり、コクー主将の奮闘あり、ダビッツの闘犬ぶりあり、オレゲールの潰しあり、マルケスの踏みつけあり(笑)。そんな感じで予想外の勝ち方でしたわ。まぁ、マルティーの退場を例に出すまでも無く、両チーム実にファウルが多い激しい試合でした。特にバルサはファウルが多くてあまり気持ちの良いものではありませんでしたが、こういう試合も年間で時には必要かも。セビージャは肝心のレジェスがレイジハーに抑えられて不完全燃焼でしたが、ダリオ・シルバが危険なゴレアドール魂全快で、更にバチスタ、ダニエル・アウヴェス辺りも中々良い感じ。最後にオーフェルさんは後半の結構早い時間から投入されたものの決定的な仕事は特に無し。ただ勝利には渋く貢献しましたよ。クァレスマの様に若さにまかせて突っかける様な事は無いわな〜。

第34節 VSマドリー(A)ベルナベウで雪辱
いや〜、ええ試合やったね。燃えたよ。早朝から燃えたよ。クラシコって事抜きにしても好ゲーム。両者打ち合いましたが、マドリーの弱点がそのまま敗戦に繋がりました。それはDFの甘さ。2失点ともにオフサイドトラップのミスっつうかDF陣の連携の悪さですな。コクーのロビングにジオが抜け出してクルイベルが決めた同点ゴールにしてもロベカルが1人にラインから外れて余ってしまってた為にジオがオフサイドにならなかったし。決勝点のシーンもシャビに対してラウールブラボのみが余っちゃってた。でもそんな事よりも個人的にはバルサイレブンを褒めたいよ。ジオの抜け目無い抜け出し、シャビのスペースに入り込む能力とかをね。それにしてもガウショはええパス出したわ。シャビも難しいシュート決めたし。今季はなんだかシャビ君一皮むけた印象です。守りは相変わらずプジョルに頼ってますね。プジョル1人で守ってるよ。象徴的なシーンが顔面クリアの場面ですな。まぁ、この日はバルデス君も頑張ってたよ。それからエンリケ兄貴。やっぱクラシコには欠かせませんぜ。残念ながらベンチスタートでしたが、我がオーフェルと代わって入るとやはりベルナベウの空気が変わりましたからね。逆転を呼び込んだのはカピタンの影響も多大です。さてマドリーについても触れておきましょうか。一言で言うとグッドルーザーでしたな。1点で終わったのが不思議なくらい攻めてたんですけどね。珍しくジダンが1対1外したり、この日一番キレキレだったフィーゴが退場しちゃう不運な面もございましたが、明らかに皆疲れてるよね。マドリーのシンボルであるラウールが明らかに疲れ切った冴えない表情してましたもん。ソラーリの2戦連続先制弾が決まった時はこのまま行くのかなと思ったのですがね。バルサのしてやったりの快勝ですわ。ベルナベウでマドリーを倒すなんて凄い嬉しい事なんですが、正直複雑です。こんな日が来る事を夢見ていたはずなのに、いざそれが起こると何て言うかねー。そのホームで負けてしまったサポの気持ちが解るだけにね。気遣ってしまいますよね。今季のクラシコはアウェイチームがそれぞれ勝つという結果に終わりましたが、これがそれぞれホームで勝ってたら素直に喜べるのに。でもこの勝利で大逆転優勝の可能性が繋がりましたよ!ひょっとすると、ひょっとするかもよ。

第22節 VSアルバセーテ(H)久々のフィエスタだよ
前半はあんまり良く無い展開でした。シャビのシュートがディフェンスに当たってコースが変わって決まったものの、それ以外の場面はボールは持てどもシュートにはいけず状態で、カンプノウも結構ブーイング。ロナウジーニョのサスペンションを指摘されても言い返せない状態。サビオラも先制のアシストのポストプレーは見事でしたが、前半はゴール決めれず。惜しいチャンスはあったけどね。その分、後半爆発しましたよ。まずはそのサビオラから。ルイスガルシアの右からのクロスをドンピシャヘッド!はGKに阻まれますが、こぼれ球を押し込みます。そしてここからゴールラッシュが始まりました。3点目はクアレスマ。ドリブルで左サイドを切り裂くと中に切れ込んで右足を振り抜いたミドルシュートが決まりました。リーガ初ゴール。更にダービッツもリーガ初ゴールを決めます。ルイスガルシアのセンタリングはDFに当たってコースが変わりましたが、丁度サビオラに合います。で、サビオラがトラップした所を闘犬がかっさらって右足でゴール。コネーホはゴールを盗まれた格好ですが、ダービッツのゴール前でのシュートの振りの速さと強引さは御見事でした。これで4-0と一気のゴールラッシュで勝負を決めます。あの攻めあぐんでた前半は何だったんだ?ってくらいにね。得点経過だけを見てると右ルイスガルシア左クアレスマというライカールトの配置が当たった格好。更に選手交代も当たります。試合は決まってクライフも席を立った後半ロスタイムでしたが、オスカルロペスのスルーパスをセルヒオがスルーした所に走り込んだのはエンリケ兄貴!GKとの1対1も難なく決めてダメ押しのゴール。途中から入ったセルヒオとカピタンが結果を出しました。兄貴はフェイスガードも痛々しかったんですが、やるときゃやるね。アルバセーテが弱過ぎたってのもあるけど90分通じて自由奔放にフットボールをしていたバルサが楽勝でカンプノウを後にしました。クルイベル、プジョル、オーフェル、イニエスタの故障やライジハー、ガウショの出場停止も影響無いくらいにね。モッタは復帰できて良かった。アルバセーテはホームのバルサ戦でも退場者出して10人でしたが、この日も悲劇は繰り返されました。アランダが頑張ってたくらいかな〜。

第23節 VSオサスナ(A)ガウショのゴラッソが全て
立ち上がりから両チームの実力が拮抗している感じの前半。サビオラがロニーのスルーパスから抜け出したチャンスが一番大きかったかな、なんて考えてた前半終了間際でした。シャビの絶妙な右足アウトパスからサビオラがタイミング良く出て股抜きゴール。良い時間帯で先制点を奪います。後半逆襲のオサスナはバカヨコを投入します。そこからバルドが絶好機を得ますが空砲。でもリベンジのチャンスはバルドにも。2度目の抜け出しはバルデス君のファウルを誘ってPKを得ます。これをプニャルが真ん中に決めて同点。ゲームが白熱します。バルサもエンリケ兄貴を投入して燃える試合に油を注ぎます。で、ここまでの展開が全てまえふりかの様なゴラッソが産まれます。ロナウジーニョやってくれるやん。CKこぼれからダビッツのミドルシュートをワントラップで浮かせて振り向き様逆にバイシクル気味にボレー!これで全て決まりましたね。終盤の兄貴のロハなんかも終了後もかすんじゃう衝撃度。この試合これでOKでしょ。他はプジョルが右ラテラルで頑張ってたりシャビの存在感が大きくなっていってるなと思ったりライジハーはCBの方が無難だなと感じたりです。

第35節 VSエスパニョール(H)最高の内容で追撃モード
来たね!バルサが来たよ!!圧巻の内容でしたよ。これぞスペクタクルという出来をバルセロナダービーでやってくれました。リーガ優勝に値するパフォーマンスです。この日のバルサは永久保存だよ。序盤こそ前回のダービーを引きずってる様な感じでカードが乱れ飛びましたが、それも単なる前フリでした。まずゲームを動かしたのはタムード。エリア内で上手くこけてPKゲット。これをド真ん中に緩く決めて先制点を奪います。オレゲールやバルデス君との経験の差を見せつけられた感じです。この日のエスパニョールは、タムード、マクシ、ハッジを残して後は全てディフェンス。しかし、この3人が簡潔で思い切りが良くってこれぞカウンターってのを披露してくれます。特にハッジのパフォーマンスにはフランス98を思い出しましたよ。これでデラペーニャがいればな、って皆思ったでしょうね。で、バルサはって言うとエスパニョールとは正反対の分厚い攻めでゴールを狙います。それにしてもこの日はパスが良く回りましたよ。エスパニョールは明らかについていけてなくって、ガウショ、シャビ、イニエスタはやりたい放題の様相。後はフィニッシュだけでしたが、これも心配には及びませんでした。まずはロニーのゴラッソで同点に追い付きます。散々ゴール前でパスを回した後、イニエスタのクロスをヘッドで決めました。この日ライカールトはイニエスタを右SHに入れた訳なんですが、このセンタリングの精度を見せつけられると大正解だったと言えるでしょう。それでも個人的にはオーフェルきぼんですが。まだまだゴラッソは続きます。お次はシャビのパスをロニーがワンタッチヒールスルーパス!これに反応したコネーホがフレッドソンのチャージをものともせず芸術的に左隅に決めます。実に美しい!!そしてやってくれるやんサビオラ!!!最高のムードで後半へ。まだまだ止まりません。3点目は逆パターン。ガウショのパスをシャビがワンタッチスルーパスでジオへ。これを冷静に決めてリーガ初ゴールとなります。サビオラが開いてジオが入ってくるという連動もお見事でした。この後もパスをガンガン回されてボディーブローくらいまくってる感じでフラフラのエスパニョールは、あっさりと4点目を献上します。ライジハーのセンタリングをルマンスが捕りそこねると、ボールはコロコロっとサビオラの足元へ。無人のゴールにパスをして難なく4点目をゲットします。前半はトリチェッリとかポチェッティーノとかドモローとかが粘り強くディフェンスしてたんですけど、ここまで崩されるとガラガラと崩れるのは致し方無いかもね。結局バルサの大楽勝でデルビーは幕を閉じました。強いぞバルサ!奇跡を期待してしまう程の圧倒的な強さでした。

第36節 VSセルタ(A)燃え尽きる
相手が悪かったわ。逆転優勝に向けて全て勝ちたいバルサなんですが、この時期に一番当たりたく無い相手は残留争いしてる様なチームです。で、セルタ。よりによってこんな豪華なメンツを揃えてる残留争いチームとアウェイ戦ってなんとも間の悪い事。セルタ不調の原因はCLとの併用による疲れと負傷者の多さ、そしてそれに伴う2度の監督交代の悪循環、と言われてますが、この日のセルタはほぼベストメンバーやったからね。試合開始から主導権を握ったのもやはりセルタ。両チームとも必死なんですが、やはり降格が懸かる方が必死なのか?昔のセルタの様な華麗なパスワークが復活してます。バルサは前節の圧勝の勢いも何処へやら?完全に押されてます。失点も時間の問題かと覚悟していた43分やはりこの人エドゥが決めます。皇帝の完璧なポストからの落としはコースを狙って上手く決めました。う〜ん、エドゥは欠かせないですね。後半も3人抜きからPKを奪取したりとキレまくり。前半戦この人が戦線離脱してたのはホントに痛かったですね。で、そのPKですが、ここはビクトール君がリュクサンのキックをストップします。オレゲールは2試合連続でPKを与えてしまったんですがバルデスに助けられましたね。この場面以外は上手く守って成長っぷりを魅せてくれたオレゲールですが、まだまだ若いのぅ。逆転の望みが繋がったバルサでしたが、ガブリやクライファートのシュートは枠の外。サビオラのカバジェロも抜いた決定的なシュートもファンフランにゴール直前で間一髪クリアされます。元はと言えばファンフランのオフサイドトラップミスで招いたピンチだったのにクリアした後は「俺が止めた!!」的なアピールをするファンフラン。そんなファンフランが大好きです。でもこれでスタンドも盛り上がって一体となったのも事実でセルタは虎の子の1点を守り切って残留に向けて前進しました。バルサは遂に負けてしまって、これで優勝も無くなったと言えるでしょう。バレンシアが負け続けるなんて考えられないしね。

第25節 VSバレンシア(A)恩返し
オモロイ試合になりましたよ!前半から両チーム共にフルスロットルで、どっちもパススピード、動き出しが速いので時間が過ぎるのも早い早い。リーガのLVの高さを味わえる試合でした。バレンシアはお得意のルフェテ、ビセンテのサイドアタックを起点にオリベイラ、ミスタ、更にはバラハが飛び込む格好。ルフェテはクロスの質が良いし、ビセンテのドリブルは止めれ無いしで、これにアイマールがいたらと思うとゾッとします。カルボーニも良い味出してたんですが、こういう試合なのにベテランらしからぬタルヘタロハ。追撃ムードがしおれちゃいましたからね。バルサはダビッツが出れない代わりにモッタが先発。彼の持ち味である攻撃性は発揮せれずバランスを重視した闘い。マルケスが途中負傷退場しちゃって急遽オスカルロペス右SBに。そしてオレゲールがプジョルとセンターなんてアクシデントもありましたが90分間粘りのディフェンスで失点を許しませんでした。バルデス君のファインセーブがこの日も光りましたね。攻撃は相変わらずロニーが楽しくやってます。サビオラ、ルイスガルシア、シャビを引き連れてね。流石にアジャラ、ペジェグリーノ、アルベルダそしてカニサレスが堅くて流れの中からゴールは奪えませんでしたが、ジェラールがやってくれました。懐かしのメスタージャでキツ〜イ恩返し弾ですわ。CKからドンピシャヘッドで合わせたんですが、ゴール後もあまり喜んでなかったのは拍手で迎えてくれたバレンシアサポへの礼儀でしょうか?気合いで守ってセットプレーからの1発で勝つというおよそバルサらしくない勝ち方ではありますが、「強くなってる」と実感できた試合でした。それも両チーム共に水準が高かったからでしょうな。後はオーフェルが見たいぞ、ライカールト。

第26節 VSデポルディボ(A)前半サイコー後半バタバタ
「強いバルサ」が出た前半。両チーム共にベースを掴みかねてる印象の序盤でしたが、シャビのFKからガウショがヘッドで合わせてバルサが先制します。すらしながらの難しいヘッドでしたが、ナイス!で続けざまにバルサ。ワンツーで抜け出たシャビが完全にフリーでエリア内に侵入。サビオラはパスに合わせるだけでした。2-0。凄く良い感じです。モリーナのファインセーブなんかもあって中々点入らなかったんですが、勢いにノルとあっちゅう間やね。更にトドメは後半開始早々でした。前線でサビオラが粘ってフリーのルイスガルシアへ。ルイスガルシアは打たずにロニーへ折り返してロナウジーニョこの日2点目をゲット。3-0。これは圧勝やね。と思いきやここからデポルの逆襲が始まります。CLユーベ戦の疲れもあってか冴えない守備をしていたこの日のデポルでしたが、ようやくエンジンがかかります。まずはショートコーナーからロメロのクロスをパンディアーニがヘッドで1-3。更にまたまたロメロのアーリークロスをまたまたパンディアーニがダイビングヘッドで合わせて1点差とします。後半頭から投入されたパンディアーニとフランでしたが直ぐに即効性を発揮します。フランのゲームメイクも光ってましたからね。3点差で呆然としてた筈のリアソールが一転押せ押せムードですわ。更にモッタ退場。後半から出て来たのに後半だけで2枚のイエロー貰ってちゃ駄目よ。10人となって苦しいバルサ。シャビのループがバーを叩いたりと運にも見放されてます。同点も時間の問題か?そんなチームを救ったのはルケでした。あの絶好調男に、この日は悉く災難が降り掛かります。前半から特に目立って無かってんけど後半は逆の意味で目立ちました。まさかゴール前50cmシュートを外すなんて……。クリアする方が難しい程のガラ空きのゴールへのシュート。当てるだけで良かったのに、何処に当ててるのやら。ベベット以来ですね、ああいうシュートを外したのを見たのは。これ以外の場面でもゴールに見放されたルケ君。こんな日もあるよね。って訳でなんとかかんとか勝ちを収めたんですわ。冷や冷やでしたがね。ところでライカールトさん、そろそろオーフェルきぼんです。

第28節 VSムルシア(A)感動したっ!
立ち上がりはホームのムルシアに攻められる最悪の展開。しかしながらバルサにはワンチャンスをモノにするチカラがあります。前半5分シャビのピンポイントFKを合わせたのはサビオラ!ボナーノから先制ゴールを奪います。しかしその代償として、このFKを得たプレーで負傷したルイスガルシアが負傷交代。ライカールトは、たったの5分で駒を切らざるを得ません。俺的にはオーフェルが入ったんでOKなんですが。しかしそのオーフェル、全然試合に入っていけません。ボールに絡めません。どうした?久々の出場だからか?そんな事も影響してか、先制後もムルシア、バルサ双方攻め合って五分五分の展開でハーフタイムへ。ムルシアはエスナイデルを筆頭に中々攻撃的なフットボールを魅せてくれます。若手が結構多くてイキが良いではないか。そして後半。ムルシアのルイスガルシアにポスト直撃FKを喰らったりして冷や冷やしますが、ゲームを決めたのは、あの男でした!!!!62分、ムルシアのFKを防いでからのカウンター。シャビが奪ったボールを受けたオーフェルマルスは、自陣深くから独走ドリブル。持ち前のスピードでタックルをかわしディフェンスを次々に置き去りにするとボナーノ手前まで進出し、転げながらも中へ折り返し。これをロナウジーニョが確実に押し込みました。貴重な追加点。ゴールを決めたガウショは、すぐさま駆け寄るとオーフェルを持ち上げて、オーフェルの功績をスタジアム中にアピールします。祝福に来たバルサイレブンも全てオーフェルを讃えに来ます。若干ロニー可哀想な気もしますが、ちょっと泣きかけたよ、見てて。ドラマやね〜。最近好調のルイスガルシアを尻目に、故障もあってベンチを暖める日々が続いていたオーフェル。この日も途中から入ったものの満足なプレーが出来ず、「やっぱりルイスガルシアがファーストチョイスってのは正しいのか?」と私までも懐疑的になりました。しかし信じてたよオーフェル。後半左サイドにポジションを移してからは見違える様なプレーで再三突破したりクロスを上げたりFK獲得したりしてたんですよ。そしてこのアシスト。ドラマやね〜。いや〜良かった良かった。2点差をつけられて意気消沈したムルシアを完封で振り切ってこれでバルサは8連勝です。この日もジオやクルイベルが怪我で出れないっていう苦しい布陣でしたが、ガブリやオレゲルが穴を埋めてしぶとく勝ってます。

第37節 VSラシン(H)引退試合? 
バレンシアの優勝が決まっちゃったんで、こっからの戦いは所謂消化試合です。通常消化試合は見ない主義なんですが、この試合は別です。だってエンリケ兄貴のカンプノウラストゲームですよ!ま、ホントの所は正式には決まって無いらしいのでラストであって欲しくは無いんですけどね。って思って見てたら試合前から「サヨナラセレモニー」ですよ。あっちゃ〜、これはバルサ退団は確実なんですね。カンプノウも満員で兄貴にボールが回る度に大拍手だし。さてそれならもうバルサラストゲームって事でラストゴールが見たい訳なんですが、いきなりロニーがやってくれました。光速ドリブルからPK奪取です。リプレイで見ると引っかかって無いし、エリアの外だしPKでも何でも無いんですが、審判この試合の意味を良く解ってらっしゃいます。さ〜て蹴るのは兄貴でしょう、舞台は整いました。でも蹴ったのはロナウジーニョ。。。あれ?でも兄貴が「お前が蹴れ」って言ったっぽいんで良しとしましょう。流れの中からのゴールを期待しましょう。でも中々上手くいかんね。惜しいチャンスはあってんけど、ネットは揺らせず途中交代。オーフェルと代わる時も一番の喝采を浴びてカンプノウでのバルサの歴史を後にしました。試合はこのまま1-0でバルサ勝利。兄貴が代わってからは消化試合特有のゆったりした空気のまま終了です。ま、プジョルはイエロー2枚で退場する等相変わらず熱いけどね。

第29節 VSラレアル(H)ハッピーバースデー 
立ち上がりこそニハトを中心としたラレアルペース。それにしてもニハトは危険な選手だ。この日のラレアルは中盤の底に3人を並べる4-5-1でコバはベンチ。1トップのニハトを助けてくれるのはカルピンくらいのものでしたが、ニハトは独力でもいけるからね。シャビの勇敢なクリア等が無かったらいつゴールを破られていてもおかしくなかった。バルサペースになった後半もFKからバー直撃シュートをお見舞いする等、一瞬たりとも気が抜けない男ニハト。コバとの2トップなら更に危険度は増すのですが、後半コバ投入時に代わったのはニハトでした。今のチーム状況を考えた末ドゥヌエとしては勝点1を狙いにいったのでしょう。実際のこり1分まではそのプラン通りに事が進んでいました。クバルメの集中したディフェンスとポティヨンの気合い、レカルテのタイミング良い上がりとシャビアロンソの水準の高さ。そしてアランブルの飛び出し。バルサのペースながらもドゥヌエはなんとかしのぎぎるシステムを確立しておりました。しかしバルサには規格外の漢ロナウジーニョがいます。やってくれたよガウショ!!この試合は正に君の為にあった。全てが筋書きにあったかのような起承転結。まずはロナウジーニョの惜しい場面が続いたんですよ。何人もドリブルでかわしての決定的なシュートも2度、FKも外れる事2度、何本ものスルーパスもゴールには繋がりませんでした。我等がオーフェルも久々の先発で気合い入りまくりでしたが残念ながら及第点の出来。サビオラも好調さを感じさせるものの90分間もたず。魂プジョルは負傷交代で頼みのコクー主将のフリーヘッドも枠の外。そんな感じでラスト1分。ゴール前で得たFK。これをホントにシナリオ通りみたいに決めちゃうんですからこのロナウジーニョって男はっ!!!か〜、オカンも見に来てたみたいやけど大喜びやろうね。FK自体も速くて正確で見事でした。

第31節 VSビジャレアル(H)満足度高し。
結果的にはスコアレスドローでバルサの連勝が止まってしまうという苦い試合でしたが内容的には楽しめましたね。展開は守りを固めるビジャレアルに攻め入るバルサという構図でした。ビジャレアルは時にSHのホセマリ、ロジェールまでもが献身的にディフェンスに戻る徹底ぶりでバルサを苦しめました。攻撃はリケルメとソニー・アンデルソンの元バルサの2人に任せ切り。それでもこの2人は2人だけでも危険でしたわ。それにロジェールは基本は守りとは言え、精度の高い左足を持ってますからね。実際この試合でもFKをポスト当ててはりましたわ。でロジェールも言わずもがな元バルサ。。。。そう今のバルサはこの元バルサ達のアタッキングより楽しい事になってるんですよ。まずはロナウジーニョ。この試合でも90分間常に「何かやってくれる」感をずーと持たせてくれました。実際もうこの男抜きでバルサの攻撃は回らん!この日も楽しいプレーをありがとう。次にサビオラ。コロッチーニとのマッチアップはそれだけで銭取れますね。ワールドユースでチームメイトだった2人ですが、この試合はサビオラに軍配。マッチアップでは完全にやられました。終盤のエリア内3人抜きは特に圧巻。ただコロッチーニ苦し紛れのハンドは審判見逃し。。。。。。ただコロッチーニもサビオラ以外には良いディフェンスしてたよ、彼の名誉の為に言っておくと。で、ルイスガルシアですわ。見ていて体がキレてるのが良くわかります。実際動き出しも抜群でした。後はフィニッシュだけですね。それはこの日のバルサにそのまま通じる事でもあります。久々クライファート登場でしたが、縫い目みたいなアノ髪型は何なんでしょう?日に日にオモシロくなっていきますね。

第33節 VSマラガ(H)ルイスガルシア光る
完勝でした。チーム力の差をまざまざと見せ付ける大勝です。マラガホームではボロボロにやられましたけど、あの時とは全く別のチームの様です。もうチャンス作りまくりですよ、ロナウジーニョ。それに反応してたのがルイスガルシアでした。動き出しのタイミングは抜群ですわ。ただシュートは中々決まらんけれどもね(^^)なのでサビオラからのスルーパスを決めた時は大喜びしてましたけどね。ま〜彼はチャンスメーカーですから。1点目が真骨頂じゃないですかね?サビオラとのイメージの共有での得点でした。マラガDFが3人もいるのにピンポイントでサビオラ1人に合わせましたからね。サビオラの消える動きもGOODでしたが。3点目はコクーの狙いすましたミドル。散々ボディーブローの如く揺さぶった挙げ句のミドルだったので効果的でしたな。前半で3-0として更に内容も圧倒的、この時点で勝負アリでした。後はガウショに翻弄されるヘラルドを見て楽しんだり、後半から入ったイニエスタのゲームメイクっぷりに感心したり、ライジハーが意外な事ばかりして驚いたり、コネーホが強烈な顔面シュートを喰らわすのを見て笑ったり、レコは頑張ってるなと思ったりですわ。3-0だったのでもうチョット早くオーフェルを出して欲しかったな〜。

第24節 VSアトレティコ(H)新トリデンテ揃い踏み
前半10分の早い時間帯でのサビオラの先制ゴール。一見ライジハーのクリアボールが幸運にもサビオラへの絶妙なスルーパスになった様な感じでしたが、これは偶然ではありません。というのも開始からバルサはこの形を何回か狙っていたからです。勿論あそこまで綺麗に通るとはライジハーも思って無かったでしょうが、狙いとしては頭の中にあった事でしょう。試合を優勢に進めるバルサはニコライディスに同点とされてからも慌てる事はありませんでした。その象徴がガウショの逆転ゴール。コクーとのワンツー、ワンツーから決めたものですが、そのループシュートの軌跡を観て頂くとチームとしての落ち着きが手に取る様に伺えます。今のバルサは自信に満ちてます。ロスタイムのルイスガルシアの追加点もそんな感じ。相手ゴール前でも楽にボール回せてますし、サビオラのクロス、飛び込んだルイスガルシアのタイミングもバッチリ。ルイスガルシアは今季初ゴールでやっと外し王の汚名返上でしょうか。3-1と圧倒して後半へ。後半ダビッツがイエロー2枚で退場して若干バタバタするものの今のバルサは1人少ないぐらいで劣勢になる事はありません。何度かチャンスを作る場面もあり互角の展開でホイッスル。貫禄勝ちってとこでしょうか。ちなみにオーフェルは後半ロスタイムから出場。しょぼ〜ん。

第32節 VSバジャドリ(A)相手に助けられる
この試合色んな事がありました。まず最初の驚きはスタメン。プジョル、マルケス、ガブリ、ジオが出れないので「急造4バック」って感じの面子でした。右からジェラール、オレゲール、コク、レイジハー。うーん不安。そしてコクが1列下がった影響でいつものコクのポジションにはモッタが入ります。後の前線の5人はいつもと同じ。ですが後ろが大丈夫か?って感じです。が開始早々いきなりその不安を逆手に取ります。ライジハーが前に飛び出して来てドリブルで振り切ってエリア内侵入。サビオラへの完璧なプルバックで先制点をお膳立てしました。ひゅ〜、良い感じじゃな〜い。やっぱ引いてるよりは積極的に前へ、って事ですよ。サビオラは元気です。2点目のシーンにそれがより顕著に出ます。スルーパスへの抜け出し方もそうですし、ガウショへの緩いクロスも抜群。周りが見えてるってのが好調さの表れでしょう。2-0で折り返して良い感じで後半へ。でもガウショのやんちゃさが裏目に出ます。GKの持ってるボールを小突いて奪ったんですが、これがイエロー。前半にもリスタート早く始め過ぎて1枚貰ってたのでこれで退場になっちゃいます。楽しいプレーなんですがタイミングが悪かったかなぁ〜。残り約35分を10人で過ごす事に成ったバルサ。もうこっからは一方的に攻められちゃいます。でもバジャドリの拙攻に助けられましたよ、正直。前半から決定的なチャンスを何回作られてた事か。やはり急造感は否めませんでした。バルデスまで不安定になっちゃってましたからね。それでもCKからのヘッド1発だけですんだのはラッキーとしか言いようが無い。ま、一番効いたのはイニエスタの3点目でしょうけど。同点に向けて燃えてたバジャドリイレブンでしたが残り5分での段階で2点差つけられたら諦めるわな。このシーンでも代表される様にシャビの強い縦パスってのがこの日はバシバシ決まってSO GOOD。モッタの意外な頑張りもあって何とか逃げ切ったバルサでありましたとさ。オーフェル出せ!ルイスガルシア故障退場って時点でオーフェル出そうよ。代わって入ったエンリケ兄貴がこの日は最後のアシスト以外は結構ミスが目立つ出来だったので余計にオーフェルが偲ばれます。 

第10節 VSラレアル(A)バタバタ試合
この試合は2006年6月に観ました。ちょっと懐かしいです。僅か2、3年でこんなに変わる、ってのも激動の欧州フットボールを象徴してる気がします。この時のラレアルは正に黄金時代で、前年の優勝争いをしたメンバーがそのまま残ってます。前線の4人、コバチェビッチ、ニハト、カルピン、デペドロだけでも胸躍りますが、これを操るのがシャビアロンソ、ってのがまたイイ!!一方この試合のバルサは4-2-3-1システム。バルデス君がゴールマウスを守り、ガブリ、プジョル、コク、ジオの4バックにチャビ、モッタのドブレピボーテが守りを固めます。特にコクーとモッタは縦のポジションチェンジを頻繁に繰り返していました。一方前線の4人は意外にも試合中のポジションチェンジは殆ど無し。ガウショがトップ下でクァレスマ、ルイスガルシアの両ウイングとトップのサビオラをコントロールします。クァレスマとルイスガルシアはもっとポジションチェンジすべきだったと思いますね。特にルイスガルシアは両サイドだけで無くセカンドトップ的なポジションも得意なんですから、左サイドをガウショに任せて中に入ってもおもしろかったと思う。ガウショも左からの崩し好きやしね。そういう意味ではやはりまだまだ熟成されて無い頃のバルサです。思う様に結果が残せていなかった頃のバルサです。クァレスマはフェイントからの突破は凄く美しかったが、全てのプレーが後一歩。個人プレーがチームプレーまで昇華していなく、効果的な絡みは殆ど無かった。ルイスガルシアはガウショと好連携を見せたが、フィニッシュの精度が悪かったのがこの頃のルイスガルシアで、この日はまんまそんなプレー。サビオラはこの日は単純に動きが良く無かった。もっと早く交代させても良かったと思う。さて試合はお互い主導権を掴めないまま進みましたがガウショのFKからモッタが頭で合わせて先制します。しかしこのまま終わる雰囲気はアノエタに更々無くって、後半に入るとラレアルが2本のCKからあっさり逆転。2点目はCK時のエリア内での小競り合いをPK判定されたのですが、これは贔屓眼抜きに観てもありえない判定。厳し過ぎる判定でした。ただこの得点は個人的には最高の演出でした。これでライカールトはクライフェルトとオーフェルマウス投入に踏み切りました。そうマイベストフェイバリットプレーヤーであるオーフェルの登場です。そして早速やってくれた。いきなりやってくれた。そう実にオーフェルらしい得点でした。左サイドのドリブル突破から2人を抜き去り、中にカットインして逆サイドネットを狙う弾丸シュート。素晴らしすぎます。完全に「個」の能力だけで決めました。そして喜ばないオーフェル。そうまだ同点に追い付いただけだし、スタメンの座を奪った訳では無いからです。こういう姿勢も渋いよね。さて同点に追い付いたバルサですが、その後あっさり突き放されます。リーガを連覇したバルサからは考えられない脆さとドタバタぶりです。そして更にモッタが暴言で退場。モッタはここまで良いプレーを続けていました。今のモッタより良いかも、って思うぐらいの好プレー。前述した様にコクーとの連携もスムーズだったし、得点を挙げた事以上に中盤でのディフェンスも効いていた。今みたいに危なっかしいファウルも無かったし。だからこそこのロハは残念。結局はモッタはモッタらしかった、って結果になっちゃいました。でもこの状況からまたバルサは同点に追い付きます。ガウショのスルーパスから駆け上がって来たガブリがセンタリングと思わせてシュート。懐かしの名GKベスターフェルトも完全にウラをかかれました。結局3-3のまま終了。全体的に落ち着かない乱打戦でした。ラレアルはCLとの兼務でかなり苦労してる様子で、ニハトに全く元気が無かったし、コバチェビッチが負傷退場してからは完全に迫力不足になった。バルサもまだまだチームを作ってる状態で、ライカールトとしてもクァレスマやルイスガルシアに期待をかけているが、結局クライフェルト、オーフェル、ルイスエンリケのこれまでのメンバーを投入しないといけない状態に追い込まれている。ディフェンスラインでは今と同じでプジョルは気合い充分に頑張っていたが、ガブリ、ジオの両ラテラルは完全に攻撃仕様。それはそれでスタイルとしてはアリなのだが、コクーも基本的にオーバーラップしまくりなので、実質プジョルにだけ負担がかかり、あまり健全な状態とは言えない。バルデス君もまだまだ安定感無いしね。この後マルケス、ダービッツのパフォーマンスで快進撃を魅せるバルサですが、それが納得出来る状態でした。

第6節 VSバレンシア(H)単調な攻め 
この試合も2006年6月に観ました。バレンシアのメンバーは今とあまり変わってないのであんまり懐かしくも無い。この日の先発で今バレンシアにいないのはリカルド・オリベイラのみ。これで毎年安定した成績を残しているバレンシアには頭が下がります。熟成の大切さが解ります。一方のバルサはこの日も4-2-3-1。ディフェンスラインが右からプジョル、ライジハー、マルケス、ジオ。最近すっかりCBオンリーのプジョルなのでラテラルだった事を忘れてしまってました。でもライジハー真ん中で使うぐらいなら、この時期でもプジョル真ん中の方が良いと思われ。実際ライジハーもアウトサイドの方が好きやろ?この日のプジョルは目立ったオーバーラップも無く、むしろ中に絞るプレーの方が多かったし。モッタとコクーが出場停止と言う事で中盤の3枚の構成はチャビ、ジェラール、ガウショ。両ウィングにオーフェルとエンリケ兄さんを配置し、トップはクライフェルト。前線の3枚は前シーズンの戦い方をそのまま継承した感じです。4連勝中でしかもその間の失点ゼロ、という絶好調のバレンシア相手にバルサの状態と言えば開幕後未だ負け無しとはいえ勝ちきれない試合が続いています。実際カンプノウでも2引き分けでまだ勝っていません。なのでおのずとペースはバレンシア。チームの完成度もこの時点ではバレンシアの方が数段上でした。攻撃をガウショの個人技に頼り切ってるバルサとは対照的にバレンシアはアイマール抜きの戦い方も既に完成の域。オリベイラの2試合連続ゴールの1点があれば、バルサは恐れる相手ではありませんでした。バルサも序盤こそオーフェルのサイドを上手く使っててんけど、ガウショが徹底マークされると完全な尻窄み状態。っつうかアジャラ、マルチェナ、アルベルダ、バラハの4人で構成されるセンターブロックは硬過ぎです。それに加えてカニサレスがいる訳なんで・・・。ライカールトの選手交代も遅く、完全なる敗北でした。

第9節 VSムルシア(H)未だ試行錯誤 
ドイツW杯のR-16が行われている真っ只中にこの試合を観戦しました。R-16を観ずにこんな2シーズン前の試合を観てしまいました。コッチの方が興味あるんですよ、実際。結果知ってても。さてさてどんなゲームだったのか?未だにホームで白星が無いバルサ。昇格組のムルシアが相手とあって、ここを落とすとマズイって雰囲気はプンプンに出てました。システムは4-2-3-1でGKはバルデス君。ディフェンスラインは右からライジハー、プジョル、コク(C)、ジオ。ピボーテ2枚はジェラールとモッタでウィングにクァレスマとルイスガルシアを配置し、トップはサビオラ、トップ下にロナウジーニョという布陣。この布陣からも見える通りライカールトはマルケスやチャビをどう使うか悩んでいます。2連覇の中心メンバーを使いこなせないでいるライカールトの姿があります。この試合でもチャビは後半から出場、マルケスも後半の終わりあたりから。試行錯誤してます。内容はどうだったかと言うと、まぁ3-0で勝った訳ですが3点とも完全にムルシア守備陣を切り裂いた完璧なゴールでした。バルサのスタイルだからこそ産まれたゴール達。目指していたモノが形になった瞬間であります。しかしながらこれが持続出来るかと言うと、全体的に観れば疑問符が残ります。ハッキリ言ってムルシアは弱かった。だからこそ勝てたとも言えます。その相手に先制ゴールが産まれるまで形らしい形を全然作れなかった。そうコネーホの先制点は突然産まれたのであります。その後はやっとリズムを掴んでガウショから良いパスも出る様になり、ルイスガルシアの動き出しも良く、チャビもプライドを見せ、という好循環が産まれた訳ですが、いかんせん偶発的に感じる。強豪相手に同じ事が出来るのか?出来ないと感じるし、実際出来なかった(笑)まだまだ黎明期だったんです。クァレスマの突破がバシバシ成功してたのも、やはり相手のLVによるものでしょう。

第7節 VSデポル(H)デポルさいこー!!! 
いや〜、この頃のデポルは素晴らしい!!!(この頃は、って書いてますけど、因にこのレポを書いてるのは06年7月)「グランデ デポル」時代真っただ中ですからね。非常に美しいフットボールです。だって先発メンバー聞いただけでワクワクするメンツですからね。モリーナ、M・パブロ、アンドラーデ、ナイベト、カプデビラで形成する最強のディフェンスライン。その前にはマウロとセルヒオの(当時)リーガNO1ドブレピボーテが構え、ビクトル、バレロン、ルケで構成される破壊力抜群の2列目。そしてフィニッシャー・パンディアーニ!!!。最強でしょ。こりゃバルサ相手が悪いわ。前シーズン得点王に輝いたマカーイをバイエルンに引き抜かれた直後のシーズンですが、代役トリスタンの代役であるパンディアーニがここまでCLも含めると8試合連続ゴール中という超絶好調ぶり。ここまでリーガ6試合で5点しか取れていないバルサに1人で勝っちゃってる訳ですよ。かといってパンディアーニ1人のチカラでイルレタの4-2-3-1が成り立っている訳では無いのです。つまりパンディアーニが不調になっても問題無し。それはトリスタンが控えているからとか言う事じゃなくって、イルレタのスタイルは1人の選手に依存しないスタイルなのです。だからマカーイだってバレロンだってアンドラーデだって単なる駒にすぎません(ただ彼等が一挙に怪我やなんやらで試合に出れなくなったシーズンにデポルは崩壊していった訳ですが・・・・)。チーム全体でフットボールしてるからこそ美しいのです。それが機能美なのです。と、ここまでデポルを褒めまくってますが、つまりこれがこの時点でのバルサとデポルの差。完成度が全然違いすぎたのです。一見単なる決定力不足の様に見えてしまうバルサの状態ですが、チーム全体の連動性とか選手間のコミニュケーション、スムーズさに於いて雲泥の差がありました。でもそれはしゃーない。実際まだまだライカールトはスタイルを模索していた訳です。この日のスタメンはバルデス君にガブリ、プジョル、コク、ジオの4バック、ジェラール、モッタを中盤の底に置いて、2列目に右からエンリケ兄さん、ガウショ、ルイスガルシア、1トップにサビオラ。そうシステムはデポルと全く同じ4-2-3-1なんです。ただ中身は全然違う。この段階のバルサは最終的な4-3-3に行き着くまでの過程でしか無い。この日はクライファートとクァレスマが怪我でベンチ入りしなかったとはいえ、ライカールトが交代選手を使ったのはサンタマリア君のみ。エンリケ兄さんに代えて後半頭からサンタマリア君を投入した訳ですが、この事からも迷いがうかがえます。確かに前半の兄貴は機能してなかった。代えられて当然のパフォーマンスではあったよ。逆サイドのルイスガルシアが90分間通じて孤軍奮闘していたのとは対照的な姿でした。ただ何故そこでサンタマリア??若手を使って何か今までに無い可能性に懸けたい気持ちはわかりますが結局サンタマリア君は45分間で仕事をする事は無かった。オーフェルをベンチから外してまでやりたかったの?若手を伸ばす事は大事ですが、結局サンタマリア君は2年後の今でも・・・・。で、サンタマリア君を使っただけのベンチワークに終わったライカールト。チャビやマルケスという後々のキーパーソンは依然干されたまま。ドゥーシェル、フラン、トリスタン、と適材適所に必要な時間帯に使えたイルレタとは違ったのです。0-2という結果以上に大きな差があった両チーム。試合後のカンプノウのブーイングも当然。ただこのデポルからバルサが学んだ事ってのは今の連覇に繋がってる気がしますよ。選手個人に話を移すと、まずこの試合の私的MVPはマウロ。これは他を圧倒しています。素晴らしすぎでした。この試合ガウショは結構調子が良かった。しかしそんなガウショに全く仕事をさせなかった。ガウショのトリッキーなプレーに置いて行かれるケースもあったが、それでも最終的にはキッチリ修正した。同胞のガウショを潰しただけで無く、中盤の底でボールを取りまくるし、抜群のタイミングで攻め上がるし、セルヒオとの連携は阿吽の呼吸だし。デポルに占めるマウロ・シウバの大きさを改めて感じさせられた一戦でした。実際デポル崩壊の一番大きな要因はマウロだったと思うしね。あとはルケ。同い年のプジョルとのマッチアップは見応え抜群。その殆どに勝利したルケがデポルの勝利を引き寄せた。もう左サイドで抜きまくりやったからね。ドリブルは力強いし、クロスは正確、そして破壊力抜群のシュートに加え、先制ゴールの時の様に中に入っても仕事が出来る(元々FWやから当然やけど)し、ディフェンスもサボらない。ニューカッスルに行ってから怪我で試合に出てないみたいやけど、この頃のパフォーマンスに戻れる日はくるんかな?最後にアンドラーデを褒めときましょう。これだけチームの完成度が高いのでアンドラーデとしても非常にやりやすい環境だと思います。前ではマウロが目を光らせてくれるし、後ろにはモリーナが盤石の状態。つまり自分は限られたエリアで仕事を遂行すれば良い。そういう環境だからこそ、よりアンドラーデのパフォーマンスが光っていたのだと思います。ラインコントロール、カバーリング、競り合い、ブロック。全てに於いてトップクラスでした。ガウショがアンドラーデに対して苦笑いするシーンが何度見られた事か。相方のナイベトは基本的にダーティ派ですが、アンドラーデはクリーン派。その対称さがまた良い。さてデポルの選手ばっか褒めてますが、バルサの選手は最悪だったのか??何度か書いてますが、ルイスガルシアやガウショは確実に好調状態でした。ガブリも悪くなかった。でも結局はチームとしてだけでなく、個人でも負けたといえます。えー、完敗のゲームでしたよ。

第8節 VSマジョルカ(A)相手に救われる 
連敗でマジョルカ島に乗り込む事になった我等がバルサ。しかしより深刻なチーム状況だったのはマジョルカでした。腐ってもバルサはバルサ、強豪チームです。マジョルカは躍進するシーズンはあっても基本的には草刈り場、降格争いチームです。このシーズンもここまで良い所無く、監督も交代。アラゴネス爺が就任したばかりであります。そんなマジョルカが相手だったからこそバルサは3-0で勝てました。相手に助けられた面が多々ありましたですよ。つまりバルサの内容自体はなんらデポル戦やバレンシア戦と変わっちゃいねぇ。まぁ急激に変わっても怖いねんけどね。相変わらず判断は遅いし、連携もイマイチだし、全体の連動性も無い。でもそれ以上にマジョルカは機能してなかった。前線ではエトーとブルヒングのコンビが全然コンビになっておらず、エトーの個人プレーばかりが目立つ展開。サイドからの切り崩しがある訳でも無く、先制されてる状況でカウンター発動出来る訳でも無く。グズグズのままの90分間でしたね。で、バルサ。相手に助けられたと書いたけど先制点が正にそれ。試合勘が戻っていないレオ フランコのファンブルをサビオラが詰めた先制ゴールがその象徴的シーンでしょう。確かにファンブルを抜きにしてもそれまでの展開も美しかったよ。でもマジョルカじゃ無かったら、あんなに簡単にワンツーも通らないかなと思うし。2点目はガウショがFKを直接叩き込んだ訳ですが、そのシーンでもマジョルカのイケテナイっぷりが目立ちました。いやFK自体は素晴らしかったよ、問題はそのFKを与えてしまったプレー。ジェラールが倒されて得たFKなんですが、ジェラールを倒す必要は全く無かった。だってね、ジェラールもたついてたんですよ。良い展開でチャンスになりそうだったのにジェラールにボールが渡った瞬間流れが止まってしまった。つまり状況判断の遅さですわ。なのにマジョルカDFはファウルで倒してしまった。全くそんな必要性は無かったのに。あんなに余裕が無い状態のジェラールならプレッシャーかけるだけでもファウル取れそうなもんですよ。俺がアラゴネスならブチ切れてるね。で、最後は後半開始初頭、セットプレーからコクーがヘッドで決めて、試合も決めました。正直マーク甘すぎね。ライカールトは前節からエンリケ兄貴をクァレスマに代えた以外は同じメンバー、同じシステムで試合に臨みました。後半頭からサンタマリアを右ウィンガーと代える展開も同じ。前節よりは余裕があったので、ガウショを休ませたり、クライフェルトにチャンスを与えたりする交代をしましたが、プラン自体は前節から何も変えてきませんでした。彼の中での転換期はまだまだ先のハナシであります。この試合ではルイスガルシアが相変わらず好調。ドリブルを仕掛ければ常に「抜く」という結果を出し続けました。サンタマリア君も余裕がある展開と相手の弱さもあってか果敢に突破を試みており好印象。突破は出来てもクロスの精度が全くもって低かったのはいただけないがね。とりあえず決定力不足の声を吹き飛ばす結果、そしてそれなりに収穫も得た試合。ただ後半ロスタイムのガブリによる全く必要の無いロハ、バルデス君のファンブルからの失点(お返し??)、に象徴される様にまだまだ王者への道のりは長いと感じさせる一戦だったのであります。

第9節 VSベティス(H)半歩前進? 
ここ4試合を連続3得点と調子が上向きつつあるバルサ。4試合で12得点を奪い負け無しなんですから、当初の頃よりはマシになってます。まぁ相手が弱いってのもあるけど。さてそんなバルサがカンプノウで相対するのはベティス。バルサよりも調子が悪い状態なのに頼みのホアキンが出れません。正直これを落としてる場合じゃありません。しかしガウショが前半早々負傷退場。それまでベティスディフェンスを翻弄する動きを見せていたので、これはアクシデントと言えます。そして代わりに入ったのがクライフェルト。一時期の騒動もようやく収まりサポーターからも拍手で迎えられます。UEFA杯でも結果を出しており、この試合でも引き続きアピールしたい所でしょう。ですが、そんなクライフェルトに中々チャンスは回ってきません。非常にベティスは集中して守ってましたね。前線の迫力が無いぶん最初からエンパテ狙いの様な姿勢を感じ取れます。ゲームメイカーがいなくなったバルサはクァレスマ、ルイスガルシアのサイドアタックとサビオラの個人技で打開を試みますが・・・。こういう時はセットプレーや相手のミスが勝敗を分けます。で、まんまそうなりました。前半も終わりにさしかかった43分。ルイスガルシアの左からのクロスをコントレーラスがファンブル。ファンブルっつうか掴めなかった。これをクライフェルトが押し込んで先制であります。ようやく今季リーガ初ゴール。安堵の表情のクライフェルトをチーム全員で祝福します。ここまでの経緯を知ってるだけにね。良い時間帯に入れた事で良いムードでハーフタイム。しかしこれが落とし穴でした。余裕を持って迎えた後半。しかし早い時間帯に同点に追いつかれます。で、これがまた同じ様なミス。不運な面もあったけどね。ゴール前のコボレ球をプジョルとコクとバルデスがお見合い。これをかっさらわれました。バルサらしい失点、バルサらしい展開であります。この後はバルサの猛攻です。ベティスはカピタンのイトが退場し数的不利になった事もあり更に後ろ向きな戦いに。ライカーは疲れの見えるルイスガルシア、ガブリに代えオーフェルとライジハーを投入。この日の交代投入選手って全員オランダ人やね。オーフェルは右サイド一辺倒だった攻めを変えました。ルイスガルシアがバテてからは完全にクァレスマによる右サイドアタックばっかりやったからね。後は決めるだけ、って展開が続きます。こういう時に決めてくれるのがストライカーなのですが、この日はサビオラもクライフェルトも結果は出せず。そんな展開に終止符を打ったのはマルケスでした。チャビのCKをドンピシャヘッドで決めて膠着したゲームにピリオドを打ちました。マルケスも今まで干されてた鬱憤を晴らす形になって喜ばしいことでしょう。この日だったジェラールの長期離脱とモッタの出場停止により出番が回って来た格好やからね。でもそのチャンスをキッチリと活かした。基本はチャビとドブレピボーテを組んでいましたが、バルサのワンサイドゲームとなった後半は最終ラインのコクーとポジションチェンジをしCBへ。コクーの攻撃力を活かす為ですが、ここでもキッチリとCBでの仕事をこなしたマルケスは見事です。そして抜け目無くセットプレーからゴール。04-05シーズンは3センターの底として、05-06シーズンはCBとしてそれぞれリーガ制覇に多大な貢献をしたマルケスですが、その序章となりそうなこの日の活躍でした。結果的には2-1で勝利し勝ち点3を手に入れたバルサ。相手が10人になったからこそ勝てたって事は全員が意識してるでしょう。ガウショ不在で攻撃パターンが乏しく数的有利なのに決定的なチャンスはあまり作れなかったし、失点のシーンを含めてディフェンスラインはまだまだ不安定だし、と課題を挙げるとキリがありません。なので半歩前進って感じかな。

第12節 VSビジャレアル(A)勝負弱い 
ドン底だったシーズン開幕当初から比べると上向きの調子になってきたバルサ。ですがこのまま簡単に昇りつめれるか、っとなるとそう簡単にいかないのがリーガエスパニョーラなんです。そう実感させられたこのビジャレアル戦でした。まずこの試合前の最大のトピックと言えばガウショの負傷欠場でしょう。前節前半早々に負傷退場してしまいましたが、どうやらその怪我は数週間かかるそうです。でライカーがどう10番の穴を埋めたかというと、チャビを1列上げた訳です。ですがこれは完全に失敗でした。別にチャビ1人が悪かった訳じゃないけど全くリズムが産まれませんでした。動きが少ないって言うか動けないって言うか。バルサの出来に関係無くビジャレアルが良かったってのも理由としてある。バルサを放出されたリケルメが辿り着いた田舎町のビジャレアル。リベンジに燃えるリケルメは古巣の前で最高のパフォーマンスを披露しました。04-05シーズンのリーガで躍進し、05-06シーズンにはCLでもベスト4までいったビジャレアル。しかし元々は2部が指定席の田舎クラブでしかありませんでした。で、そんなクラブが何故勝ちまくったのか。その勝因をここで長々と書いてもアレやし、もう違うところで沢山書き尽くされてるので敢えて書きませんが、原動力の1つとしてリケルメの存在がある訳ですよね。リケルメという素晴らしいポテンシャルを持った選手を最大限に活かす為のチームを作ったのが勝因だった訳です。そんなミラクルサブマリンの原型となる姿がもう既にこの日のエルマドリガルにはありました。完全にリケルメは「王様」としてプレーし、それに周りが合わせまくってました。王様リケルメは絶対的なキープ力を誇り、その時点で取られないばかりかそこから正確なパスを出し続けました。特徴の1つとして挙げられるセットプレーの正確さも脅威で、コロッチーニとのアルゼンチンホットラインで導いた先制点にも結果として表れています。そんな王様に呼応する様に右からはグアイレが、左からはホセマリが、そして中央にはもう1人の王様とでも言うべき存在のソニー・アンデルソンが、それぞれ抜群のフォローを見せます。更に大外から攻め上がるベレッチとの呼吸もピッタリです。そんな訳で、前半はスコアこそ1-0ですが、完璧な内容を見せたビジャレアルと何も出来なかったバルサ、正味の点差は10点ぐらいあったと思います。でも実際は1点差ってのがフットボールのおもしろい所。そうバルサにチャンスは残されていたのです。後半、そのチャンスをライカーは活かします。まずはハーフタイムに一気に2人交代。サンタマリア→オーフェル、マルケス→イニエスタ。この交代の意図はサイドアタックの活性化とトップ下の改善です。まずサイドアタックですが、この日はサンタマリア君とルイスガルシアが担当。では前半の出来はどっちが悪かった?と聞かれるとこれは間違い無く左の22番です。右の37番はガブリと連携して頑張ってる印象の方が強かったよね。まぁ左はジオが全然上がらなかったせいもあるけど。でも実際の交代は逆で、後半からルイスガルシアは右へ行き、オーフェルが左に入りました。コンディションの問題とかもあるとは思うけど、名前で残した印象は強し。トップ下ですが、前半のチャビは全く機能していなかったのでここを改善するのは当然。ライカーは単純にチャビを交代さすのでは無く、チャビを1列下げ、モッタと共にドブレピボーテを組んでいたマルケスを下げました。そしてトップ下にイニエスタを配備。エンリケ兄貴では無くイニエスタってのがポイントです。今のイニエスタなら納得の交代ですが、この時代のイニエスタはまだまだ確固たる地位を築いていた訳ではありません。サンタマリアの先発起用といい、イニエスタといい、ライカーはかなり思い切ってます。っつうか兄貴を軽視しすぎです。まぁそんな事はさておき、この交代でバルサは甦りました。前半とはまるで別のチームです。左からオーフェルが果敢にチャレンジし、それに呼応する様にジオも上がりまくります。前半全く上がれなかったジオから考えると、オフサイドに引っかかる姿は別人のようです。チャビも持ち前のパスワークを本来のポジションで発揮しリズムを作ります。イニエスタもトップ下で今と変わらない動きを披露。前半あれだけ良かったビジャレアルが嘘の様に追い込まれてます。ここが今のビジャレアルと違う所ですね。今のビジャレアルはこんなに簡単には崩れません。前半とは全く逆の展開なので当然ゴールはバルサに入ります。モッタを下げサビオラまで投入したライカーの攻撃的姿勢が実を結び、クルイベルが同点ゴール。前節に引き続き、またしてもコボレ球を押し込んだだけですがストライカーにとって大切な事です。ライカーの先発起用に応えました。さて同点に追いついたバルサですがペースを落としません。同点に追いつき守りに入る訳ではなく逆転を狙います。まぁそうなってもおかしくない内容ですからね。しかしまだまだ甘かった。ロスタイム、劇的決勝弾を挙げたのはソニー・アンデルソン。ベレッチのクロスを難しいヘディングで決めました。何事も簡単にはいきません。バルサの先輩が若きバルサイレブンに教えてくれたゴールでした。

第16節 VSエスパニョール(A)歴史に残る荒れ試合 
ここ4試合を1分3敗と最低な状態で過ごしているバルサ。前節はあろうことかクラシコで敗戦してしまいました。しかもカンプノウ。どれだけの圧力をマスコミやクレから受けてモンジュイックに乗り込んで来たかは想像に難くありません。こんな状態の時にモンジュイックでやるのはハッキリ言って嫌な筈です。カンプノウでは圧倒しているバルセロナデルビーの成績ですが、モンジュイックではほぼイーブン。勝てばノレる相手ではあるけれども、なんでこんな時期にデルビー2連発やねんってのがライカーの本音ではないでしょうか。明るい材料としては欠場が続いていたガウショの復帰。仕切り直しにはもってこいです。っていうのが試合前の状況。で、実際の試合はどうだったかと言うと、これがホントに凄かったよ。ある意味試合じゃなかったね。主審のピノ・サモラーノによるワンマンゲームでした。最初は良い試合だったんですよ。デラペーニャのFKをジョルディ・クライフがダイビングヘッドで決めるという、もうバルセロニスタには堪らない展開(笑)。バルサもすぐさま1分後にオーフェルが左サイドを崩し、クルイベルのポストプレーからガウショのシュート、という流れる様な展開から追いつきました。そうここまでは白熱したシーソーゲームで両チーム非常に良かった。バルサの状態が悪い、って最初に書きましたがエスパニョールこそ悪い。だってこの時点で最下位やからね。デルビーを浮上のきっかけにしたい想いはエスパニョールの方が強いと言えるでしょう。で、そんな好試合をブチ壊したのが主審。40分からですね、おかしくなったのは。CK時のマルケスのハンドリングを巡ってエスパニョールが猛抗議。このプレーからモンジュイックはヒートアップしました。で、これにのせられたのが主審。その1分後デラペーニャを1発退場させます。後方からのタックルだったのでデラペーニャもイエローは覚悟してる様な表情でしたが、ロハでした。呆然とするデラペーニャ。実際イエローが妥当だとは思う。明らかに雰囲気に呑まれております。この流れは後半も変わらず。ハーフタイムで選手達もスタジアムも落ち着きを取り戻したのに主審だけは取り戻せていませんでした。後半早々マルケスをピッチ外に追いやると、その4分後にはクァレスマが餌食に。更に10分後にはソルデビジャがピッチを後にし、その4分後にはコクーが諦め顔でキャプテンマークを外しました。もうカードを出す判断基準が狂いまくってます。終了間際にもロポを血祭りにあげたピノ・サモラーノは両チーム仲良く3人ずつの退場者を出しました。イエロー計12枚、レッド計6枚ですからね。最後にロポが退場した時なんかWOWOWの実況の人もノーリアクションやったもんね。驚きゼロやった。でも確かにそうなるわ。っていう感じのある意味歴史に残るデルビー。いつまでも語り継がれるデルビーにはなりました(ーoー)。なんか誰が良いプレーしたとか、チーム戦術がどうだとか、そういうのを語るのも馬鹿らしくなる試合です。だって最終的なバルサのフォーメーション4-2-1やで。最初は4-2-3-1だったんですよ。どういう訳かこれまでスタメンを守り続けてきたバルデス君を外してルストゥを先発に据えたライカー。クラシコのショック療法でしょうか。まぁこんな荒れ試合になったのでルストゥ起用の効果は全く見えませんでしたが。プジョルが出場停止のDFラインは右からガブリ、マルケス、ライジハー、ジオ。ドブレピボーテにはチャビとコクーが入り、2列目は右からクァレスマ、ガウショ、オーフェル。1トップにクルイベルです。クラシコで素晴らしい活躍をしたオーフェルは好調を維持し、この日も抜きん出た存在でした。全ての攻撃は左サイドから始まる、といっても過言では無かった。ただオイシイ所をガウショに持って行かれたり、GKとの1対1を決めれずヒーローになりそこねたりする辺りはオーフェルらしいが(苦笑)。クルイベルも2ゴールを挙げ勝利に貢献しました。得意の軟体シュートとGKのファンブルを突いたゴール。2得点ともに「らしい」ゴールでサビオラとの差をアピール出来ましたね。そんなバルサが最終的には4-2-1。DFラインは右からガブリ、ライジハー、アンデション、ジオ。で中盤から前が問題で、ドブレピボーテにチャビとジェラールまでは良いのですが、その前がエンリケ兄さん唯一人。無茶苦茶ですわ。それでも相手も同人数ですからチャンスがあった、ってのがオモロイ。でそんなチャンスを兄さん決めれず。完全なるプレゼントパスやってんけどね。ますますライカーに干されちゃうぞ・・・。終了間際にアンデションが復帰出来たのは明るい話題か。でもこの直ぐ後の冬のマーケットで移籍しちゃうのよね。好きな選手だったので残念に思ったのを記憶してます。

第27節 VSマジョルカ(H)ドリームチームの試合 
この頃のバルサはもう絶好調中の絶好調ですわ。いや好調って言葉は正確じゃ無いね。もう実力になっております。シーズン序盤の迷走は何処へやら。システムも現在のリーガ連覇スタイルが出来上がっております。この日の先発はバルデス君とDFラインは右からライジハー、プジョル、オレゲル、ジオ。中盤の3センターは黄金のチャビ、コクー、ダビッツ。そして前線にルイスガルシアとガウショ、エンリケ兄貴が並びます。この日はサビオラが出場停止、マルケス、ジェラール、クルイベルは故障。なので兄さんが1トップなのです。もうスタイルが確立されたバルサですから降格争いをしているマジョルカなんて敵じゃないのです。しかもカンプノウですから。なにせ6連勝中ですから。開始早々にアッサリとルイスガルシアがミドルを叩き込むと、相手GKのミスを逃さず兄さんが流し込んで2-0。もうこの時点で一気にフィエスタモード突入であります。序盤で試合を決めちゃいました。結局追加点としてはこの後更にルイスガルシアがダメを押したものだけでしたし、終了間際に油断しすぎて2点取られたのでスコアとしては3-2。結果だけ見ると、とてもフィエスタの様には見えませんが完全にフィエスタ試合でした。それぐらい余裕を持った試合運びが出来たし、チカラの差も歴然でした。3点しか取れなかったけど、バーに当てまくっちゃったからね。ルイスガルシア、兄貴、チャビ、ジオと4本も当たったからね。おもしろい様にパスはポンポン回るし、それに対する全員の動き、連動性も抜群。次から次にファンタジーが産まれ、それでいて隙も無い。これぞドリームチームの試合なのだ。この試合のMVP?う〜ん、これが即答出来ないぐらい皆良かった。バルデス君も少ないピンチを確実に消していた。キャッチングの技術が飛躍的にシーズン当初より上がっておる。自信も漲っておる。バルデス君がキャッチする度にベンチのルストゥがしつこいぐらい映し出されていたが、最早ポジション争いに終止符は打たれていますよ、この時点で。ディフェンスラインでは相変わらずプジョルが良い。相手が弱くてもアノ気合い。カバーリング、競り合い、全てに於いてすっかりディフェンスリーダーになっております。これも結局はコクーが中盤の底で固定された影響でしょ。そして黄金の3センター。全員サイコー。いや改めて思ったよ。このシーズンを最後に黄金の3センターの内、コクーとダービッツが移籍してしまうんですよね。で、俺は激怒する訳です。アホかと。躍進の中心は誰やと思ってんねんと。でも次のシーズンからバルサはリーガを連覇。この当時コクーとダービッツにしか出来ないと思っていた仕事はマルケスとデコがキッチリ引き継げた訳でした。でもねでもね、今改めて見てもダービッツは凄い。デコは穴を埋めてますけど、仕事の種類としては全く違うわ。ダービッツのガッツキはデコにはやっぱり無いからね。だからデコはデコなりの方法でやってる訳で、それはそれでこの日のダービッツを見ると余計にデコの素晴らしさも解る訳なんですよね。あとこの日の主役として忘れてはいけないのがルイスガルシア。2得点以上の活躍でした。右サイドを完全に制圧してました。現在のレッズにおける存在感がやっと出て来ています。ガウショがあまり目立たなくてもCFがいなくても勝てたのは、まぁこういうチーム全体のチカラがあったからですわ。マジョルカはエトーとフィニディー・ジョージのアフリカンホットライン以外はノーインパクト。エトーは終了間際に実質2得点し、流石の存在感。バルサへの移籍を確実なモノにした(笑)