チャンピオンズリーグ アウォーズ02-03
ここでは、02-03CLで活躍した選手を表彰していきたいと思います。
ただ、独断と偏見で選ぶとバルサの選手ばかりになってしまったりするので、一応ノミネート選手をピックアップしてみました。
ノミネート基準1 ベスト8チームの選手から選ぶ
1次GLで敗退したチームの中でも素晴らしい選手はいます。カーンが世界有数のGKである事やオーウェンが世界トップクラスのFWである事に異論を唱える人はいないでしょう。しかし、勝利に繋がってこそ良いプレー、という勝手な基準にしたいと思います。故に2次GL突破の8チームの中から選びます。
ノミネート基準2 出場時間2/3以上の選手から選ぶ
勿論、短い時間で結果を残す事は凄い事ですが、試合に出てこそサッカー選手、という勝手な基準で選びたいと思います。大怪我に見舞われた選手は運が無かったと言う事で。やっぱり監督が常に「試合に出さねば」ハードスケジュールでも「こいつは外せない」って衝動にかられる選手は良い選手が多いハズですから。所属チーム全試合中2/3以上は出てないとねぇ〜。
てな感じでノミネート選手です。
バルセロナ
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アヤックス
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バレンシア
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ユナイテッド
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デ・ブール 1078分 2G | トラベルシ 1203分 1A | カニサレス 1061分 12失点 | バルデズ 967分 12失点 |
プジョル 1069分 | キヴ 1052分 | アジャラ 1076分 | ファーディナンド 900分 |
シャビ 1034分 1G4A | ガラセク 986分 1A | ペジェグリーノ 977分 | オシェア 998分 |
モッタ 1032分 2G2A | マクスウェル 1001分 2A | カルボーニ 887分 | シルベストル 909分 |
サビオラ 922分 7G1A | ピーナール 877分 2G | アルベルダ 945分 | ギッグス 965分 4G1A |
クライファート 1085分 5G | イブラヒモビッチ 1014分 5G1A | バラハ 1019分 4G1A | |
ファンデルメイデ 935分 1G1A | アイマール 843分 3G5A | ||
カレウ 979分 5G5A | |||
マドリー | インテル | ユヴェントス | ミラン |
カシージャス 1350分 21失点 | トルド 1440分 19失点 | ブッフォン 1350分 16失点 | ジーダ 1110分 5失点 |
サルガド 1350分 1G1A | サネッティ 1440分 | テュラム 1340分 | ネスタ 1228分 |
エルゲラ 1320分 | コルドバ 1245分 1G | フェラーラ 1081分 1G | マルディーニ 1490分 1A |
ロベルトカルロス 1314分 1G2A | ディビアッジョ 1004分 2G1A | モンテーロ 1216分 2G | カラーゼ 1120分 2A |
フィーゴ 1301分 1G3A | ヴィエリ 991分 3G1A | タッキナルディ 1150分 2G | ガットゥーゾ 1053分 |
ジダン 1186分 3G4A | クレスポ 989分 9G2A | ダーヴィッツ 1166分 1G2A | シードルフ 1093分 1G4A |
ラウル 1057分 9G6A | ネドヴェド 1366分 5G1A | ルイコスタ 1153分 6A | |
デルピエロ 1082分 5G2A | インザーギ 1089分 10G2A |
まずは、ベスト11を決めたいと思います。システムは8チーム全てが基本採用の4バックで。なのでシステムは4-2-3-1で。
では、ポジションごとに選んでいきます。複数のポジションをこなす選手が沢山いますが、それぞれ主に担当する場所にしました。
◆ベスト11
ゴールキーパー
カニサレス、バルデズ、カシージャス、トルド、ブッフォン、ジーダ
ジーダのたった5失点ってのが凄いインパクトあります。優勝キーパーだし、すんなりジーダでも良いのですが、安定感抜群だったカシジャス、高難度のセーブを披露してくれたブッフォンも捨てがたいです。でも個人的にはトルドが凄かった。まさに鬼って感じでした。バレンシア戦なんて圧巻だったし。って事でトルド。
右サイドバック
トラベルシ、サルガド、サネッティ、テュラム
果敢なオーバーラップで楽しませてくれたトラベルシ、渋くマドリーを支えたサルガド、鉄人サネッティ、センターでも大活躍のテュラム、難しいですね。個人的に好きなのはサネッティなんだけど、一番恐かったのはテュラムなのでテュラムで。
センターバック
デ・ブール、プジョル、キヴ、アジャラ、ペジェグリーノ、ファーディナンド、オシェア、エルゲラ、コルドバ、フェラーラ、モンテーロ、ネスタ、マルディーニ
2人選びたいと思います。常に崩壊気味だったバルサDFを時には1人で支えたプジョル、アヤックス躍進の原動力となったキヴ、コンバートにも高い能力で対応し一年間全うしたエルゲラも素晴らしかった。オシェアはSBにCBに右に左にといろんなポジションで貢献しましたが、それが災いしてこの蒼々たるメンバーの中ではちょっとパンチに欠けますね。スピードとフィジカルで唸らせてくれたコルドバ、ユーベとミランのコンビは完璧だったし、うーん悩む。コルドバとマルディーニで。
左サイドバック
カルボーニ、シルベストル、ロベルトカルロス、カラーゼ
歳を感じさせなかったカルボーニに、攻撃力ケタ外れのロベルトカルロス、攻守両面で重要だったカラーゼ。トータルでカラーゼを推したいと思います。
守備的ミッドフィルダー/ボランチ/センターハーフ
シャビ、ガラセク、アルベルダ、バラハ、ディビアッジョ、タッキナルディ、ダーヴィッツ、ガットゥーゾ、シードルフ
いろんなタイプがいて難しいのですが、大雑把に攻撃に比重を置いている選手と、守備に比重を置いている選手と、それぞれから各1人計2人選びたいと思います。どうしても贔屓目に見てしまうシャビ、見事な4ゴールだったバラハ、シードルフはバランス良く活躍し、タッキナルディは2本のファインミドルショットが印象的。ガラセクは若いチームに経験と安定感をもたらし、ダーヴィッツ、ガットゥーゾは文字通りの汗かき役に徹していました。ガットゥーゾとシードルフで決まりかな。
右ミッドフィルダー/右サイドハーフ/右ウィング
ファンデルメイデ、フィーゴ
ファンデルメイデの攻撃性は勇敢で楽しかったけれども、流石にまだフィーゴの領域には及ばないでしょう。
左ミッドフィルダー/左サイドハーフ/左ウィング
ギッグス、モッタ、マクスウェル
モッタの成長ぶりは純粋に嬉しかったし、マクスウェルの多様性も躍進の鍵でしたが、いまだ錆びつかない切れ味を魅せてくれたギッグスで決定でしょう。
攻撃的ミッドフィルダー/トップ下
ピーナール、アイマール、ジダン、ネドヴェド、ルイコスタ
今季はネドヴェドで決まりですね。ゴール前では最も危険だったアイマール、別次元のジダン、アシスト連発のルイコスタ、試合ごとに成長していったピーナールも忘れる事はできませんが。
フォワード
サビオラ、クライファート、イブラヒモビッチ、カレウ、ラウル、クレスポ、ヴィエリ、デルピエロ、インザーギ
ゴール量産で突っ走ったインザーギ、能力の高さと大舞台での強さを魅せたデルピエロ、ヴィエリはセリエでは破壊的なゴールラッシュを見せたが、CLでは途中まで鳴りを潜め、その分クレスポが稼いだが終盤失速。バルサの凸凹兄弟も連勝記録作りに大きく関わったものの、ラウルの貫禄と勝負強さ、味方の生かし方も評価してラウルで。
フォーメーション図
トルド
テュラム コルドバ マルディーニ カラーゼ
ガットゥーゾ シードルフ
フィーゴ ネドヴェド ギッグス
ラウル
イタリアのチーム所属の選手ばっかになっちゃいました。今季のイタリア勢のディフェンスの堅さを考えると仕方無いですね。不本意ですがバルサ0。。。
次におまけでベンチ入りの7人(CLのベンチメンバーも7人だから)を11人以外からバランスよく選んでみました。
SUB
GK | ブッフォン |
DF | サネッティ |
キヴ | |
ロベルトカルロス | |
MF | バラハ |
ジダン | |
FW | インザーギ |
ちなみにWOWOWが選ぶベスト11は、
ブッフォン
サネッティ ネスタ キヴ マルディーニ
マケレレ
ルイコスタ ネドヴェド
アイマール
ニステルローイ デルピエロ
個人的には、こういう攻撃的なメンバーを選出したかったですけどね。キヴも大好きなんで選びたかったですよ。パオロが左SBって卑怯ね。マケレレ、ニステルは出場時間が足りなかったけど、選ばれてしかるべきです。
◆個人賞
得点王
これは私が選んだ訳ではなく、公式のものです。
12得点 | ルート・ファンニステルローイ |
10得点 | フィリッポ・インザーギ |
9得点 | エルナン・クレスポ |
ロイ・マカーイ | |
ラウール・ゴンザレス | |
8得点 | ヤン・コラー |
7得点 | ティエリ・アンリ |
ハビエル・サビオラ | |
6得点 | アラン・シアラー |
アシスト王
アシストって厳密に言うと公式記録ではない(ですよね?)し、基準も曖昧なので、私の基準でのアシスト王です。私の基準は「ゴールにつながったパス」これだけです。
6アシスト | マヌエル・ルイコスタ |
ラウール・ゴンザレス | |
5アシスト | ジョン・カレウ |
パブロ・アイマール | |
4アシスト | トーマシュ・ロシツキー |
ハカン・ヤキン | |
ジネディーヌ・ジダン | |
エリック・カリエール | |
マウロ・カモラネージ | |
ファン・セバスチャン・ベロン | |
オーレ・グンナー・スールシャール | |
クラレンス・シードルフ | |
ジョン・ウタカ | |
シャビ・エルナンデス | |
ファン・ロマン・リケルメ |
新人王
新人と言っても、今年がルーキーイヤーで無くてもOKです。今年がCLデヴューor今年台頭してきた選手で若い選手をピックアップ。ノミネート選手の中から選びました。
若きアヤックスのベスト8進出に大きく貢献したスティーヴン・ピーナールに決定です。アヤックス栄光の10番に恥じないプレーぶりはラウンドが進む度に進化し、ミランとのサンシーロでの激闘で挙げた2点目が忘れられません。その後のダンスもね。
ベテラン王
新人王があるんだからベテランだって、表彰されてしかるべきです。年々衰えていくなかでパフォーマンスを維持している偉大な選手に贈ります。
マルディーニ34歳、カルボーニ38歳、フェラーラ36歳。イタリア人ベテランDFの活躍が目立ちましたが、その中でもカルボーニのパフォーマンスが見逃せませんでした。ファビオ・アウレリオの台頭もなんのその。ガッチリとレギュラーを離さない老獪なプレーで管理人のハートもガッチリとキャッチ。
最優秀監督賞
最も勇敢でオモシロいフットボールを展開し、なおかつ結果を出した監督を表彰。
やはり今年はロナルド・クーマンでしょう。1次GL突破だけでも大健闘と讃えられた若い集団を、クォーターファイナルまで導いた手腕はお見事。あと1分守れればセミファイナルにも進出していた訳で、最後の最後まで楽しませてくれました。内容も伝統のサイドアタックに組織的な守りと、素晴らしいもので魅力たっぷりでした。
ベストGK賞
ま、これはベスト11のGKと同じですね。
って事でトルド。
ベストDF賞
最も堅かったDFに贈ります。
今季はカルチョの復権もとい、彼の復権の年でもありました。マルディーニです。
ベストMF賞
最もアグレッシブだったMFに贈ります。
ユベントス、ファイナル進出の象徴的存在、ネドヴェドで。
ベストFW賞
最も危険な香りを漂わせていたFWに贈ります。
ノミネートすらされていないくらいに出場時間が短いんですけど、一番点取ってるんですよ。勿論得点王のファンニステルローイに捧げるべきでしょう。
ベストゴール賞
最も美しく、重要なゴールを選出。
1位 |
デルピエロ
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準決勝 2nd leg ユヴェントス×レアル・マドリー | ユーヴェをファイナルに導く重要な2点目。トゥドールからのミドルパスを柔らかくトラップすると、イエロと1on1の格好に。ワンフェイントでイエロのバランスを崩し、得意の「デルピエロゾーン」からファーへ巻くシュートと思わせ、カバーに来たサルガドの裏をかくニアへのコントロール強ショット。カシージャスは、ノーチャンス。大舞台で、これだけの華麗さを持ち合わせれるなんて、流石アレックス。 |
2位 |
フィーゴ
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準々決勝 1st leg レアル・マドリー×マンU | 全観戦者唖然の先制点。マドリーお得意のパス回しでユナイテッドを押し込んでおいて、DFを引き付けるジダンの驚異的なキープからのパスをダイレクトでファーポスト内側へのループシュート。最初はセンタリングがそのまま入っちゃったんだ、と思いました。タイミング的にもクロスだったし。しかし、これはフィーゴ以外には、到底なせない業。ユナイテッドDFに罪は無いでしょう。 |
3位 |
ラウル
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準々決勝 1st leg レアル・マドリー×マンU | この日2得点のラウルの1点目。かのファーディナンドを、無力化させる絶妙のターントラップ。そこからの間髪入れない完璧なるフィニッシュ。ジダンからのスルーパスも見事だった事は言うに及ばず。この2人だったからこそできたであろう別次元のゴールでした。 |
4位 |
マカーイ
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1次GL 第3節 デポルティボ×ランス | このマカーイの同点弾もちょっとありえない感じです。トリスタンの浮き玉のパスをDFから消えながら右足ボレー。ゴールを決められ大の字に倒れるランスGKの心中をお察しします。 |
5位 |
F・インザーギ
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1次GL 第1節 ミラン×ランス | 今シーズンのピッポの爆発を予感させる開幕戦での2ゴールの内、カラーゼのクロスをヘッドで合わせたゴールも素晴らしかったが、こちらも絶品。ルイコスタのキラーパスをDFを背負いながらルイコスタとのワンツーと見せ掛けながらの反転シュート。 |
6位 |
アイマール
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1次GL 第1節 バレンシア×リヴァプール | このゴールは組み立てがとっても素敵です。リバプールゴール前での高速ダイレクトパス回し。完全にレッズDFを崩しています。そして最後は、フリーになったアイマール君が、デュデクのタイミングを外す心憎いまでの冷静なシュート。こんなの見せられた日にはメスタージャ通いづめでしょ。 |
7位 |
ファン・ニステルローイ
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2次GL 第1節 バーゼル×マンU | 自らのヘディング同点ゴールで勢いにノッたのか、その僅か1分後スーパーゴールが産まれます。左サイドでボールを拾うと、DF2人をあっさりと抜き去り、殆ど角度の無い所から逆サイドネットに突き刺す見事な逆転ゴール。夢を観に来たスイス人に能力の高さ格の違い、現実をまざまざと突き付ける非情の一撃。 |
8位 |
サビオラ
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2次GL 第3節 バルセロナ×インテル | カテナチオをブチ破る会心の先制ゴール。シャビの完璧なるスルーパスに抜け出たウサギちゃん。追いすがるカンナヴァロを巧みな身体の入れ方で無力化させると、正確なシュートを突き刺し、トルドをも沈黙させた。カンプノウ及び管理人絶叫。 |
9位 |
ロナウド
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準々決勝 2nd leg マンU×レアル・マドリー | この日ハットトリックの怪物君。中でも先制点の過程が美しすぎでした。勿論バルテズの逆を突くシュートの上手さも絶品でしたが、ジダン、グティと繋がれてのパスが見事。特にジダンのグティへのパスは状況判断、タイミング、強さとも完璧。グティのスルーパスも綺麗だった。 |
10位 |
アンリ
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2次GL 第6節 バレンシア×アーセナル | アンリの大物ぶりに脱帽。GL突破が懸かる大一番で先制され、しかもアウェイ。そんな状況で訪れた絶好機。冷静に打つ事が、どれ程難しいかはおわかりでしょう。しかしアンリは違います。まるで練習でも観ているかの様な落ち着き払ったシュート。数年前までリアルストライカーでは無かったとは、とても思えませんでした。 |
11位 |
ビリンデッリ
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2次GL 第1節 デポルティボ×ユベントス |
二度と再現不可能な気さえするビリンデッリのスーパーミドル。偶然性が高かったようにも感じるが、しかしポストとバーの丁度隅をかすめて入るシュートの弾道は、とっても美しく且つ驚きでした。 |
12位 |
デルピエロ
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1次GL 第3節 ユベントス×ニューカッスル | 今大会も華麗な直接FKによるゴールは何本も見られたが、特にこれは凄かった。俗に距離が短すぎると入れにくいという話はよく聞きますよね。カーブをかけにくいからだそうですが、アレックスにかかればお茶のこさいさいでした。見事なボールの落差!GKは勿論の事、カバーに入ったDFでさえどうしようもないスピードと落差。存在感抜群の一振りでした。 |
13位 |
サビオラ
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1次GL 第1節 バルセロナ×クラブ・ブルージュ | メンディのFKも美しかったこの試合ですが、圧巻は決勝点のサビオラの4人抜きゴール。エリア内でDFに囲まれながらも粘り強くボールをキープ。瞬間的な速さで一気に抜き去るとGKが構える間もなくシュート。もう戦術なんて関係なくなっちゃう個人技でした。 |
14位 |
マカーイ
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2次GL 第5節 ユベントス×デポルティボ | マカーイの技ありシュート。百戦錬磨のユーヴェDFを完全に手玉に取り、思わずニヤリ。3列目から上がってきたドゥーシェルにパスを出すと見せかけての振り向きざまショット。シュート自体も強烈で正確でブッフォンでもお手上げ。 |
15位 |
カモラネージ
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1次GL 第1節 フェイエノールト×ユベントス | カモラネージの名前をしっかり刻み込んだ1発。CKのクリアボールをワントラップドライブミドルシュート。GKが飛びつく姿までもが美しいバーギリギリのショット。ホント、絵に描いたようにね。 |
MVP
最も素晴らしかった選手に贈ります。
本来は、優勝チームから選ぶべきなんでしょうが、もう今季はネドヴェドに尽きるでしょう。おめでとう。
ちなみにUEFAが公式に選ぶ優秀選手は、
GK ジャンルイジ・ブッフォン
DF ロベルト・カルロス
MF パヴェル・ネドヴェド
FW ルート・ファン・ニステルローイ
MVP ジャンルイジ・ブッフォン
下は、UEFAが発表した02-03CLの最優秀選手候補者リストです。この中から上の5人が選ばれました。
GK
ジャンルイジ・ブッフォン(ユヴェントス)
イケル・カシージャス(レアル・マドリー)
フランチェスコ・トルド(インテル)
DF
クリスティアン・キヴ(アヤックス)
パオロ・マルディーニ(ミラン)
アレッサンドロ・ネスタ(ミラン)
ロベルト・カルロス(レアル・マドリー)
リリアン・テュラム(ユヴェントス)
MF
エドガー・ダーヴィッツ(ユヴェントス)
クロード・マケレレ(レアル・マドリー)
パヴェル・ネドヴェド(ユヴェントス)
ポール・スコールズ(マンチェスター・U)
ジネディーヌ・ジダン(レアル・マドリッド)
FW
ラウール・ゴンサレス(レアル・マドリー)
ロナウド(レアル・マドリー)
アンドリー・シェフチェンコ(ミラン)
ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・U)
クリスティアン・ヴィエリ(インテル)
◆おまけ
ベストスタジアム賞
最も雰囲気の良かったスタジアムを選びます。サポーターが醸し出す雰囲気ね。
これは、アヤックスのアムステルダム・アレナですね。スタジアム自体のハード面も勿論美しすぎ&素晴らしすぎなんですが、いつでも満員のサポーターが奏でる雰囲気。そして試合前の恒例のビニール旗振り。日本人から見ると白旗振って、降参してるみたいだけども、大観衆が揃って振る姿は圧巻です。何回も言いますが美しい。
ベストゲーム賞
最もスペクタクルだった試合を表彰。
1位 | 準々決勝 2nd leg ミラン×アヤックス |
心臓停止寸前のシーソーゲーム。逆転逆転の展開もさる事ながら、それぞれのゴールにドラマがあり震えました。そしてロスタイムの結末。実に素晴らしいゲームでした。 |
2位 | 2次GL 第5節 ユベントス×デポルティボ |
どちらもベスト8に向けて負けられないサバイバルマッチ。ハイレベルのゴールの奪い合いの最後を締めたのがトゥドールの出合い頭的ボレー弾とは。。。ユーベの底力を感じた試合。またデポルの散り際の美しさも見事。 |
3位 | 1次GL 第3節 バイエルン・ミュンヘン×ミラン |
死のグループでの死闘。優勝候補同士の対決は息もつかせぬ攻防戦。ピッポの勢いにミュンヘン沈黙。 |
4位 | 2次GL 第3節 バルセロナ×インテル |
個人的会心のゲーム。サビオラの好調ぶりが光った試合。先制点は勿論の事。クライフェルトへのアシストも見事で、クライフェルトお得意の高難易度シュートも満足度を高めるもの。点差以上の快勝に笑いが止まらず。 |
5位 | 準決勝 2nd leg ユヴェントス×レアル・マドリー |
ファイナルへの切符をかけた消耗戦。チームとしての調子が底だったマドリーはユーベの圧倒的なまでの強さにほとんど何もできず。 |
6位 | 準決勝 2nd leg インテル×ミラン |
ミラノデルビー後半戦。お互いのプライドがぶつかりあった壮絶な試合でした。 |
7位 | 2次GL 第4節 ドルトムント×レアル・マドリー |
「ジダンの世界」にヴェストファーレン沈没。ロスタイムまで手中にしていたGL突破への道を掻き消したのは、ポルティージョの若き可能性。最後の最後にチーム力の差が出てしまったか。しかし、ザマー監督の最後まで強きに攻める采配も好印象。 |
8位 |
1次GL 第4節 |
バイエルンにほぼ引導が渡された試合。この日も締めはピッポでした。帝国の最後の意地も見応え充分。 |
9位 |
1次GL 第2節 |
今季序盤のミランの攻撃性が最も出た試合。前線の素晴らしいタレント達がそれぞれ完璧に仕事をこなしての大勝は、ある種のカルチャーショック。 |
10位 | 準々決勝 2nd leg バレンシア×インテル |
バレンシアの多種多様な攻撃のバリエーションが見られてとても楽しい試合。勿論セミファイナル進出を懸けた緊迫感あふれる試合でもありました。もし3点目が入ってたらベスト3に入ってただろうけど。 |
11位 |
2次GL 第1節 |
デポルの2点連取にユーベの追い付くチーム力の高さ。2チームの持ち味が存分に出ていた素晴らしい試合。 |
12位 | 2次GL 第1節 ミラン×レアル・マドリー |
ファイナルでもおかしくない顔合わせは、ルイコスタとシェヴァによるファインゴールが更に価値を高めました。ミスの多かったマドリーに対してミランの戦いぶりは風格さえ漂っていた。 |
13位 | 1次GL 第4節 アーセナル×オーゼール |
ギー・ルーによるシステマチックフットボールがハイバリーで無敵を誇るガンナーズから金星を挙げた試合。11人の組織だった連動性ある90分間の動きは、この時期絶不調だったアーセナルにとってはキツかったか。ゴールの質も素晴らしかった。 |
14位 | 2次GL 第3節 アーセナル×アヤックス |
あっという間の90分間。見逃せない局面が続きとっても満足。挑戦者アヤックスの象徴的存在デヨングのゴールに、ビエラもその実力を認めるしかなかったようだ。 |
15位 | 2次GL 第1節 バレンシア×アヤックス |
一方的に攻められながらも先制点を奪い、ロスタイムさえ乗り切れば金星というドキドキゲーム。試合が動いたのは終盤だったけど、それまでのバレンシアアタックも実に楽しく。カレウの最初のミスが素晴らしいゲームを産んでくれた。 |
総括
まずは、今季も素晴らしいゲーム、素晴らしいゴール、素晴らしい興奮、素晴らしいスペクタクルをチャンピオンズリーグよありがとう。
いろんな事がありました。バイエルン、リバプールの早期脱落。バーゼルの躍進、バルサの連勝記録、ベスト8にドイツ勢0、カルチョの復権、アヤックスの可能性、ミラノデルビー、初のイタリア同士のファイナル。書いていけばキリがないのでこのへんで。CLは2次GLが無くなるとはいえ、スカパーに移るとはいえ来年も続きます。
来年も期待してるよ、CL!